高水三山 登山初心者向け大定番の奥多摩入門コースを巡る

高水山常福院
東京都青梅市と奥多摩町にまたがる、高水三山(たかみずさんさん)を縦走してきました。
奥多摩と呼ばれる領域の前衛部に位置する、高水山(たかみずさん)、岩茸石山(いわたけいしやま)および惣岳山(そうがくさん)の総称です。青梅線の軍畑駅から御岳駅へ繋げて歩くことのできる縦走コースとなっており、展望の良さと手頃なコースタイムにより、登山初心者向けの入門の山として絶大な人気があります。
登山を始めたばかりの頃の初心に回帰すべく、奥多摩の入門コースを歩いて来ました。

2022年5月8日に旅す。

高水三山は青梅市と奥多摩町の境界近くの多摩川北岸に並んで立っている、奥多摩前衛部の山です。およそ4時間ほどのコースタイムで周回する事が可能であり、奥多摩エリア入門の山として定番中の定番な存在です。
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首都圏近郊にお住いの登山初心者であれば、高尾山の次かそのさらに次辺りに、必ず一度は履修するのではないいでしょうか。

実際この高水三山の縦走コースは、登山初心者向けの入門コースとして実に良く出来ています。
惣岳山の岩場
複数のピークを巡る路縦登山コースとしての体裁をしっかり持ちつつ、軽めの岩場歩きまであり、およそ入門用コースに求められるであろう要素が余すところなく備わっています。

あまりにも都合よく整い過ぎていて、少々出来過ぎに思えてしまうくらいです。

ゴールデンウィークに暇を持て余したおっさん三人が、今更ながら奥多摩に入門して来た一日の記録です。
惣岳山の伐採地を歩く登山者

コース
高水三山縦走のコースマップ
青梅線の軍畑駅からスタートし、高水三山を縦走して御岳駅へ下ります。標準コースタイム4時間ちょうどの、とてもお手軽な行程です。

1.「週末は山を目指す」に決定的に欠けている要素とは

当ブログの記事末尾には、コメント欄が置いてあります。大変ありがたいことに、ここに感想を寄せてくれる読者の方が少なからず存在します。ありがとうございます。
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これはブログに限らず何らかの創作活動を行っている人全般に言えることですが、作り手は感想と言う形のフィードバック情報を切実に欲しているものなんです。

これまでにお寄せいただいたコメントを拝読するに、当ブログの読者層は最近登山を始めたばかりだと言う初心者の方の割合が比較的高いように思えます。

誰でも閲覧可能なインターネット空間に向かって情報発信している以上は、私とていっぱしの物書きの端くれ。物書きである以上は、読み手のニーズに応えねばなりません。となれば、初心者向けの記事が必要です。

なんの自己紹介すらもなく唐突にスタンプ集めに失敗した話から始まった当ブログは、その後も聞いたことの無いような変な山の記事ばかりが淡々と続き、読者の傾向とは裏腹に実は登山初心者向けであると言える記事があまりありません。

そもそも、当の私自身が駆け出しの登山初心者であったのは、もう四半世紀近くも昔の事になります。
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これは二十歳かそこらのまだ前髪がフサフサだった頃の写真です。粒子が荒くて分かり難いですが、綿100%のシャツにジーパンにスニーカーと言う、現在の基準からすれば山をナメまくった格好しております。

このころインターネット自体はすでに世に存在していましたが、ブログサービスなるものはまだ影も形も存在しておらず、あるのはホームページと呼ばれるものだけでした。

そんな訳で、私自身が登山初心者だったころに登った山の記録が一切記事化されていのです。登山ブログを標榜する以上は当然あって然るべきな、高水三山の記事さえも。

メニューにチャーハンが存在しない町の中華料理屋などはナンセンスであるのと同様に、首都圏近郊の山を主に扱う登山ブログに高水三山の記事が存在しないのは、普通に考えてあり得ません。
岩茸石山
高水三山は東京近郊にお住いで登山する人なら、恐らく必ず一度は登るであろう初心者向けの定番中の定番のコースです。かく言う私も、遥か大昔にしっかりと履修しています。

と言う事で今回は、若干の今更感はありますが初心回帰と言う事で、久方ぶりに奥多摩に再入門をして来ようかと思います。

やれ撮れ高だのなんだのは一切斟酌せずに、例えどんなに天気が悪かろうが、ただ山の中を歩くだけでも楽しくてしょうがなかった、あのころの気持ちを思い出しに行きましょう。

2.高水三山縦走 アプローチ編 青梅線で行く奥多摩前衛の山への旅路

7時20分 JR立川駅
本日の計画は近場の山でゆる登山なので、朝は比較的ゆったりと始動しました。高水三山は駅から駅へ歩く行程であるため、バス時刻を気にする必要もなくとてもお手軽です。
立川駅に入線する青梅線

8時20分 軍畑(いくさばた)駅に到着しました。この物々しい駅名は、戦国時代に北条氏が三田氏の辛垣城を攻めた古戦場であることに由来しています。
軍畑駅
本日はゴールデンウィークに暇を持て余している友人二人と一緒に奥多摩に入門します。

駅前に小さな商店があり、軽食や飲み物を調達できます。もっともあまり早い時間に来てしまうと、まだ店が開いていなかったりしますけれどね。
軍畑駅前の商店

3.そこそこ長い、登山口までの舗装道路歩き

8時30分 身支度とトイレを済ませて行動を開始します。まずは線路沿いを道なりに進みます。もっと蒸し暑くなるのかと思いきや、涼しいを通り越して少し肌寒いくらいの陽気です。
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警報機があるだけで遮断機が無い踏切を渡ります。鉄道業界用語で第3種踏切と呼ばれているものです。地方では割とよくに目にする存在ですが、現在地は一応東京都内なんですけれどね。
軍畑の踏切
ちなみに、警報機すらないものは第4種踏切と呼ばれます。

ゴトゴトを大きな音をたてながら、背後の橋梁を青梅線が渡って行きました。この奥沢橋梁はトレッスル橋と言う大変レトロな構造をしています。
軍畑の奥沢橋梁

登山口まではしばしの舗装道路歩きです。大人気の山らしく、周囲には多くの登山者の姿がありました。
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国立奥多摩美術館なる謎の建物の前を通ります。この国立と言うのは、どうやら日本国の事ではないようです。
国立奥多摩美術館
この建物が一体何のか気になって調べてみたのですが・・・えーと、なにがなにやらよくわかりません。館長は佐塚真啓さんと言う方で、1年のうち数日しか開館しないようです。

投げやりな感じで申し訳ないのですが、上手く説明できないので、気になった方は自分で調べてみてください。。

平溝橋(ひらみぞばし)と言う橋が現れたら、橋を渡る手前を左折します。昔は案内もなくてわかりにくいポイントでしたが、現在はしっかりと道標が立ってます。
平溝橋

どう見てもただの崖に、無理やりな感じに建物が建っていました。何故そこまでしてここに建てたかったのだろうか。
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長閑な里山の光景が広がる、気持ちの良い沢沿いの道です。この舗装泥歩きが良い感じにウォーミングアップの代わりとなり、体が温まって来ました。
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高源寺の入口が現れたら今度は右折します。ここにもしっかりと案内が出ており、迷う心配はありません。
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高源寺は松尾芭蕉に所縁のある古刹です。信心深い登山者達は、ここで登山の無事を祈願して行くのでしょうか。
軍畑 高源寺
不信心者である我々は、足を止めもせずに脇を通り過ぎます。

坂を登って行くと釣り堀の建物がありました。ヤマメなどの魚釣りの他にバーベキューも出来るようです。この釣り堀の正面に登山口があります。
高水山源流の釣り堀

9時5分 高水山登山口に到着しました。ようやく舗装道路歩きから解放されて、登山道が始まります。
高水山登山口

4.ツツジが見頃の高水山常福院と、展望ない地味な高水山の山頂

登り始めて早々に、巨大な砂防ダムが現れました。登山道はこのダムの脇を階段で登って行きます。
高水山の砂防ダム

小さな沢の規模には不釣り合いな大きさのダムです。これだけ大掛かりなものが造られた言うことは、おそらく過去に大規模な土石流が発生したことがあるのでしょう。
高水山の砂防ダム

黒々とした大型の動物が前方を横切り、一瞬クマかと思ってギョッとしましたが、クマではなくカモシカでした。
ニホンカモシカ
名前にシカが含まれていますが、実は鹿では無く牛の仲間です。カモシカは日本の固有種であり、国の天然記念物にも指定されています。

さて、当ブログは開始してから既に5年以上が経過している訳なのですが、よくよく考えてみると、これまで一度たりともまともな自己紹介すらしたことがありませんでした。
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まるで狂ったかのように毎週毎週山をほっつき歩いているこのおっさんは一体何者なのだろうと、疑問に思われている読者の方も多いのではないでしょうか。せっかくの機会なので、少し私自身の話でもしましょうか。

と言う事でこから先はしばしの間、貼られている写真とは一切無関係なおっさんの自分語りが続きます。

学校の登山行事などの「誰かに連れていかれる登山」ではなく、私が自らの自発的な意思により山登りを始めたのは、十代後半の頃の事です。
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これまで山岳部や登山会などに所属したことは一度もなく、最初から完全に独学で登っています。一時登山を中断していた時期もあるので、登山歴は累計すると12~3年と言ったところです。

山歩きを始めた当時は、今のように毎週必ず山に登りに行くような重篤な登山廃人ではありませんでした。せいぜい月に1回くらい奥多摩などの近場の山を歩き、夏休みを利用して八ヶ岳や北アルプスの山に遠征していました。
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その後二十代の半ばに差し掛かり仕事が忙しくなってくるにつれて、いわゆるワーカーホリック状態に陥り、次第に山からは足が遠のいて行きました。

山登りを再開したのは、三十代も半ばに差し掛かろうと言う時期になってからです。直接のきっかけは、健康診断で初めてD判定を食らったことでした。
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それまでほとんど病気らしい病気もしたことがない健康優良体を誇っていた私にとって、それは少なからずショッキングな出来事でありました。

何か運動をしなければいけない。そう考えた時に真っ先に脳裏に浮かんだのが、かつて好んでいた山登りでした。

一応はカムバック組ということになるのでしょうかね。

再開して以降は、あっという間に火が付きました。運動するための手段であったはずの登山は、何時しかそれ自体が目的となり、今もこうして山をほっつき歩き続けております。
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9時55分 高水山常福院の入り口まで登って来ました。西暦9世紀頃に開山したと伝わる、真言宗の寺院です。別名で高水山不動尊とも呼ばれます。
高水山常福院

この不動堂は、火災で焼失してしまったのを19世紀なってから再建したものです。
常福院 不動堂

常福院にはトイレがあるほか、水の販売も行われていました。以前に訪問した時には、水などはおいていなかったと記憶しています。
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これは単なる憶測ですが、高水三山が初心者向けの山としての知名度が高まるつれて、十分な量の水を持たずにここまで登って来てしまう登山者が後を絶たなくなり、それに対応した結果なのではなかろうか。

寺院内ではヤマツツジがちょうど見頃を迎えて、華やかなる光景を作り出していました。
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何故かタレミミ仕様の狛犬です。かわええな。秩父地方に多く見られるオオカミの狛犬ともまた少し違った、独特な意匠です。
高水山 

寄り道は程々にして先へ進みましょう。高水三山縦走最初の一座である高水山の山頂は、常福院のすぐ裏手にあります。
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高水山の山頂には一切展望がないのですが、手前に少しだけ開けている場所があります。どんよりとした空模様ですが、幸いにも高曇りなので遠くまでよく見えます。
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山頂が見えて来ました。これはまた地味な山頂ですな。
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10時15分 高水山に登頂しました。高水三山のまずは一座目です。アンテナがポツンと一本建っているだけの、何もない空間です。
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5.高水三山きっての好展望地、岩茸石山

展望の無い山頂に留まったところで、得るものなどは何もありません。先へ進みましょう。
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この高水三山が入門コースとしてよく出来ているのは、コンパクトにまとまりつつも、しっかりと登って降りてする縦走登山としての体を成している点があげられます。
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沿道にはヤマツツジがチラホラと咲いていました。全般的に華やかさには欠けている高水三山ですが、ベストな訪問シーズンはいつかと問われたら、ちょうど今くらいのツツジが咲く頃だと思います。
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下った後は山頂に向かってモリモリと登り返します。この登り返し時の絶望感と言う、縦走登山における重要なファクターをしっかりと学べるのもまた、高水三山の優れた要素の一つであると言えるでしょう。
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周囲が次第に開けて来ました。いかにも眺めの良さそうな光景に期待が高まります。
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山頂まで登って来ると、凄い数の登山者がひしめいていました。流石は大人気の山です。
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10時40分 岩茸石山に登頂しました。ここが高水三山の最高地点にして、最も眺めの良い地点でもあります。
岩茸石山の山頂

それでは早速ですが、その高水三山随一の展望を見てみましょう。眼下には広大なる関東平野が広がります。平野を挟んだ奥に薄っすら見えているのは、筑波山(877m)です。
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先ほど通って来た高水山の先には、東京スカイツリーや都心部の高層ビル群が一望できます。
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北には地味さ加減に定評のある奥武蔵の山並みが連なります。正面中央に見えている台形の山は、奥武蔵の山の中では特に人気の棒ノ折山(969m)です。見ての通り尾根で繋がっており、ここから縦走することも出来ます。
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友人二人に「このまま棒ノ折山まで行っちゃう?」とはやし立てるも、あまり芳しい反応は得られませんでした。

北の彼方には、薄っすらと日光連山の山並みまでもが見えます。本日はどんよりした曇り空なので、眺望にはあまり期待はしていなかったのですが、意外にも空気の澄み具合自体はバキバキでありました。
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日光連山よりもさらに遠くに微かに白い山が見えていたので、最大望遠で覗いてみたところ、特徴的な姿をした双耳峰が見えました。これは福島県の燧ヶ岳(2,356m)です。岩茸石山から燧ヶ岳が見えると言う事実を、初めて知りました。
岩茸石山から見た燧ヶ岳

西にデンと構えたこの大柄な山は川苔山(1,363m)です。奥多摩の山の中でも一二を争う人気の山です。レベルで言うと、高水三山よりはずっと上です。十分に体力をつけてから登りましょう。
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6.展望の開けた伐採地をこえて、縦走最後の山の惣岳山へ

高水三山縦走もいよいよ残すところあと一座となりました。岩茸石山の山頂直下は割と急峻で滑りやすいので、ここはゆっくりと慎重に下りましょう。
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急坂を下りきると、すぐになだらかで歩き易い尾根道になりました。初心者向けの山と言われて多くの人が思い浮かべるのは、こんな感じの光景なのではないでしょうか。
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前方に惣岳山が見えてきたところで、森が大きく伐採された場所が現れました。おや、以前訪問した時には、こんな場所はありませんでしたよ。
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どうやら比較的最近に伐採が行われたばかりであるようですね。いずれはまた新たに杉を植林するのでしょうから、期間限定の光景であると言えます。
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高水三山は岩茸石山の山頂以外はあまり展望には恵まれていないと言う評価を、改めないといけなさそうですね。
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背後には、先ほど登って来た岩茸石山。杉の植林と自然林とがまだら模様になっている、奥多摩の山にありがちな姿をしています。
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鹿よけの柵で囲われたトラバース地帯を通過します。この辺りの光景は変わっていないらしく、何となく見覚えがあります。
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惣岳山に向かって最後の登り返しです。ここでも伐採されており、頭上が開けていました。
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山頂の直下にちょっとした岩場があります。ちゃんと真面目に手も使って三点支持で登れば、特に危険はないレベルの岩場です。
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この岩場の存在がまた、高水三山が入門用の山としてよく出来ている理由の一つです。登山を続けるうえで必要となってくる要素の一つであるところの三点支持を、しっかりと学べるわけです。

岩場を登り切ったところで背後を振り返ると、高水山の姿が良く見えました。この岩場は、以前は薄暗い杉林の中にあったわけなのですが、今では明るくなってすっかりと印象が変わっていました。
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山頂まで登って来ました。高水山と同様に、展望は一切ありません。
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11時45分 惣岳山に登頂しました。高水三山縦走を無事に達成しました。こうして、縦走をやり切った時の喜びまでもを知ることが出来るわけです。
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惣岳山の山頂に立つ青渭(あおい)神社です。大国主命を祀っており、正確な創建年次が不明なくらい古くからここにある歴史ある神社です。金網で過保護に囲われてるため、中の様子は良く見えません。
惣岳山の青渭神社

7.高水三山縦走 下山編 御岳駅へと下り縦走登山を完成させる

さあ、後は駅まで下るのみです。惣岳山から御岳駅へと至る道は、関東ふれあいの道にも組み込まれており、大変よく整備されています。
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山頂から少し下ったところに青渭の井と呼ばれる小さな泉があります。青渭神社の社名の由来にもなったと言う泉ですが、今は完全に涸れていました。季節によってはしっかりと水が溜まっています。
惣岳山 青渭の井

まるで奥多摩のような、圧倒的杉林の中を下ります、奥多摩のようと言うか、ここは奥多摩でした。
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この先に高島屋ありの案内・・・ではなく、どうやら高水三山の縦走路であると言う事を表しているようです。
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途中にしっかりと登り返しまでもが備わっており、駅まではそこそこの距離があります。最後まで気を抜かずに歩きましょう。家に帰るまでが高水三山です。
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ようやくゴールが見えて来ました。
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慈恩寺と言う寺の裏手に登山口があります。こうして友人二人も無事に、奥多摩に入門することが叶いました。おめでとう。
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この二人はいつも私に騙されて、キツイ山にばかり登らされていましたからね。今回は本当にゆるふわだったでしょう?

御岳駅は踏切を渡ってすぐ右手にあります。
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13時25分 御岳駅に登頂しました。まだ明るいうちに下りてこれる、コンパクトにまとまった良き縦走ルートでありました。
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入門用の山に必要なすべての要素を兼ね備えているかのようにも思える高水三山ですが、残念ながらたった一つだけ欠けているいものがあります。それは下山後に立ち寄れる温泉です。

無いものはしょうが無いので、ひとまずは青梅線に乗り込み移動します。御岳山方面から下って来た登山者も合流するため、ホームはそこそこ混雑していました。
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やって来たのは河辺(かべ)駅です。駅のすぐ近くに、梅の湯と言う日帰り温泉施設があります。
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この正面のビルの上階に温泉があります。そして考えることは皆同じと見えて、大勢の登山者が一斉に河辺駅で下車しました。
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一風呂浴びた後は今度は立川駅に移動し、反省会と言う名のささやかな祝宴の後に解散となりました。たまにはこんな風にゆったり過ごす休日も、悪くはありません。
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自身十数年ぶりとなる高水三山への訪問は、こうしても満足の内に終了しました。
今更登っても退屈するのではないかとも思っていましたが、そんなことはなく昔を思い出しながら楽しく歩くことが出来ました。登山というアクティビティの魅力がわかり易く凝縮されている、良コースであると思います。
まだ履修していない方や、身近に登山を始めたがっている知り合いがいる方は、奥多摩へ入門すべく、高水三山縦走へと繰り出してみては如何でしょうか。
なお、高水三山は純然たる低山であるため、真夏の訪問はあまり推奨しません。春先かあるいは晩秋の頃に是非どうぞ。

<コースタイム>
軍畑駅(8:30)-高水山(10:15)-岩茸石山(10:40~11:05)-惣岳山(11:45)-御岳駅(13:25)

岩茸石山山頂での記念撮影

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

コメント

  1. もうもう より:

    オオツキ 様

    自己紹介の記事を大変興味深く読ませていただきました。

    以前に子供のころから登山をしている記事がありましたが、どの様なきっかけで重篤な登山病にかかったのか気になっていました。

    まさか登山歴が12~13年と思っていたより全然短いことに加え、ワーカーホリックとは!

    私はブログをしていないので、どれくらいの時間を掛けて作成しているのか大変さが分かりませんが、今後も楽しみに読ませてもらいます。

    • オオツキ オオツキ より:

      もうもうさま
      コメントをありがとうございます。

      子供の頃にも山には登っているのですが、どちらかと言うと「登らされていた」感があるので、自分の中で登山経歴にはカウントしていません。自分で計画を立てて登るようになってから、累計で12~13年くらいです。

      人生の中に仕事が占めている比重を今よりもっと減らしたいと思いつつも、未だに社畜生活からは足を洗えていません。転職して長野か山梨あたりにでも引っ越し、山三昧の生活を送りたいなあと妄想しつつ、日々仕事に追われています。

  2. MM より:

    読者のコメント・質問にコメント・回答返しして下さるオオツキさんにこちらこそいつも感謝の気持ちです!
    赤岳にジーンズ&スニーカーで登られたとはある意味すごいですね(^^;;
    年季の入った写真は味がありますよ!デジカメが普及する前の写ルンですの時代でしょうか?!同じアラフォーなので懐かしく拝見いたしました。

    高水三山はちょうど1年前に行きましたが、今行ったら以前よりラクに登れるのか変わらないのか試してみたくなりました!

    • オオツキ オオツキ より:

      MMさま
      いつもコメントをありがとうございます。

      赤岳の写真は、まさに写ルンです時代の全盛期だったと記憶しています。とびっきりコニカなどの類似品もたくさんありましたね。

      高水三山はすでに履修しているということで、踏むべき手順をしっかり踏んで丁寧に経験を積み上げおられるようですね。これからも山をナメずに安全な登山を楽しんでください。

  3. しょうへい より:

    久々のコメントになります。奥多摩は山登りやキャンプなどで訪れていましたが、なぜか高水三山はスルー状態になっておりました。オオツキさんの記事を見て興味もでてきたので、機会できたら一度訪れたいと思っています。ところで最近、オオツキさん、体付きがスマートになりましたか?一時期、太ってしまったようにみえましたけど。ダイエット成功なら素晴らしいですね。体が重いとヒザにも良くないだろうし、ほんとはやせてる方がいいんでしょうけど、なんか中年になってから太りやすくてこまります。自分もオオツキさんを見習わないといけないw

    • オオツキ オオツキ より:

      しょうへいさま
      コメントをありがとうございます。

      まだ目標には届いていませんが、現在進行形で減量中です。なかなか思うようには減らなくて苦戦しています。テントを担いで4~5日山を歩き回れる体を取り戻したい。。

  4. AK より:

    ジーパン赤岳の写真、めちゃウケました!圧倒的共感です。私も本格的に登山を始める前、綿シャツジーパンで谷川岳に登ってしまいました…ほんの6〜7年前。当時はそれがイケてると信じており、全身アウトドアブランドの人を見ると、へー…と(笑)
    今は当時の無知無謀をちょっと恥じております。
    私も入門当初、初めてひとりで出かけたのが高水三山で、とても懐かしく拝読しました!その時は晩秋でしたが、新緑も最高ですね。
    岩茸石山から雪を被った燧ヶ岳が⁈
    高島屋マークには気付きませんでしたが、正直、若干意味不明…笑えますね〜
    オオツキさん十代の頃から山のご経験がおありなんですね。私も新参読者なので、いろいろ謎が解けました。ありがとうございました。
    記事を大いに参考にさせていただいております。これからもますます楽しく読ませていただきますね。

    • オオツキ オオツキ より:

      AKさま
      コメントをありがとうございます。

      20年前は現在のような速乾性素材のシャツなどはまだ存在せず、みな普通に綿シャツを着て登っていたように記憶しています。・・・ジーパンは流石に当時からナメている扱いでしたが。

      私は秋に歩いたことは無いのですが、紅葉シーズの高水三山も良さそうですね。棒ノ折山への縦走もオススメです。

  5. erica より:

    インスタでフォローさせていただいているerica.s0320のericaです。
    まさしく今年登山を始めたばかりで、オオツキさんのブログを楽しく拝読しています。
    おかげでスニーカー登山者を返上し、家に帰るまでが〇〇山を楽しんでいます。
    自宅から行きやすい高尾山、大好きな奥多摩の記事がとくに好きで、何度も読んでいます。
    今は体力をつけて大岳山、大菩薩嶺など、少しずつ行ける山を増やして登りたい山リストを伸ばしているところです。
    これからも登山記事を楽しみにしています。

    • オオツキ オオツキ より:

      ericaさま
      コメントをありがとうございます。

      山登りを始めたばかりの頃に、登りたい山リストがどんどん増えて行くのは楽しいですよね。度が過ぎると、本棚が山と高原地図だらけになって収拾がつかなくなったりしますが、でもそれが良いんです。

      ここ最近の私はマニアックな山梨百名山にばかり入り浸っておりますが、折を見て初心者向けの記事もボチボチ投稿して行きたいと思っております。またご気軽にご訪問ください。

  6. 時代劇ファン より:

    オオツキ様
    いつも楽しく拝見しています。「登山ランキング」にポッチとして「←」していたので、このコメント欄に気づきませんでした。
    オオツキさんの登山歴が12~13年と知り驚きました。京王線沿線の街歩きから日本各地の高山までという行動力とブログアップ作業の緻密さに感服しております。当方もほぼ一人歩き派ですが、
    オオツキさんならばここで写真撮ってコメントするかナなどと考えながら山歩きすることもあります。
    高水三山は25年くらい前に歩いた記憶があります。この記事を拝見して久しぶりに行ってみたくなりました。これからもいろんな山に私を誘ってください。

    • オオツキ オオツキ より:

      時代劇ファンさま
      コメントをありがとうございます。

      お恥ずかしながら誤字脱字だらけで、おおよそ緻密さはまるでありませんが、行動力だけは無駄に有り余っていると自負しております。

      25年前というと、私が初めて歩いた頃よりもさらに昔の事ですね。当時と町の光景は様変わりしましたが、山の景色はほとんど変わっていないし、これからもきっと変わらずにいれくれることでしょう。

      今後も当面は投稿を続ける所存ですので、またご気軽にご訪問ください。