温泉

八ヶ岳エリア

天狗岳 日本一の高所の露天風呂と揚げパンを巡る盆休み

長野県茅野市と小海町にまたがる天狗岳(てんぐだけ)に登りました。 北八ヶ岳と南八ヶ岳の境界に近く、八ヶ岳連峰のほぼ中間付近に位置している山です。付近には八ヶ岳が火山であることを物語る温泉や鉱泉が点在しており、中でも日本一高所の露天風呂がある本沢温泉は有名です。 盆休みくらいはゆっくりと温泉に浸かって過ごそうと思い、テントを担いでぶらりと訪れて来ました。 2024年8月10~11日に旅す。
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八ヶ岳エリア

飯盛山 ニッコウキスゲが咲く奥秩父最西端の山と近隣の滝を巡る

長野県南牧村にある飯盛山(めしもりやま)に登りました。 八ヶ岳と向かい合う位置にある、奥秩父主脈最西端の山です。麓には八ヶ岳山麓の野辺山高原が広がり、登山口からの標高差が小さいため手軽に登れる山として人気があります。山頂周辺は開けた草原状になっており、ニッコウキスゲを始めとする多種多様な花が咲きます。 お手軽登山を楽しみつつ、ついでに近郊にある滝巡りをしてきました。 2024年7月21日に旅す。
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近畿・東海エリア

鈴鹿セブンマウンテン縦走 果てしなく遠い雨乞岳を越えて御在所岳へ【Day2】【Day3】

三重県と滋賀県の境界上に連なる鈴鹿山脈にある、鈴鹿セブンマウンテンを縦走して来ました。 かつて開催されていた鈴鹿セブンマウンテン登山大会の目的地であった山々です。縦走2日目の今回は石榑峠からスタートして、釈迦ヶ岳と雨乞岳を越えて御在所岳を目指します。当初は7座全てを縦走する計画でしたが、諸々あって5座目の御在所岳まででリタイアする結果となりました。 色々と波乱万丈だった、鈴鹿セブンマウンテン縦走2日目と3日目の記録です。 2024年6月4~5日に旅す。
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九州エリア

開聞岳 東シナ海の大海原を望む薩摩富士

鹿児島県指宿市(いぶすきし)にある開聞岳(かいもんだけ)に登りました。 薩摩半島の先端に半分海上にせり出すようにして立つ独立峰の火山です。均整の取れた円錐形の姿をしていることから、薩摩富士とも呼ばれています。標高はギリギリ1,000メートに届かない山ですが、海際にあるため標高差はそこそこ大きく登り応えがあります。 大海原が広がる光景への期待に胸を躍らせて訪れた山頂で待っていたのは、一面の虚無の世界でした。 2024年5月26日に旅す。
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九州エリア

霧島山(韓国岳) 荒々しき火山群を色鮮やかに飾るミヤマキリシマ

鹿児島県霧島市と宮崎県えびの市および小林市にまたがる韓国岳(からくにだけ)に登りました。 鹿児島県と宮崎県の境界にまたがる火山群である霧島連峰の最高峰です。山の中腹には火山の恩恵とでもいうべき温泉地が広がり、山岳リゾートとしての色合いが強い山域です。5月の下旬から6月の上旬ごろにかけて、ツツジの一種であるミヤマキリシマが花を咲かせます。 咲き始めたミヤマキリシマを求めて、遠路はるばる鹿児島へと遠征してきました。 2024年5月25日に旅す。
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甲斐南部エリア

山伏-八紘嶺 大谷崩れと秘境オクシズを見下ろす大展望

静岡県静岡市と山梨県早川町にまたがる山伏(やんぶし)と八紘嶺(はっこうれい)に登りました。 安倍奥と呼ばれる、安部川の源流域に立つ急峻な山です。この2座は尾根で繋がっていて縦走が可能で、ほぼ中間地点には日本三大崩れのひとつとされる、大谷崩(おおやくずれ)の崩落地が横たわっています。暴れ川として名高い安倍川源流部の荒々しき光景です。 山伏の山頂近くにある避難小屋で1泊し、オクシズの深山を巡り歩いて来ました。 2024年5月17~18日に旅す。
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上信越エリア

物語山 アカヤシオが咲く西上州の岩峰と阿唱念の滝

群馬県下仁田町にある物語山(ものがたりやま)に登りました。 国道254号沿いに立つ岩峰です。アクセス難であることが多い西上州の山の中にあっては、比較的訪問しやすい場所にあることから、登山者に人気がある一座です。4月の中旬から下旬頃にかけてアカヤシオが咲きます。 景勝地であるとの触れ込みの阿唱念の滝(あしょうねんのたき)と合わせて廻って来ましたが、そこで待っていたのはヤマビルが跋扈する荒れ果てた道でした。 2024年4月26日に旅す。
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奥武蔵・秩父エリア

丸山-日向山 あしがくぼの氷柱と奥武蔵随一の大展望の山を巡る

埼玉県横瀬町にある丸山(まるやま)と日向山(ひなたやま)に登りました。 展望が無い杉の植林帯の山が多いが奥武蔵にあっては珍しい、展望が良いことで知られた山です。もっとも、今回これらの山に登ったのはオマケのようなもので、真の目当てはあしがくぼの氷柱を見物することです。 暖冬の影響により凍結具合はだいぶイマイチでしたが、里山歩きと合わせて巡って来ました。 2024年1月27日に旅す。
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伊豆・箱根エリア

浅間山-鷹巣山-屏風山 鎌倉時代の箱根越えの古道、湯坂路を巡る

神奈川県箱根町にある浅間山(せんげんやま)、鷹巣山(たかのすやま)および屏風山(びょうぶやま)に登りました。 箱根湯元から芦ノ湖へ至る鎌倉時代の古道、湯坂路(ゆさかみち)を巡る行程です。箱根の外輪山を巡る通称ガイリーンと呼ばれるルートの中では最も展望に乏しい地味な一帯ですが、多くの史跡や石像群などが今も残る歴史探訪の道となっています。 年の暮れに箱根の史跡を辿りつつ、ついでにゆるりと温泉に浸かって来ました。 2023年12月29日に旅す。
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伊豆・箱根エリア

土肥城山-幕山-南郷山 相模灘を一望する源頼朝ゆかりの史跡の山

神奈川県湯河原町にある土肥城山(どいしろやま)、幕山(まくやま)および南郷山(なんごうさん)に登りました。 湯河原のすぐ背後に立ち並んでおり、広く海を見晴らすことのできる好展望の山です。城山の山頂にはかつて源頼朝を匿った土肥氏の居城があった城址であり、付近には頼朝にまつわる数々の史跡が点在しています。 湯河原で歴史ロマンが溢れる史跡と温泉とを巡って来ました。 2023年12月17日に旅す。
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奥武蔵・秩父エリア

秩父御岳山 紅葉が最盛期を迎えた秩父の信仰の山を巡る

埼玉県秩父市と小鹿野町の境界にある秩父御岳山(ちちぶおんたけさん)に登りました。 秩父奥地の荒川上流部にあり、木曽御嶽山の王滝口を開いた普寛上人が開山したと伝わる信仰の山です。山頂には普寛神社奥宮が置かれており、周囲の山々を見渡す好展望地となっています。 紅葉前線が里にまで下って来た晩秋に、秩父の里山を巡って来ました。 2023年11月25日に旅す。
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中央本線沿線エリア

ふんどし山-丸山 笹尾根の傍らにひっそり立つ静かなる里山

山梨県上野原市にあるふんどし山と丸山(まるやま)登りました。 東京都と山梨県の境界に連なる笹尾根の隣に立つ、名前のインパクト以上の出来事は何も起こらない素朴な里山です。付近にはかつて上野原と小菅村を結んでいた西原古道が通っており、昔ながらの山村の光景が今なお残る小集落が点在しています。 変な名前の里山を巡りつつ、ついでに笹尾根を越える道を歩いて来ました。 2023年11月12日に旅す。
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奥秩父エリア

大菩薩嶺 水源の森の紅葉と、古の青梅街道を辿る丹波大菩薩道

山梨県甲州市と丹波山村にまたがる大菩薩嶺(だいぼさつれい)に登りました。 甲府盆地の北東に位置し、多摩川水系と富士川水系(笛吹川)の分水嶺となっている山です。標高2,000メートルを超える山ながらも、比較的簡単に登ることが可能なことから非常に人気が高く、特に紅葉シーズ中は大混雑します。 そんな人気の山でも比較的歩く人が少ない古道、丹波大菩薩道を巡って来ました。 2023年10月22日に旅す。
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上信越エリア

稲包山 上越国境の静かなる頂と四万温泉を巡る

群馬県中之条町にある稲包山(いなつつみやま)に登りました。 群馬県と新潟県の県境地帯に連なる三国山脈に属している山です。上越国境地帯の山の中でも花形的な存在である谷川連峰からは少し外れた場所にあるため、訪れる人はあまり多くない静かなる頂です。マイナーな存在ながらも、豪雪地帯の山らしく山頂付近は森林限界を超えており、大変眺めの良い山です。 新潟県側の湯沢町から群馬県の四万温泉(しまおんせん)まで、国境の山脈を越えて縦断してきました。 2023年10月8日に旅す。
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奥秩父エリア

三宝山 雁坂峠越えの古道、秩父往還を歩き埼玉県最高峰を目指す

埼玉県秩父市と長野県川上村にまたがる三宝山(さんぽうざん)に登りました。 荒川の源流域に立つ埼玉県の最高峰です。山頂には展望がなく、奥秩父の主要な縦走路上からも外れていることから、訪れる人の疎らな静かな山です。この山単体で登られることはほぼなく、甲武信ヶ岳と合わせて登る人が大半です。 最短ルートとなる長野県側からではなく、あえて埼玉県の秩父側からアプロ―チして、彩の国の最高峰に登って来ました。 2023年9月17~18日に旅す。
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北アルプス

奥大日岳 室堂から称名滝へ花咲く夏の大日連峰を縦走する

富山県立山町と上市町にまたがる奥大日岳(おくだいにちだけ)に登りました。 北アルプスの立山連邦から西に向かって伸びる、大日尾根にある山です。大日岳、中大日岳および奥大日岳の三座を合わせて、大日三山ないしは大日連峰とも呼ばれています。霊峰立山の前衛峰として、地元の富山では古くから信仰の対象となってきました。室堂周辺の喧騒に比べると、歩く人の姿は少なく静かな山域です。 テントを担いで、室堂平から称名滝まで大日連峰を横断するロングルートを歩いて来ました。 2023年8月11~12日に旅す。
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南アルプス

笹山 白峰南嶺に静かに佇む難関の山梨百名山

山梨県早川町と静岡県静岡市の境界にまたがる笹山(ささやま)に登りました。 白根三山の間ノ岳より南に向かって伸びる白峰南嶺と呼ばれる尾根上にあり、山梨百名山にも選ばれている一座です。別名で黒河内岳(くろうごうちだけ)とも呼ばれています。かつては近づくことすら容易ではない人影疎らな深山でしたが、近年では奈良田からの登山道が整備されて、格段に登りやすい山となりました。 健脚な人ならば日帰りも可能ですが、無理はせずにテントを担いで一泊二日の行程で登って来ました。 2023年7月16~17日に旅す。
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上信越エリア

湯ノ丸山-烏帽子岳 レンゲツツジが咲く上信国境の山並み

長野県東御市、上田市と群馬県嬬恋村にまたがる湯ノ丸山(ゆのまるやま)と烏帽子岳(えぼしだけ)に登りました。 長野県と群馬県の県境を形成する上信国境上にある古い火山です。なだらかな高原状の山容を持ち、標高1,700メートル地点の地蔵峠まで車で入ることが出来ることから、手軽に登れる初心者向きの一座です。特にレンゲツツジが咲く6月下旬になると、多くの登山者訪れます。 梅雨時には貴重な晴天のもと、初夏の花と上信国境からの大展望を満喫してきました。 2023年7月2日に旅す。
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東北エリア

田代山-帝釈山 関東と東北の境界上に連なる高層湿原と花の名峰

福島県南会津町、桧枝岐村および栃木県日光市にまたがる田代山(たしろやま)と帝釈山(たいしゃくさん)に登りました。 帝釈山脈と呼ばれる、関東地方と東北地方の境界上にある山系に属している深山です。田代山の山頂は広大な高層湿原となっており、雪解けとともにワタスゲやオサバグサを始めとする多種多様な高山植物が花を咲かせます。尾瀬国立公園に含まれており現在では登山者に人気の山ですが、かつては到達すること自体が困難な知られざる存在でした。 梅雨時の貴重な晴れ間を突き、遠路はるばる南会津の秘境の山を巡って来まし...
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奥秩父エリア

ハンゼの頭-倉掛山 ヤマツツジが満開の三窪高原を縦断する

山梨県甲州市と山梨市の境界に連なる、ハンゼの頭から倉掛山(くらかけやま)までを歩いて来ました。 三窪高原と呼ばれる、青梅街道最高地点である柳生峠の西側に連なる尾根上を辿る行程です。防火帯として伐採され頭上が開けた尾根道が続いており、ヤマツツジの群生地となっています。このルートを歩く登山者は極めてまれで、殆ど人とすれ違う事のない静かな山域です。 ヤマツツジが爆発的に咲き誇る、ベストシーズンの三窪高原を巡って来ました。 2023年6月10日に旅す。
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東北エリア

赤面山-三本槍岳-中大倉山 那須連山の外れに佇む好展望の頂とシロヤシオ群生地

福島県西郷村にある赤面山(あかずらやま)と栃木県那須塩原市にある三本槍岳(さんぼやりだけ)と中大倉山(なかのおおくらやま)に登りました。 関東地方と東北地方の境界上にまたがる那須連山の北端付近に位置している火山です。大勢の登山客で賑わう茶臼岳や朝日岳の喧騒からは一転して、あまり訪れる登山者はいない静かな山域です。三本槍岳から東に延びる尾根上にある中の大倉山には、日本国内で最大級のシロヤシオを群生地があります。 見頃のピークからは少し外れてしまったものの、圧巻のシロヤシオ大群生を満喫してきました。...
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奥多摩エリア

大岳山 御岳山神社とロックガーデンを巡る定番コースを歩く

東京都奥多摩町と檜原村の境界にまたがる大岳山(おおだけさん)に登りました。 奥多摩の前衛部に位置しており、古くから山岳信仰の対象ともなってきた名峰です。山頂に通じる登山道は四方から開けており、初心者向きの手軽なルートから一筋縄では行かない難路まで、幅広い層に登られている人気の山です。今回はその中でも最も一般的である思われる、御岳山ケーブルカーを使用するルートを歩いて来ました。 ゴールデンウィークの只中に訪れた人気の山で待っていたのは、ある意味予想通りの大混雑でした。 2023年5月5日に旅す。
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3月

篠井山 輪行で行く、富士川を見下ろす信仰の山と秘湯奥山温泉

山梨県南部町にある篠井山(しのいさん)に登りました。 甲斐南部の富士川の辺に立つ山です。山梨県と静岡県の県境である安倍東稜の主稜線からは少し外れた位置にあり、半ば独立峰的な姿をしていることから、麓から見た際にかなり目を引く存在です。古くから豊穣の神として崇められてきた信仰の山であり、山梨百名山にも選ばれています。 遠路はるばる折りたたみ自転車を持ちこんで、秘湯と名高い奥山温泉とともに巡って来ました。 2023年3月30日に旅す。
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伊豆・箱根エリア

明神ヶ岳 二宮金次郎柴刈り路と箱根外輪の縦走路を巡る

神奈川県南足柄市と箱根町にまたがる明神ヶ岳(みょうじんがたけ)に登りました。 箱根を取り囲む外輪山の北側に位置している山です。山頂は展望が開けていて富士山や相模湾などを一望することが出来ることから、箱根外輪山の中では金時山に次いで人気のある一座です。 人気の山ゆえに登山道は四方から通じていますが、その中でも比較的マイナーな二宮金次郎柴刈り路から登って来ました。 2022年12月29日に旅す。
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奥秩父エリア

太刀岡山-黒富士-曲岳 黒富士火山群の山梨百名山を巡る縦走登山

山梨県甲府市、甲斐市および北杜市にまたがる、太刀岡山(たちおかやま)、黒富士(くろふじ)および曲岳(まがりだけ)に登りました。 奥秩父山塊の南西部に位置する、今から約100万年前から50万年前頃に活動していた古い時代の火山です。現在では浸食による開析が進んでいくつかの小ピークに分離しており、黒富士火山群と呼ばれています。隣接していて尾根で繋がっているピークであるため、縦走して一日で3座を巡ることも十分に可能です。 山梨百名山の一石三鳥を狙って訪れた山で待っていたのは、思ってもいなかった急登続きの...
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南アルプス

富士見山 紅葉真っ盛りな錦秋の南アルプス前衛の山を巡る

山梨県身延町と早川町にまたがる富士見山(ふじみやま)に登りました。 富士川と早川の間に挟まれるようにして立つ、南アルプス前衛の山です。名前の割には特別富士展望に優れているわけでもなく、訪れる登山者は少ない極めてマイナーな山です。普段は地味な山ながらも、山の中腹より上の一帯が広葉樹林に覆われているため、紅葉シーズに限定で華やかなる光景を見せてくれます。 紅葉が見頃を迎えた静かなる山を巡って来ました。 2022年11月6日に旅す。
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甲斐南部エリア

十枚山 安倍東稜から望む甲斐南部の大展望

山梨県南部町と静岡県静岡市にまたがる十枚山(じゅうまいさん)に登りました。 安倍東稜と呼ばれる、安倍川の東に連なる尾根上にある二つの頂を持った双耳峰です。山梨百名山にも選ばれている好展望の山で、あまり歩く人のいない安倍東稜の山の中では比較的多く登られている山です。 安倍川沿いの六郎木から富士川沿いの内船駅まで、安倍東稜を越えてゆく長き道程を歩いて来ました。 2022年11月3日に旅す。
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北関東エリア

高原山(釈迦ヶ岳) 栃木県北部に大きく裾野を広げる火山

栃木県日光市および塩谷町にまたがる高原山(たかはらやま)に登りました。 栃木県の北部に位置する、釈迦ヶ岳火山群と塩原火山群からなる複数のピークを持った山塊です。北関東の山らしくヤシオツツジの咲く山として名高い存在ですが、同時に紅葉の名所でもあります。隣接している同じく紅葉の名所として名高い日光や那須岳に比べると、訪れる登山者は少なく静かな山域となっています。 紅葉が見頃を迎えた北関東のマイナーな山を巡って来ました。 2022年10月16日に旅す。
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上信越エリア

荒船山 輪行で行く上信国境のテーブルマウンテン

長野県佐久市と群馬県下仁田町にまたがる荒船山(あらふねやま)に登りました。 上信国境に立つ極めて独特な外観をした山です。切り立った断崖と平坦なテーブル状の山頂部を持ち、奇岩奇山が数多くひしめく西上州にあっても一際目を引く存在となっています。標高1,066メートル地点の内山峠か登れるため、手軽なハイキングコースとして人気があります。 輪行して自転車を持ち込み、コスモス街道のサイクリングと合わせて廻って来ました。 2022年9月11日に旅す。
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南アルプス

甘利山-千頭星山 南アルプスの前衛部に連なる韮崎の裏山

山梨県韮崎市と南アルプス市にまたがる甘利山(あまりやま)と千頭星山(せんとうぼしやま)に登りました。 鳳凰三山の手前に連なる南アルプス前衛の山です。韮崎の裏山とでもいうべき立地にあり、富士展望にも優れています。どちらも山梨百名山に選ばれており、隣接しているため2座まとめて登るのが一般的です。 過去の訪問時に取りこぼしてしまっていた千頭星山の登頂を回収すべく、甲府盆地へと繰り出して来ました。 2022年9月4日に旅す。
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丹沢エリア

鳥ノ胸山 輪行で行く道志村に立つ裏丹沢の山

山梨県道志村にある鳥ノ胸山(とんのむねやま)に登りました。 丹沢山地の北の外れに位置している山で、国道413号(道志みち)の傍らに立っています。道の駅どうしから比較的手軽に登れて、山頂からは良好な富士展望が得られることから人気の高い山です。山梨百名山にも選ばれている一座です。ただしこの山が手軽なのは、あくまで車などの移動手段を持っている人に限られます。 富士急線の富士山駅まで輪行して、山中湖側から自転車によるアプローチで登って来ました。 2022年8月27日に旅す。
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上信越エリア

八風山-物見山 上信国境地帯に連なる高原と神津牧場を巡る

長野県佐久市、軽井沢町および群馬県下仁田町にまたがる、八風山(はっぷうさん)と物見山(ものみやま)に登りました。 軽井沢の南方に向かって連なる、上信国境を形成している高原地帯の山並みです。周囲一帯にはキャンプ場や観光牧場などが点在し、高原リゾート地としての色彩を強く持っている山域です。登山の対象としてはあまり一般的であるとは言い難く、歩く者の姿は疎らな静かなトレイルとなっています。 生憎のどんよりととした雲のもと、上信国境の高原と日本最古の洋式牧場を巡って来ました。 2022年8月7日に旅す。
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南アルプス

山伏 ヤナギランが満開の夏の安倍奥最高峰を巡る

山梨県早川町と静岡県静岡市にまたがる山伏(やんぶし)に登りました。 安倍奥と呼ばれる、安部川の源流に連なる山域の最高峰です。山梨百名山に名を連ねている一座ですが、山梨県側からアクセスする井川雨畑林道は長らく通行止めの状態が続いており、現状は静岡県側からしかアクセスすることが出来ません。 シカの食害によりその数は激減してしまっているもの、山頂にヤナギランの群生地が存在し、真夏に見頃を迎えます。 夏真っ盛りの静岡市の秘境オクシズに立つ深山を巡って来ました。 2022年7月31日に旅す。
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南アルプス

源氏山-櫛形山 富士川西岸に連なる南アルプス前衛の静かなる山々を巡る

山梨県富士川にある源氏山(げんじやま)と櫛形山(くしがたやま)に登りました。 どちらも富士川沿いの南アルプス(赤石山脈)の前衛に連なる山で、山梨百名山に選ばれています。櫛形山はその名の通りに櫛のようなシルエットの山容が甲府盆地からも良く見えて、古くから花の名峰として親しまれてきた存在です。一方の源氏山は外見的特長に乏しく、ほとんどその存在自体を知られていない地味で静かなる一座です。 アクセス困難な地に立つ山梨百名山2座を、一挙に巡り歩いて来ました。 2022年7月18日に旅す。
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奥秩父エリア

横尾山 輪行で行く、レンゲツツジが咲く奥秩父西端の山

山梨県北杜市と長野川上村にまたがる横尾山(よこおやま)に登りました。 奥秩父山地西の外れの、八ヶ岳山麓の高原地帯との境界付近に位置する山です。東西に長い尾根を引く放牧的な山容をしており、6月の中旬から下旬ごろにかけて、カヤトの広がる山腹にレンゲツツジが花を咲かせます。 折り畳み自転車と言う新たなる山道具(?)を引っ提げて、信州峠から県境の山に登って来ました。 2022年6月14日に旅す。
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奥多摩エリア

高水三山 登山初心者向け大定番の奥多摩入門コースを巡る

東京都青梅市と奥多摩町にまたがる、高水三山(たかみずさんさん)を縦走してきました。 奥多摩と呼ばれる領域の前衛部に位置する、高水山(たかみずさん)、岩茸石山(いわたけいしやま)および惣岳山(そうがくさん)の総称です。青梅線の軍畑駅から御岳駅へ繋げて歩くことのできる縦走コースとなっており、展望の良さと手頃なコースタイムにより、登山初心者向けの入門の山として絶大な人気があります。 登山を始めたばかりの頃の初心に回帰すべく、奥多摩の入門コースを歩いて来ました。 2022年5月8日に旅す。
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奥武蔵・秩父エリア

般若山-釜ノ沢五峰 秩父札所32番と小鹿野アルプスを巡る

埼玉県小鹿野町にある般若山(はんにゃやま)と釜ノ沢五峰(かまのさわごぼう)に登りました。 秩父三十四箇所と呼ばれる観音菩薩を祀った霊場の一つである、秩父札所32番を巡る行程です。標高500メートル少々の低山ながらも、岩場が連続するアスレチックな行程となっており、小鹿野アルプスの異名を持ちます。 ゴールデンウィークの喧騒を避けて、静かななる秩父の霊場を巡って来ました。 2022年5月5日に旅す。
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北関東エリア

袈裟丸山(前袈裟丸山) アカヤシオツツジが咲く足尾山地の深山

栃木県日光市、群馬県沼田市およびみどり市にまたがる袈裟丸山(けさまるやま)に登りました。 栃木県と群馬県の県境地帯に連なる足尾山地に属している古い火山です。交通アクセスが良いとは言い難い奥地にある山ですが、アカヤシオツツジの名所として名高く、シーズン中は多くの登山者で賑わいます。 ツツジ以外にはさしたる期待もなく訪れた足尾の深山で待っていたのは、思ってもいなかった大展望の頂でした。 2022年5月3日に旅す。
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北関東エリア

那須岳(茶臼岳-朝日岳) 雪化粧した関東地方北端の火山群を巡る

栃木県那須町にある那須岳(なすだけ)に登りました。 栃木県北部の関東地方北端部に位置する火山群の総称です。冬期の強風と火山性ガスの影響により山頂部は森林限界を超えており、たいへん眺めが良く登山者に人気の高い山です。標高1,000メートルを超える地点にある那須温泉まで車道が通じていることから、アクセスがしやすく、冬山登山の対象としても大定番の存在です。 申し分ない晴天のもと、白一色に染まった北関東の名峰を巡って来ました。 2022年2月26日に旅す。
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伊豆・箱根エリア

金時山-丸岳 天下の秀峰と箱根外輪山の西側部分を巡る

神奈川県箱根町、足柄町および静岡県小山町にまたがる金時山(きんときやま)と丸岳(まるだけ)に登りました。 箱根の周囲をグルっと囲い込んでいる外輪山のうち、西側の一帯を縦走する行程です。天下の秀峰の異名を持つ金時山を筆頭に、富士展望に優れた稜線上を行く縦走路となっています。 時より小雪がパラつく寒空のもと、2021年最後の登山と温泉を満喫して来ました。 2021年12月26日に旅す。
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北関東エリア

桜山 三波川の冬桜が咲く藤岡の里山

群馬県藤岡市にある桜山(さくらやま)に登りました。 その名の通り桜の名所として知られ、三波川の冬桜と呼ばれる冬に咲く桜が特に有名です。山頂の一帯は桜山公園として整備されており、車で直接乗り入れることが可能なほか、麓から登るハイキングコースも整備されています。 冬桜が見頃を迎えつつある里山で、季節外れの花見登山をしてきました。 2021年11月20日に旅す。
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富士・道志・御坂エリア

御正体山-石割山 紅葉が光り輝く、錦秋の道志山塊最高峰を行く

山梨県都留市と道志村にまたがる、御正体山(みしょうたいやま)に登りました。 丹沢山地と御坂山地の間に連なる道志山塊の最高峰です。大柄でどっしりと構えた山容を持ち、近隣の山から見た時に大変目立つ山であるものの、眺望に恵まれないことから登山者にはあまり人気が無い静かな山です。そんな普段は極めて地味な存在である御正体山ですが、山中には広大な針葉樹林が広がっており、紅葉シーズに限り金色に輝いた華やかなる姿を見せてくれます。 紅葉の盛りを迎えた道志山塊最高峰から、山中湖畔の石割山までを縦走して来ました。 ...
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上信越エリア

越後駒ヶ岳 圧巻の紅葉と雲滝を見下ろす魚沼の名峰

新潟県南魚沼市と魚沼市にまたがる越後駒ヶ岳(えちごこまがたけ)に登りました。 越後三山と呼ばれる、中越地方に連なる山群に属している山です。米所として名高い魚沼盆地の傍らにあり、豪雪地帯の山であるが故の低い森林限界高度により、大変眺望に優れている山です。秋になると、あたかも山全体が光り輝いているかのような圧巻の紅葉に覆われます。 紅葉に期待して遠路はるばる訪れた晩秋の越後駒ヶ岳で待っていたのは、山頂部がすでに白く雪化粧した姿でした。 2021年10月30日に旅す。
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南アルプス

八紘嶺 安倍川の源流部、安倍奥に静かに佇む県境の山

静岡県静岡市と山梨県早川町、身延町にまたがる八紘嶺(はっこうれい)に登りました。 通称安倍奥と呼ばれる、安部川源流域に立つ深山です。フォッサマグナ(大地溝帯)の西の端に位置しており、日本有数の急流河川である安部川が刻んだ深い谷から屹立する、急峻な山容の山です。山の麓には秘湯として知られる梅ヶ島温泉があり、温泉のある静岡県側からのアプローチが一般的です。 遠路はるばる、静岡市の秘境オクシズの山域を巡って来ました。 2021年10月23日に旅す。
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上信越エリア

妙高山 紅葉の火山と秘湯の黄金の湯を巡る

新潟県妙高市にある妙高山(みょうこうさん)に登りました。 北信五岳と呼ばれる火山群の最高峰にして、越後富士の異名を持つ上越地方の象徴的な山です。別名で妙高連邦とも呼ばれる頸城(くびき)山塊に属しています。山の麓には火山の恩恵とでも言うべき温泉が豊富に湧出し、温泉地としても名高い存在です。 黄葉で黄金に輝くと言う温泉を求め、はるばる上越地方へと繰り出してきました 2021年10月10日に旅す。
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東北エリア

三ツ石山 圧巻の紅葉にもえる裏岩手の深山を巡る

岩手県八幡平市と雫石町にまたがる三ツ石山(みついしやま)に登りました。 岩手山裏側の秋田県との県境近くに連なる、通称裏岩手縦走路と呼ばれる稜線上にある山です。栗駒山と並び、東北地方の山の中でも最初に紅葉が始まる山として知られています。 松川温泉を起点に、紅葉の裏岩手を巡り歩いて来ました。 2021年9月27日に旅す。
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上信越エリア

白砂山 上信越国境の稜線上に広がる大展望の頂

群馬県中条町、新潟県湯沢町および長野県栄村にまたがる白砂山(しらすなやま)に登りました。 上信越の三国国境に立つ深山です。豪雪地帯の山らしい笹に覆われた稜線上からは、視界内に人工物の姿が一切入らないような国境山岳地帯の光景が広がります。僻地の山ながらも、群馬県境稜線トレイルのコースに組み込まれていることから、登山道は大変よく整備され歩きやすいトレイルとなっています。 見渡す限りの山また山な、三国国境の山岳地帯を巡って来ました。 2021年9月20日に旅す。
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上信越エリア

破風岳-土鍋山 上信国境地帯に連なる笹の稜線と、グンマー国境こと毛無峠

群馬県嬬恋村と長野県須坂市にまたがる破風岳(はっぷだけ)と土鍋山(どなべやま)に登りました。 群馬県と長野県の県境にある毛無峠を起点にした、日本の中央分水嶺を形成している上信国境地帯の稜線を巡る行程です。この二座を巡る登山道は、群馬県境トレイルと銘打たれたコースに組み込まれており、一面が笹原に覆われた眺望の良い登山道が続いています。 台風一過の快晴の空のもと、かの高名なるグンマー国境付近の山々を巡り歩いてきました。 2021年9月19日に旅す。
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北アルプス

燕岳 北アルプス三大急登の合戦尾根を日帰りで登る

長野県大町市と安曇野市にまたがる燕岳(つばくろだけ)に登りました。 通称表銀座と呼ばれる縦走路の起点に位置する、北アルプス前衛の山です。花崗岩でできた山であり、白亜に輝くその美しい姿からアルプスの女王との異名を持ち、非常に人気の高い一座です。山頂へ至る最短ルートである合戦尾根は、北アルプス三大急登の一つに数えられている急峻な道程です。 久方ぶりの晴れ予報を受けて、はるばる北アルプスへと繰り出してきました。 2021年9月12日に旅す。
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八ヶ岳エリア

天狗岳-硫黄岳 北八ヶ岳と南八ヶ岳の境界の山域を巡る

長野県茅野市にある天狗岳(てんぐだけ)と硫黄岳(いおうだけ)に登りました。 北八ヶ岳と南八ヶ岳の境界である、夏沢峠を挟んで向かい合っている2座を巡る行程です。どちらの山も標高2,500メートルを超える高峰でありながら比較的登りやすく、付近にはなにかしらの名物を取りそろえた山小屋が数多く点在し、幅広い層に人気のある山域となっています。 桜平駐車場を起点にして、八ヶ岳中部の山々を巡り歩いて来ました。 2021年7月25日に旅す。
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