上信越エリア

高ボッチ山-鉢伏山 諏訪盆地と松本盆地とを一望する信濃の国の重心

長野県岡谷市と塩尻市にまたがる高ボッチ山(たかぼっちやま)と鉢伏山(はちぶせやま)に登りました。 筑摩山地と呼ばれる、長野県の中央部にまたがる山系に属している山です。放牧的でななだらかな山容を持ち、山頂のすぐ近くにまで車で登るこの出来るスカイラインが整備されていることから、登山の対象と言うよりは観光地としての色合いが濃い存在です。 連日の猛暑がつづく最中、涼を求め信州の高原へと自転車を抱えて繰り出して来ました。 2022年7月24日に旅す。
4
南アルプス

源氏山-櫛形山 富士川西岸に連なる南アルプス前衛の静かなる山々を巡る

山梨県富士川にある源氏山(げんじやま)と櫛形山(くしがたやま)に登りました。 どちらも富士川沿いの南アルプス(赤石山脈)の前衛に連なる山で、山梨百名山に選ばれています。櫛形山はその名の通りに櫛のようなシルエットの山容が甲府盆地からも良く見えて、古くから花の名峰として親しまれてきた存在です。一方の源氏山は外見的特長に乏しく、ほとんどその存在自体を知られていない地味で静かなる一座です。 アクセス困難な地に立つ山梨百名山2座を、一挙に巡り歩いて来ました。 2022年7月18日に旅す。
8
東北エリア

焼石岳 奥羽山脈中部に大きく裾野を広げる花の名峰

岩手県奥州市と西和賀町にまたがる焼石岳(やけいしだけ)に登りました。 東北地方の背骨奥羽山脈の中部に大きく横たわる古い火山です。なだらかな丘陵状の山容を持ち、残雪が多くその豊富な雪融け水により数多くの湿地帯とお花畑が広がる花の名峰です。アクセスが良好とは言い難い奥地にある山ですが、初夏の季節には花を目当てに多くの登山者が訪れます。 忙しない日帰り弾丸の行程で、奥羽山脈の花の名峰を巡って来ました。 2022年7月10日に旅す。
7
上信越エリア

浅草岳 希少種ヒメサユリが咲く越後会津国境の深山

新潟県魚沼市と福島県只見町にまたがる浅草岳(あさくさだけ)に登りました。 福島県と新潟県の県境地帯に連なる、越後山脈と呼ばれる山塊に属する古い火山です。豪雪地帯の山であり、雪解けを迎える初夏の季節になると多種多様な花々が咲き誇る花の名峰として知られています。中でも大変希少な花であるヒメサユリが咲くことで名高い山です。 遠路はるばる訪れた秘境の山で待っていたものは、満開のヒメサユリと恐るべき酷暑の世界でした。 2022年7月2日に旅す。
11
上信越エリア

谷川主脈縦走 上越国境上に連なる花咲く稜線を行く

群馬県と新潟県の境界上に連なる、谷川主脈を縦走してきました。 清水峠から三国峠に至る上越国境地帯を形成している谷川連峰のうち、谷川岳から仙ノ倉山の区間を縦走する行程です。標高2,000メートルに満たない山の連なりですが、当地は世界有数の豪雪地帯であり、森林限界を超える展望の開けた稜線が連なっています。 記録的な猛暑となった初夏の最中、花咲く国境の尾根を横断してきました。 2022年6月25~26日に旅す。
10
奥秩父エリア

横尾山 輪行で行く、レンゲツツジが咲く奥秩父西端の山

山梨県北杜市と長野川上村にまたがる横尾山(よこおやま)に登りました。 奥秩父山地西の外れの、八ヶ岳山麓の高原地帯との境界付近に位置する山です。東西に長い尾根を引く放牧的な山容をしており、6月の中旬から下旬ごろにかけて、カヤトの広がる山腹にレンゲツツジが花を咲かせます。 折り畳み自転車と言う新たなる山道具(?)を引っ提げて、信州峠から県境の山に登って来ました。 2022年6月14日に旅す。
4
奥秩父エリア

小川山 シャクナゲと苔生す幽境なる森が広がる裏瑞牆の深山

山梨県北杜市と長野県川上村にまたがる小川山(おがわやま)に登りました。 裏瑞牆と呼ばれる瑞牆山の背後に位置し、花崗岩からなる岩稜帯と、いかにも奥秩父らしい苔生す森に覆われている深山です。クライミングの対象として知名度のある山ですが、登山の対象としてはまったくメジャーではなく、ほとんど登る人はいない静かなる山域となっています。 シャクナゲが咲く季節を狙い、長野県側の廻り目平から山梨県の瑞牆山荘へと抜ける、縦断コースを歩きて来ました。 2022年6月4日に旅す。
4
奥秩父エリア

鶏冠山 笛吹川源流に屹立する、山梨百名山最恐の呼び声高き岩峰

山梨県山梨市にある鶏冠山(とさかやま)に登りました。 奥秩父山地のほぼ中央付近に位置している、笛吹川の源流部に立つ岩峰です。その名の通り鶏の鶏冠を思わせるような険しい山容を持ち、付近からはたいへん目を引く存在です。山頂に通じる一般登山道は存在せず、難易度の高い危険な山であると見なされています。 山梨百名山最恐と呼ばれる山で待っていたのは、前評判に違わぬ高度感抜群の岩稜でした。 2022年5月29日に旅す。
6
近畿・東海エリア

武奈ヶ岳 琵琶湖の西岸に連なる比良山地の最高峰

滋賀県大津市にある武奈ヶ岳(ぶながたけ)に登りました。 琵琶湖西岸に連なる比良山地の最高峰です。標高1,200メートル少々の低山ですが、日本海側気候の影響を受ける立地にあるため、冬には豪雪地帯となる山域です。豪雪の影響により森林限界高度が低く、山頂付近は360度全方位の展望が開けています。日本二百名山にも選ばれており、登山者に人気の高い一座です。 慌ただしき日帰り弾丸で、遠路はるばる滋賀県の名峰を巡って来ました。 2022年5月22日に旅す。
4
奥武蔵・秩父エリア

蕎麦粒山-有間山稜 廃道化の進む棒杭尾根と、奥多摩と奥武蔵の境界の山々を巡る

東京都奥多摩町にある蕎麦粒山(そばつぶやま)から埼玉県飯能市と秩父市にまたがる有間山稜(ありまさんりょう)を繋げて歩いて来ました。 天目背稜と呼ばれる、東京都と埼玉県の境界を形成している尾根の周辺を巡る行程です。人里からは遠く離れた山深い場所に位置しており、登山口のある有間峠へと通じている林道が長らく通行止め状態であることから、訪れる者の極めて少ない静かなる山域となっています。 咲き始めたシロヤシオを求めて、奥多摩と奥武蔵の境を渡り歩いて来ました。 2022年5月15日に旅す。
4
奥多摩エリア

高水三山 登山初心者向け大定番の奥多摩入門コースを巡る

東京都青梅市と奥多摩町にまたがる、高水三山(たかみずさんさん)を縦走してきました。 奥多摩と呼ばれる領域の前衛部に位置する、高水山(たかみずさん)、岩茸石山(いわたけいしやま)および惣岳山(そうがくさん)の総称です。青梅線の軍畑駅から御岳駅へ繋げて歩くことのできる縦走コースとなっており、展望の良さと手頃なコースタイムにより、登山初心者向けの入門の山として絶大な人気があります。 登山を始めたばかりの頃の初心に回帰すべく、奥多摩の入門コースを歩いて来ました。 2022年5月8日に旅す。
14
奥武蔵・秩父エリア

般若山-釜ノ沢五峰 秩父札所32番と小鹿野アルプスを巡る

埼玉県小鹿野町にある般若山(はんにゃやま)と釜ノ沢五峰(かまのさわごぼう)に登りました。 秩父三十四箇所と呼ばれる観音菩薩を祀った霊場の一つである、秩父札所32番を巡る行程です。標高500メートル少々の低山ながらも、岩場が連続するアスレチックな行程となっており、小鹿野アルプスの異名を持ちます。 ゴールデンウィークの喧騒を避けて、静かななる秩父の霊場を巡って来ました。 2022年5月5日に旅す。
2
北関東エリア

袈裟丸山(前袈裟丸山) アカヤシオツツジが咲く足尾山地の深山

栃木県日光市、群馬県沼田市およびみどり市にまたがる袈裟丸山(けさまるやま)に登りました。 栃木県と群馬県の県境地帯に連なる足尾山地に属している古い火山です。交通アクセスが良いとは言い難い奥地にある山ですが、アカヤシオツツジの名所として名高く、シーズン中は多くの登山者で賑わいます。 ツツジ以外にはさしたる期待もなく訪れた足尾の深山で待っていたのは、思ってもいなかった大展望の頂でした。 2022年5月3日に旅す。
2
奥秩父エリア

源次郎岳-棚横手山 静かなる日川尾根の大菩薩嶺前衛の山並みを巡る

山梨県甲州市にある源次郎岳(げんじろうだけ)と棚横手山(たなよこてやま)に登りました。 大菩薩嶺の前衛に連なる日川尾根から派生した枝尾根上に位置している山です。どちらも山梨百名山に名を連ねていますが、大菩薩嶺周辺の賑わいと比べ、訪れる登山者は極めて少ない静かな山域です。山頂は大きく視界が開けており、甲府盆地や奥秩父の山並みを広く見晴らすことが出来ます。 ゴールデンウィーク中の喧騒を避けて、通好みの小粒の山で静かな山行きを楽しんで来ました。 2022年4月30日に旅す。
4
奥武蔵・秩父エリア

外秩父七峰縦走ハイキング大会 外秩父山地の山々を巡る全長約42kmのロングコース

埼玉県の小川町、東秩父村および寄居町を巡る外秩父七峰縦走ハイキング大会に参加しました。 秩父盆地を取り巻いている山地の東側に位置している、外秩父山地の7座を巡るハイキング大会です。さほど標高差が大きくはない低山の連なりながらも、全長がおよそ42kmにも及ぶコースを一日で歩く過酷な行程の大会です。 「自分ならやれる」と言う謎の自信を持って挑んだ大会で待っていたのは、前評判に違わぬひたすら長い道程でした。 2022年4月17日に旅す。
10
富士・道志・御坂エリア

大栃山-釈迦ヶ岳-黒岳 春爛漫の笛吹桃源郷と御坂山地の山々を巡る

山梨県笛吹市にある大栃山(おおとちやま)、釈迦ヶ岳(しゃかがたけ)および黒岳(くろだけ)に登りました。 何れも甲府盆地の南に連なる御坂山地に属している山です。御坂山地の山麓に位置する笛吹市は桃の生産量を日本一の誇っており、桃の花が開花する4月の上旬頃には、桃源郷さながらの光景が出現します。 春爛漫の笛吹桃源郷からスタートして、御坂山地を越える道を歩いて来ました。 2022年4月10日に旅す。
2
3月

高ドッキョウ-貫ヶ岳-白鳥山 甲斐南端の地にひっそり佇む山梨百名山を巡る

山梨県南部町にある高ドッキョウ、貫ヶ岳(かんがたけ)および白鳥山(しらとりやま)に登りました。 いずれも山梨県南端の静岡県との境界近くに立つ山です。公共交通機関によるアクセスが極端に悪い一帯であり、訪れる者の少ない静かなる山域が広がっています。全域が深い樹林に覆われていますが、所々に存在する切れ目からは秀逸な富士展望を得ることが出来ます。 ヤマビルがうごめき始める前の時期を巡って、甲斐国南の果ての山々を巡って来ました。 2022年3月27日に旅す。
2
3月

三石山-思親山 富士川の東に連なるマイナーな山梨百名山を巡る縦走登山

山梨県身延町にある三石山(みついしやま)から南部町にある思親山(思親山)までを縦走して来ました。 2座共に天子山地に属しており、富士川の東側に連なる山脈上に位置している山です。山梨百名山に選ばれてますが、訪れる登山者は極めて少なく、静かな山域となっています。車であれば比較的アクセスが容易な山ですが、公共交通機関の利用を前提とした場合、長き道程を歩むこととなります。 身延線の身延駅から井出駅へ、人影疎らなロングルートを縦断してきました。 2022年3月20日に旅す。
4
散歩

踊子歩道 浄蓮の滝から河津七滝まで、天城峠を越える道を行く

静岡県伊豆市から河津町に至る踊子歩道を歩いて来ました。 作家川端康成の小説「伊豆の踊子」の舞台となった、天城峠を越えの道に沿って整備された遊歩道です。現用の道と重なっている部分もありますが、浄蓮の滝(じょうれんのたき)から野ヶ湯(のがゆ)まで概ね当時の道筋に沿って整備されています。 河津町の河津桜見物と合わせ、春爛漫の伊豆半島で天城越えをして来ました。 2022年3月14日に旅す。
0
奥武蔵・秩父エリア

飯能アルプス 奥武蔵の前衛に長々と連なる苦難の道程

埼玉県飯能市にある飯能アルプスを歩いて来ました。 入間川と高麗川の間に連なる、奥武蔵前衛の山並みです。一般的には天覧山から伊豆ヶ岳までの区間のことを指します。ほぼ全域が西武秩父線の路線と並走する純然たる低山の連なりですが、小刻みにアップダウンを繰り返すなかなかの体力勝負な縦走コースとなっています。 完全に春の空気に入れ替わった感がある奥武蔵の低山で、苦行のような登山をしてきました。 2022年3月5日に旅す。
11
北関東エリア

那須岳(茶臼岳-朝日岳) 雪化粧した関東地方北端の火山群を巡る

栃木県那須町にある那須岳(なすだけ)に登りました。 栃木県北部の関東地方北端部に位置する火山群の総称です。冬期の強風と火山性ガスの影響により山頂部は森林限界を超えており、たいへん眺めが良く登山者に人気の高い山です。標高1,000メートルを超える地点にある那須温泉まで車道が通じていることから、アクセスがしやすく、冬山登山の対象としても大定番の存在です。 申し分ない晴天のもと、白一色に染まった北関東の名峰を巡って来ました。 2022年2月26日に旅す。
4
近畿・東海エリア

高草山-満観峰 富士山と海を一望する焼津アルプスを巡る

静岡県静岡市と焼津市にまたがる高草山(たかくさやま)と満観峰(まんかんほう)に登りました。 焼津(やいづ)アルプスと呼ばれている、いわゆるご当地アルプスの一つです。概ね標高500メートル以下の低山の連なりですが、富士山と駿河湾を一望する好展望地となっています。 早くも春の陽気が漂い始めた、静岡の里山を巡り歩いて来ました。 2022年2月23日に旅す。
7
奥多摩エリア

鷹ノ巣山 降雪直後の浅間尾根と石尾根縦走路を巡る

東京都奥多摩市にある鷹ノ巣山(たかのすやま)に登りました。 奥多摩最高峰の雲取山に端を発する、石尾根縦走路の中央付近にある山です。何れの登山口から登っても標高差がそこそこ大きいため、奥多摩の山の中では中級者向けレベルの山と見なされています。今回は比較的楽に山頂に立つことのできる、峰谷から浅間尾根を登るルートを歩いて来ました。 生憎のどんよりした高曇りの空のもと、積雪直後の白く染まった石尾根縦走路を満喫して来ました。 2022年2月12日に旅す。
5
富士・道志・御坂エリア

滝戸山-春日山 御坂山地前衛の山梨百名山を巡る縦走登山

山梨県笛吹市にある滝戸山(たきどやま)と春日山(かすがやま)に登りました。 甲府盆地の南側に連なる、御坂山地前衛の山並みです。御坂山地の山中にある芦川地区と行き来するための峠道がこの山域を乗り越えており、マイカー登山する人であれば容易にアクセスすることが可能な山域となっています。しかしながら、公共交通機関の利用を前提とした場合、長き道程を歩くことになります。 人影な疎らな静かなる里山を繋げる縦走路を延々と歩いて来ました。 2022年2月6日に旅す。
0
富士・道志・御坂エリア

達沢山 御坂山地の前衛にひっそり佇む桃源郷の山

山梨県笛吹市にある達沢山(たつざわやま)に登りました。 甲府盆地から河口湖方面へと向かう御坂路の傍らに立つ里山です。山麓には一面の桃畑が広がっており、花の季節になると桃源郷の如き光景が広がります。眺望にはあまり恵まれておらず、桃の花シーズン以外には至って地味で静かな山です。 生憎の曇天の空のもと、達沢山から笹子峠へと至る山域を巡り歩いて来ました。 2022年1月30日に旅す。
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北関東エリア

雲竜渓谷 女峰山の懐深くに抱かれた、氷瀑が立ち並ぶ氷の神殿

栃木県日光市にある雲竜渓谷(うんりゅうけいこく)に行って来ました。 日光市街地のすぐ裏手に立つ赤薙山と女峰山の間を流れる、稲荷川源流にある渓谷です。浸食が進み急峻な地形を成す渓谷には豊富な湧水が見られ、冬季になると凍結して氷の大伽藍とでもいうべき氷柱群が形成されます。かつては知る人ぞ知る秘境めいた場所でありましたが、近年ではその存在が広く認知され、多くの人が見物に訪れれる人気のハイキングスポットとなっています。 例年よりも少し早くに見頃を迎えた氷瀑を見物すべく、極寒の日光へと繰り出して来ました。...
4
南アルプス

守屋山 諏訪湖の傍らにひっそりと立つ展望の山

長野県諏訪市と伊那市にまたがる守屋山(もりやさん)に登りました。 諏訪盆地の南に立つ、赤石山脈(南アルプス)最北端の山です。周囲を日本アルプスや八ヶ岳などの名だたる高峰に囲まれており、それらの山並みを一望する好展望の頂となっています。 登山口最寄りまでのバスが運休となる冬期に、諏訪大社上社本宮の裏手から直接登るロングコースを歩いて来ました。 2022年1月16日に旅す。
2
八ヶ岳エリア

蓼科山 晴天の冬期北八ヶ岳から望む大展望

長野県茅野市および立科町にまたがる蓼科山(たてしなやま)に登りました。 八ヶ岳連峰の北端に位置する古い火山です。諏訪方面から眺めると均整の取れた円錐形に見えるため、諏訪富士の異名を持ちます。山の中腹付近をヴィーナスラインと呼ばれる観光道路が横切っており、冬期であっても登山口へのアクセスが容易であることから、雪山登山の対象として定番の存在です。 雲一つない完璧なる晴天の下、白一色に染まった北八ヶ岳からの大展望を楽しんで来ました。 2022年1月8日に旅す。
2
伊豆・箱根エリア

金時山-丸岳 天下の秀峰と箱根外輪山の西側部分を巡る

神奈川県箱根町、足柄町および静岡県小山町にまたがる金時山(きんときやま)と丸岳(まるだけ)に登りました。 箱根の周囲をグルっと囲い込んでいる外輪山のうち、西側の一帯を縦走する行程です。天下の秀峰の異名を持つ金時山を筆頭に、富士展望に優れた稜線上を行く縦走路となっています。 時より小雪がパラつく寒空のもと、2021年最後の登山と温泉を満喫して来ました。 2021年12月26日に旅す。
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伊豆・箱根エリア

日金山-岩戸山 富士裾野を一望する好展望地の十国峠と熱海城を巡る

静岡県熱海市と函南町(かみなんし)にまたがる日金山(ひがねやま)と岩戸山(いわどやま)に登りました。 伊豆半島と箱根の境界に位置している、湯河原火山と呼ばれる火山帯に属している山です。日金山は十国峠(じっこうとうげ)の名でも知られ、広く十国を見渡すことのできる好展望地です。山頂のすぐ近まで十国峠ドライブウェーが通じており、そこから山頂へと至るケーブルカーもあることから、登山の対象というよりは観光地としての性格が強い場所です。 今回は湯河原から熱海まで十国峠を横断するルート歩き、ついでに以前より気...
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散歩

養老渓谷 関東一遅い紅葉の渓谷と、地磁気逆転期地層チバニアン

千葉県市原市および大多喜町にまたがる養老渓谷(ようろうけいこく)で紅葉見物をしてきました。 房総半島の中央部に広がる房総丘陵を流れる、養老川の浸食によって形成された渓谷です。川沿いを歩くとこの出来る遊歩道が整備されており、関東地方でも最も遅い時期に紅葉を見ることが出来る場所として人気があります。 また、2020年にニュースで話題となったチバニアンの地層があるのは、この養老川の川縁です。 この年最後となる紅葉狩りを行うべく、房総半島中央部へお散歩に繰り出して来ました。 2021年12月12日に旅す...
4
近畿・東海エリア

霊仙山 琵琶湖の傍らに立つカルスト地形の山

滋賀県米原市および多賀町にまたがる霊仙山(りょうせんざん)に登りました。 琵琶湖の東に丘のような緩やかな山容を広げる山です。鈴鹿山地の北部に広がる近江カルストと呼ばれる石灰岩地層上に存在し、広く平坦な山頂部にはカルスト台地の独特の景観が広がります。琵琶湖の上空で発生した湿った空気が直接ぶつかる位置にあるため、隣接する伊吹山と共に豪雪の山としても知られています。 薄っすら雪化粧した山上から、琵琶湖を一望する大絶景を満喫してきました。 2021年12月5日に旅す。
4
奥多摩エリア

日の出山 名前通りに日の出が良く見える山で、新春の初日の出登山

東京都青梅市と日の出町にまたがる日の出山(ひのでやま)で初日の出を見て来ました。 奥多摩と呼ばれる山域の前衛部に位置しており、眺望が良くアクセス手段が豊富で手軽に登れる山であることから、登山者に人気のある一座です。東側の東京都心方向の展望が大きく開けており、名前の通りに日の出を拝むのに適している山です。 寒波が到来している極寒の元日に、初日の出を拝むべく繰り出して来ました。 2022年1月1日に旅す。
4
北関東エリア

奥久慈男体山 紅葉にもえる岩峰と、名勝袋田の滝を巡る

茨城県常陸太田市と大子町にまたがる奥久慈男体山(おくくじなんたいさん)に登りました。 奥久慈と呼ばれる、久慈川源流域である茨城県北部の山岳地帯に立つ岩峰です。標高1,000メートにも満たない低山ながらも、遠目にも目を引く切り立った急峻な山容を持ち、登山者に人気のある山です。 低山にまで下って来た紅葉を追いかけて、奥久慈の山々と名勝、袋田の滝を巡って来ました。 2021年11月28日に旅す。
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丹沢エリア

大山 相模平野の夜景と紅葉ライトアップ

神奈川県伊勢原市、秦野市および厚木市にまたがる大山(おおやま)に登りました。 広大な丹沢山地の中で平野部に面した前衛の位置に立つ山です。アクセスが容易であるうえに眺望にも優れており、年間を通じて多くの登山者が訪れる非常に人気の高い一座です。中でも特に紅葉シーズンともなると、紅葉のライトアップイベントが行われて、登山者のみならず多くの観光客で賑わいます。 まだ比較的空いているであろう平日を狙って、紅葉シーズンの大山を巡って来ました。 2021年11月25日に旅す。
0
北関東エリア

両崖山-行道山 紅葉の足利アルプスと日本三大イルミネーションを巡る

栃木県足利市にある両崖山(りょうがいさん)から行道山(ぎょうどうさん)を縦走してきました。 足利(あしかが)アルプスと呼ばれている、いわゆるご当地アルプスの一つです。渡良瀬川の北に連なる、概ね標高400~500メートル前後の低山の連なりで、街中にある織姫神社からスタートして、「関東の高野山」の異名を持つ行道山浄因寺まで続くハイキングコースが整備されています。 紅葉が見頃を迎えたご当地アルプスと、ついでにあしかがフラワーパークのイルミネーションを巡って来ました。 2021年11月24日に旅す。
2
北関東エリア

桜山 三波川の冬桜が咲く藤岡の里山

群馬県藤岡市にある桜山(さくらやま)に登りました。 その名の通り桜の名所として知られ、三波川の冬桜と呼ばれる冬に咲く桜が特に有名です。山頂の一帯は桜山公園として整備されており、車で直接乗り入れることが可能なほか、麓から登るハイキングコースも整備されています。 冬桜が見頃を迎えつつある里山で、季節外れの花見登山をしてきました。 2021年11月20日に旅す。
2
南アルプス

身延山 日蓮宗の総本山、久遠寺が立つ信仰の山

山梨県身延町と早川町にまたがる身延山(みのぶさん)に登りました。 山梨県から静岡県に向かって流れる急流、富士川の傍らに立つ山です。山の麓に日蓮宗の総本山である久遠寺(くおんじ)が存在し、日本仏教三大霊山の一つに数えられています。山頂には久遠寺の奥ノ院である思親閣(ししんかく)が存在し、身延山ロープウェイで久遠寺と結ばれています。 紅葉が見ごろを迎えた身延山を、あえてロープウェイを使用せずに下から登って来ました。 2021年11月15日に旅す。
2
北関東エリア

皇海山 庚申山からのクラシックルートで登る足尾の深山

栃木県日光市と群馬県沼田市にまたがる皇海山(すかいさん)に登りました。 渡良瀬川源流域に広がる、足尾山地の懐深くに立つ深山です。かつては修験の山として知られた存在で、三山駆けと呼ばれる庚申山から鋸山を経て皇海山へと至る尾根沿いのルートは、クサリ場がヤセ尾根が連続する難コースとなっています。 歩いた経験のある人の多くが「辛かった」と言う感想を口にするクラシックルートで待ち受けていたのは、前評判に違わぬ長く苦しい道程でした。 2021年11月6日~7日に旅す。
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富士・道志・御坂エリア

御正体山-石割山 紅葉が光り輝く、錦秋の道志山塊最高峰を行く

山梨県都留市と道志村にまたがる、御正体山(みしょうたいやま)に登りました。 丹沢山地と御坂山地の間に連なる道志山塊の最高峰です。大柄でどっしりと構えた山容を持ち、近隣の山から見た時に大変目立つ山であるものの、眺望に恵まれないことから登山者にはあまり人気が無い静かな山です。そんな普段は極めて地味な存在である御正体山ですが、山中には広大な針葉樹林が広がっており、紅葉シーズに限り金色に輝いた華やかなる姿を見せてくれます。 紅葉の盛りを迎えた道志山塊最高峰から、山中湖畔の石割山までを縦走して来ました。 ...
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上信越エリア

越後駒ヶ岳 圧巻の紅葉と雲滝を見下ろす魚沼の名峰

新潟県南魚沼市と魚沼市にまたがる越後駒ヶ岳(えちごこまがたけ)に登りました。 越後三山と呼ばれる、中越地方に連なる山群に属している山です。米所として名高い魚沼盆地の傍らにあり、豪雪地帯の山であるが故の低い森林限界高度により、大変眺望に優れている山です。秋になると、あたかも山全体が光り輝いているかのような圧巻の紅葉に覆われます。 紅葉に期待して遠路はるばる訪れた晩秋の越後駒ヶ岳で待っていたのは、山頂部がすでに白く雪化粧した姿でした。 2021年10月30日に旅す。
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南アルプス

八紘嶺 安倍川の源流部、安倍奥に静かに佇む県境の山

静岡県静岡市と山梨県早川町、身延町にまたがる八紘嶺(はっこうれい)に登りました。 通称安倍奥と呼ばれる、安部川源流域に立つ深山です。フォッサマグナ(大地溝帯)の西の端に位置しており、日本有数の急流河川である安部川が刻んだ深い谷から屹立する、急峻な山容の山です。山の麓には秘湯として知られる梅ヶ島温泉があり、温泉のある静岡県側からのアプローチが一般的です。 遠路はるばる、静岡市の秘境オクシズの山域を巡って来ました。 2021年10月23日に旅す。
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上信越エリア

妙高山 紅葉の火山と秘湯の黄金の湯を巡る

新潟県妙高市にある妙高山(みょうこうさん)に登りました。 北信五岳と呼ばれる火山群の最高峰にして、越後富士の異名を持つ上越地方の象徴的な山です。別名で妙高連邦とも呼ばれる頸城(くびき)山塊に属しています。山の麓には火山の恩恵とでも言うべき温泉が豊富に湧出し、温泉地としても名高い存在です。 黄葉で黄金に輝くと言う温泉を求め、はるばる上越地方へと繰り出してきました 2021年10月10日に旅す。
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奥多摩エリア

麻生山-日の出山 白岩の滝遊歩道と奥多摩前衛の山々を巡る

東京都日の出町にある麻生山(あそうさん)と日の出山(ひのでやま)に登りました。 奥多摩と呼ばれる領域の前衛部に位置している山です。標高1,000メートルに満たない低山ながらも、平野部に面している立地故に眺望の良い山です。麻生山の麓には、かつて雨乞信仰の対象であったと言う白岩の滝が存在し、滝を巡る遊歩道が整備されています。 沢と滝を巡る、東京の隠れた名スポットを巡って気ました。 2021年10月2日に旅す。
2
東北エリア

三ツ石山 圧巻の紅葉にもえる裏岩手の深山を巡る

岩手県八幡平市と雫石町にまたがる三ツ石山(みついしやま)に登りました。 岩手山裏側の秋田県との県境近くに連なる、通称裏岩手縦走路と呼ばれる稜線上にある山です。栗駒山と並び、東北地方の山の中でも最初に紅葉が始まる山として知られています。 松川温泉を起点に、紅葉の裏岩手を巡り歩いて来ました。 2021年9月27日に旅す。
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上信越エリア

白砂山 上信越国境の稜線上に広がる大展望の頂

群馬県中条町、新潟県湯沢町および長野県栄村にまたがる白砂山(しらすなやま)に登りました。 上信越の三国国境に立つ深山です。豪雪地帯の山らしい笹に覆われた稜線上からは、視界内に人工物の姿が一切入らないような国境山岳地帯の光景が広がります。僻地の山ながらも、群馬県境稜線トレイルのコースに組み込まれていることから、登山道は大変よく整備され歩きやすいトレイルとなっています。 見渡す限りの山また山な、三国国境の山岳地帯を巡って来ました。 2021年9月20日に旅す。
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上信越エリア

破風岳-土鍋山 上信国境地帯に連なる笹の稜線と、グンマー国境こと毛無峠

群馬県嬬恋村と長野県須坂市にまたがる破風岳(はっぷだけ)と土鍋山(どなべやま)に登りました。 群馬県と長野県の県境にある毛無峠を起点にした、日本の中央分水嶺を形成している上信国境地帯の稜線を巡る行程です。この二座を巡る登山道は、群馬県境トレイルと銘打たれたコースに組み込まれており、一面が笹原に覆われた眺望の良い登山道が続いています。 台風一過の快晴の空のもと、かの高名なるグンマー国境付近の山々を巡り歩いてきました。 2021年9月19日に旅す。
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北アルプス

燕岳 北アルプス三大急登の合戦尾根を日帰りで登る

長野県大町市と安曇野市にまたがる燕岳(つばくろだけ)に登りました。 通称表銀座と呼ばれる縦走路の起点に位置する、北アルプス前衛の山です。花崗岩でできた山であり、白亜に輝くその美しい姿からアルプスの女王との異名を持ち、非常に人気の高い一座です。山頂へ至る最短ルートである合戦尾根は、北アルプス三大急登の一つに数えられている急峻な道程です。 久方ぶりの晴れ予報を受けて、はるばる北アルプスへと繰り出してきました。 2021年9月12日に旅す。
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八ヶ岳エリア

縞枯山-茶臼山-高見石 北八ヶ岳の山上に広がる溶岩台地と麦草峠

長野県の茅野市と佐久穂町にまたがる縞枯山(しまがれやま)、茶臼山(ちゃうすやま)および高見石(たかみいし)に登りました。 いずれも北八ヶ岳と呼ばれる一帯に広がる溶岩台地上に立つ、緩やかな山容を持つ山です。北八ヶ岳ロ―プウェイを利用して登るかことが可能であり、また車で訪れることの出来るメルヘン街道がすぐ傍らをかすめていることから、とても手軽に訪れることの出来る山として人気のエリアです。 自身にとって八ヶ岳連峰の最後の空白地帯となる領域を踏破すべく、北八ヶ岳へと繰り出して来ました。 2021年8月2...
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奥多摩エリア

檜原村滝めぐり 南秋川沿いに点在する八滝を巡る

東京都檜原村で滝巡りをしてきました。 南北の秋川に沿って村内の各地に点在する、全部で13の滝を巡るコースです。今回は南秋川の源流である三頭山からスタートして、南秋川沿いにある八つの滝(三頭大滝、管平の滝、夢の滝、九頭竜の滝、竜神の滝、吉祥寺滝、払沢の滝および中山の滝)を巡って来ました。 真夏の陽気と涼し気な沢沿いの景色が交差する、暑いのか涼しいのかよくわからなかった一日の記録です。 2021年8月21日に旅す。
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