茨城県常陸太田市と大子町にまたがる奥久慈男体山(おくくじなんたいさん)に登りました。
奥久慈と呼ばれる、久慈川源流域である茨城県北部の山岳地帯に立つ岩峰です。標高1,000メートにも満たない低山ながらも、遠目にも目を引く切り立った急峻な山容を持ち、登山者に人気のある山です。
低山にまで下って来た紅葉を追いかけて、奥久慈の山々と名勝、袋田の滝を巡って来ました。
2021年11月28日に旅す。
時は紅葉シーズンも最終盤を迎えようという11月の下旬。茨城県北部の福島県との県境にも近い場所に立つ、男体山へと訪問して来ました。日光にある男体山と区別するために、奥久慈男体山と呼ばれることが多い山です。
奥久慈とは、鮎釣りで名高い久慈川の源流域に広がる山岳地帯の通称です。突出して背の高い山こそありませんが、久慈川が作り出した渓谷の光景により、景勝地として名高い場所です。
奥久慈山地は比較的標高の低い山域であることから、11月も中頃を過ぎたくらいの時期に遅い紅葉シーズンを迎えます。
南側に落差300メートルに及ぶ岩壁がそびえ立つ男体山は、低山ながらもクサリ場が連続するスリリングな山として登山者に人気あります。
恐らくは今年最後になるであろう紅葉登山と、クサリ場歩きとを同時に楽しむ一石二鳥を狙って、晩秋の時期を選んで訪問して来ました。
男体山でクサリ場歩きを楽しんだ後は、袋田の滝まで足を延ばします。袋田の滝へ至る縦走路は何気に結構な距離があり、小刻みにアップダウンを繰り返すなかなかの骨太な縦走路です。
紅葉と名勝の滝を巡り、奥久慈を存分に満喫してきた一日の記録です。
コース
JR水郡線(すいぐんせん)の西金(さいがね)駅よりスタートして、登山口である大円地まで徒歩でアプローチします。登山口からはクサリ場が連続する難ルートである健脚コースを登り男体山へと登頂します。
その後は紅葉の名所である月居山まで縦走して袋田の滝へ。滝を見物した後は袋田駅まで歩きます。
総歩行距離が17kmほどある、骨太な縦走コースです。
1.奥久慈男体山登山 アプローチ編 ゴール地点の袋田駅に車を停め、水郡線で西金駅へ
中年二人を乗せた車が、早朝の首都高速道路を常磐自動車道方面に向かってひた走ります。1週間前に登った桜山に引き続き、今回も友人とおっさん二人の旅です。
もう長らく自分では車を運転しておらず、首都高の料金が定額700円だった時代から一切情報がアップデートされていなかった私は、首都高通過料金の高さに面くらいました。
常磐自動車道に入ってもななく、車窓に筑波山の姿が見えました。平野にポツンと立っている山なので、本当によく目立ちます。
那珂インターで高速を下りたら、あとは袋田の滝方面に向かって国道118号をひた走ります。しかし常陸の国と言うのは、だだっ広いですな。
進行方向の先に、ピョコっと頭一つ飛び出した山の姿が見えました。位置的に、あれが恐らくは目指す男体山です。遠目にも、岩山なのが良くわかりますね。
男体山への入り口が現れましたが、ここは一旦スルーして通り過ぎます。本日の計画は、縦走のゴール地点である袋田駅に車を停めておき、そこから水郡線に乗って登山口のある西金駅へ移動する予定です。
7時32分 袋田駅の脇にある、駅利用者用の無料駐車場に到着しました。地方の駅には良く見られる、パークアンドライドのための駐車スペースです。
水郡線には無人駅が多いのですが、有名観光地でもある袋田の滝の最寄り駅であるこの袋田駅には、しっかと駅員がいます。と言っても、窓口が開くのは午前8時からのようですが。
7時23分発の列車はもう行ってしまった後なので、その次の8時14分発の列車に乗車します。
日が短い今の季節に袋田の滝まで縦走しよという場合、この便より後の列車だと、日没前に戻ってくるのは時間的に厳しいと思われます。
列車は時刻表通りにやって来ました。水郡線専用に製造された気動車のキハE130系です。何気に初めて乗ります。
まるで路線バスのような運賃表の表示板です。乗り方も路線バスと全く同じで、乗車する際に整理券を取り、下車時に運転手に運賃を支払います。袋田駅には駅員がいたので、我々は普通に切符を買って乗車しました。
8時24分 西金駅に到着しました。袋田駅からは僅か2駅で、運賃は210円でした。
こじんまりとした駅舎です。袋田駅とは違ってこちらは無人駅です。
2.舗装道路を延々と行く、男体山登山口への遠き道程
駅前から本日の行動を開始します。まずは登山口のある大円地の集落までおよそ4kmの下道歩きです。
要所ごとにしっかりと道路標識による案内があるため、その導きに従って進みます。
茨城百景なんてものがあるんですね。正直、茨城県にはあまり観光地であると言うイメージはありませんが。
久慈川支流の湯沢川に沿って、奥地へと道が続いています。幅の広い二車線道路に歩道まで備えたかなり高規格な道です。ひょっとして奥久慈男体山と言うのは、私が考えている以上に開けた有名観光地だったのでしょうか。
と思ったのも束の間で、すぐに細い山道に変わりました。日陰にはびっちりと霜が降りており、寒々しい限りです。
この付近で1650万年前の象の足跡の化石が発見されたと言う案内板が立っていましたが、肝心な足跡がどこにあるのかよくわかりません。見学が出来るような整備はされていないのかな。
やがて行く手の対岸に、鋭く屹立した岩の壁が見えて来ました。ひょっとしてあれが男体山なのでしょうか。いったいどうやって登るの??
と思ったら、これは男体山ではなくただの崖でした。こうした崖地が湯沢川沿に延々と続いており、どこか昇仙峡を思わせるような光景です。
ここでようやく男体山がその姿を現しました。低山らしからぬ貫禄の、そびえ立つ岩峰です。つまり、とてもカッコいい。
どちらにしろ、どこからどう登るのか皆目見当がつかない姿をしておりますな。完全に壁じゃないですか。
ここまでずっと高巻き気味の道を登り続けていましたが、登山口の手前で一度川の高さまで下ります。
道の脇には路駐された車の姿がチラホラとありました。この時間はすでに駐車場がいっぱいになっているようです。男体山の人気の程が伺えます。
登山口最寄りの駐車スペースへとやって来ました。車でお越しの場合はここまで入れますが、ごらんの通りあまりキャパシティは大きくなく、週末はすぐに満車になります。
ここに停めたかったら、相当早い時間に乗り入れる必要がありそうです。今回は縦走の計画なので、幸いにも駐車場争奪戦とは無関係でしたが。
登山届の投函ポストなのかと思ったら、そうではなく俳句ポストでした。俳句ポスト??
9時35分 大円地に到着しました。男体山の登山口に位置する小さな集落です。西金駅からここまで歩いて来るに、何気に1時間以上を要しました。意外と長いアプローチでしたな。
頭上高くにまるで猫耳のような岩が立っていました。何か固有名称でもあるかと思い調べてみました、特に名前は無いようです。
3.奥久慈男体山登山 登頂編 切れ目なくクサリ場が連続する、難路の健脚コースを行く
男体山の本体に近づくにつれて、どんどんと絶壁感が増して行きます。この壁を登れとは言われないのでご安心ください。登山道はこの先で、岩壁との直接対決を避けるように左右に回りこみます。
一般コースと健脚コースとの分岐へやって来ました。健脚コースの方は、山頂までほぼノンストップにクサリ場続くと言う、スリリングなルートとして知られています。
先ほどの駐車場からスタートする場合は、健脚コースから登って一般コースで下るのが、もっとも一般的な男体山登山の行程であるようです。
当然ながらここは、健脚コース一択です。せっかく遠路はるばる奥久慈まで来たんですからね。
登り始めは樹林帯の急坂です。この辺りはまだまだ、来る嵐の前の静けさと言ったところです。
最初のクサリ場が現れましたが、ここはまだ鎖を使わずとも登れます。久慈男体山の岩は八海山の岩とよく似た堆積岩の一種で、表面に突起が多くグリップは極めて良好です。とても登りやすい岩だと思います。
堆積岩と言うのは基本的に、海中で形成される岩石です。この山は、かつては海底に存在していたと言う事ですな。
最初のクサリ場を超えると、地図には記載がない分岐がありました。道標には至滝倉とありますが、今でも歩ける道なのかな。
本日の登山のテーマは、クサリ場歩きと今シーズン最後であろう紅葉見物でしたが、期待通りに頭上に見事な紅葉が広がっていまいした。
訪問の時期としては少しばかり遅かったかと危惧していたのですが、それは全くの杞憂でありました。
ホールドもスタンスも豊富にあり、しっかりと三点支持を守ってさえいれば、特段難しくはないクサリ場です。なんなら、クサリは使わなくても登れるレベルです。
最後は挟まれそうになる岩の隙間です。笑い話ではなく、この日私が一番苦戦を強いられた場所はここです。まったく、挟まって動けなくなるところでしたよ。。
クサリ場を登りきると、視界が開けたテラス状の場所に出ました。奥久慈と呼ばれる山域の広大さが良くわかる光景です。
茨城県と言うのは、関東平野のイメージが強くてあまり山岳地帯である印象がありませんが、突出して標高の高い山がないと言うだけで、山深い場所はしっかりと存在します。
何やらや一仕事を終えた感を出してしまいましたが、ここはまだ序の口です。ここから後半戦の、怒涛のクサリ場ラッシュが始まります。
陽当たりの良い場所は、既に紅葉は終わって散り始めていました。1週間前くらいがベストなタイミングだったのかな。
またもやクサリ場が始まりました。ここは私が苦手とするトラバースです。
一つ一つのクサリ場として見る分には取り立てて難しい箇所はありませんが、山頂までほぼ絶え間なく連続してクサリ場が続きます。
これだけ延々と続くクサリ場と言うのは、過去に経験がありません。クサリが好きな人には垂涎コースだと思います。
最後はまたもやトラバースです。側面が樹木に覆われているおかげであまり高度感はありませんが、左側は切れ落ちています。
不意に平坦に場所に飛び出しました。どうやらクサリ場天国は終わったようですな。
山頂直下最後登りです。足元がぬかるんでおり、クサリ場では何事も無かった友人が、ここでコケそうになっていました。
絶壁に囲われたお社が見えました。山頂に立つ男体山神社奥宮です。
11時 奥久慈男体山に登頂しました。健脚コースは特段難しくも無く、純粋に歩いていて楽しいと感じられる良質なアスレチックでありました。
眼下に奥久慈を一望できます。谷が入り組んだ複雑な地形の低山が団子になっており、どこか房総半島の山とよく似た雰囲気です。
ああ、ちなみに足もとは断崖絶壁なので充分に注意してください。下からも見えていたあの岩壁の上にいます。
かなり霞んでいますが、遠くに薄っすらと富士山が見えました。これは最大望遠で覗いたところです。中心に薄っすらと見えているのですが、お判りになるでしょうか。
なお、男体山の最高地点はこのお社のある場所ではなくすぐ隣です。最高地点には、麓からも良く見えていたレーダアンテナが立っていまいした。
と言う事で、あらためて奥久慈男体山の山頂標識です。標高は654メートルほどしなく、東京スカイツリーより少し高いくらいです。
奥久慈男体山山頂の光景として最も有名なのは、このアングルの光景でしょう。先ほどの男体山神社奥宮が、断崖絶壁の上に立っているのが良くわかります。
奥宮の前で一枚。奥久慈男体山に登たら、だいたいみんな同じことをしますよね。
すぐ足元に集落が見えているのですが、ともかく絶壁感が凄い。ここは崖の上なんだと言うことが良くわかる光景です。
4.月居山へと続く長ーい道程
11時25分 山頂を辞去して行動を再開します。実のところ、本日の行程全体から言うと、現時点ではまだ折り返し地点ですらありません。
ここから袋田の滝を目指して縦走します。道標上には距離も所要時間も一切かかれていませんが、非常に長ーいので覚悟してください。
山頂からは一度大きく下ります。行く先に尾根がずっと続いているのが見えますが、ゴール地点がどこなのかはよくわかりません。
途中に上小川駅方面へ下る分岐地点があります。袋田駅と西金駅の間にある水郡線の駅です。公共交通機関の利用を前提とした場合、ここから下山する周回ルートをとるのが一般的です。
袋田の滝まで縦走するのは、健脚者向きであると考えた方が良いロングコースです。
少し標高が下がって来たところで、再び紅葉ゾーンへと入りました。
陽の光に照らされて輝く紅葉が実に美しい。今シーズン最後の紅葉登山をすると言う目標は、こうして無事に回収することが出来ました。
場所によっては既に冬枯れの光景になっていました。紅葉は日当たりの良い場所から始まるので、現在紅葉しているのはあまり陽当たりが良くない場所だと言う事ですね。
道を間違えて下山ルートに入ってしまったのではないかと心配になるくらいに、一度大きく高度を落とします。
下った後は、しばし谷沿いのトラバースです。あまり歩かれてはいないルートらしく、登山道は崩落気味でした。
それにしてもこの道はひたすら長い。こうして時より現れる紅葉が、延々と続く道の無聊を慰めてくれました。逆に言うと、紅葉シーズン中以外にこのルートを歩くのは、精神的に辛いものがあるかもしれません。
ひたすら登って降りてを繰り返します。だいぶダレて来ましたぞ。
普段私は一人で山を歩くことが多いのですが、この時ばかりはさすがに、話し相手がいてくれて良かったと思いましたよ。
もうこれで何度目になるのかも分からない登り返しをすると、休憩スペースのある山頂らしき場所が現れました。
13時50分 鍋転山に登頂しました。不思議な名前のピークですね。誰かがこの山頂で、調理中の鍋をひっくり返しでもしたのでしょうか。
久慈男体山も、もうすっかり遠くなりました。何気にここまで、すでに2時間以上歩き続けています。
ここまで来て、ようやくゴールの月居山の姿を視界に捉えました。この山を越えた先に袋田の滝があります。
見たところ手前の鞍部からは、結構激しく登り返していますね。正直もう登るのはお腹いっぱいな気分なのですが。
鞍部まで下って来ました。ちなみに、ちょうどこの真下を国道がトンネルで貫いています。
それでは気合いを入れて、本日最後の登り返し行ってみよう。結構な急勾配で、一部はトラロープが垂らされた岩場になっていました。
そして思いがけず、本日の紅葉のピークはこの月居山の山頂でありました。
実は月居山は紅葉の名所としてそれなり名の知れた場所であったと言う事実を、下山後になってから知りました。
最後の最後にこんなサプライズを用意してくれていたとは。なかなか憎い演出ではありませんか。つい先ほどまで「長すぎてダレてきた」などと文句を付けていたことはすっかり忘れて、紅葉の絶景を楽しみました。
山頂らしき場所には、かなり広々とした空間が広がっていました。
14時20分 月居山に到着しました。案内板によると、ここは月居城と言う城の跡であったようです。なるほど、それでこれだけ人為的に造成されたかのような、広い空間が広がっていたわけですか。
月居山は奥久慈の中でも、一番最後まで紅葉が残る場所なのだか。シーズン最後の紅葉登山に出向くのにはうってつけの場所と言えます。
5.奥久慈男体山登山 下山編 名勝、袋田の滝を鑑賞する
後はもう下るだけです。月居山は北側の斜面のそこそこの急勾配です。どこから攻めようが鉄壁の布陣の山城だったと言う事ですな。
サクサクと鞍部まで下って来ました。この後は、もう一山超えて滝の真上に至るルートと、左側から巻いて行く二つのルートが存在します。もう登り返しにはお腹いっぱいだったので、ここは巻きます。
ここはもう既に観光地の領域内らしく、足元はコンクリートで舗装された階段に変わりました。
視界が開けて、眼下に袋田の滝の姿が見えました。周囲には轟々と水の流れ落ちる音が轟いています。
袋田の滝は、日本三大名瀑なるものの一つに数えられています。後の二つは日光の華厳の滝と熊野の那智の滝です。
滝の正面に有料の鑑瀑台があります。結構混雑しているらしい様子がここからでも見て取れます。なにしろ全国区の知名度がある有名観光地ですからね。
14時50分 登山口まで下って来ました。さあ、ここからは観光タイムです。
鑑瀑台は上下に二つあり、トンネル内にあるエレベータで接続しています。今正面に見えているのは下段の方です。
無料で入れるのはこの吊り橋までで、この先は有料です。と言ってもたかが300円ですが。十分過ぎるほどその価値はあるので、是非とも立ち寄って行くことを推奨します。
と言う事でまずは下段から見てみましょう。目の前にありかなりの迫力です。流石に飛沫は飛んでこない距離ですが、湿った風が吹き下ろしてきて山の上よりも寒い。
袋田の滝は、男体山の山中で見かけたの同じ堆積岩から成っています。非常に堅固で浸食に強い岩であるため、このような大きな滝が長年にわたり、削り取られることもなく同じ姿をとどめています。
残念ながら、滝周辺の紅葉はもう終わってしまっていました。厳冬期には氷瀑化するらしいので、その頃合いを狙って訪問するのも良いかもしれません。
続いて上段へと行ってみましょう。どうやら同時に入場する人数に制限をかけているらしく、すこし待ちが発生しました。
上段の第2観瀑台から見た、袋田の滝の全容です。4段に分かれており、全長は120メートルあります。夜にはライトアップも行われます。
降水量が少ない季節であるにもかかわらず、結構な水量があります。この川は久慈側支流の滝川と言う河川です。
滝の上流にも人の住まう生活圏が存在するらしく、滝の途中にポリタンクらしきものが引っかかているのが見えました。
見るものも見たし、観瀑台上は寒くてしょうがないので早々に引き上げます。この観瀑台に通じているトンネル内もまた結構寒い。
6.道の駅だいごの温泉に立ち寄り帰宅の途につく
15時20分 袋田の滝を後にします。この時間になっても、まだ続々と新たにやってくる人の姿がありました。山登りの格好をしている我々は、周囲からはかなり浮いていました。
袋田駅まで延々歩いて戻ります。路線バスもあるようでしたが、事前に時刻表を確認してすらいなかったので、始めから当てにはせずにせず歩きます。・・・途中で追い抜かされましたけれどね。
振り返ると、一日をかけて歩いて来た尾根が全て見えました。中央右奥に見えているのが男体山です。今日は本当に良く歩きました。
水郡線の踏切を渡ります。この真新しい橋は第六久慈川橋梁です。旧橋梁は令和元年の台風19号によって流されてしまい、令和3年3月になってようやく完成したばかりの橋です。
16時5分 袋田駅に戻って来ました。駅から駅へと繋ぐ、丸一日を費やしたガッツリ登山でありました。
下山後は、温泉が併設されている道の駅久慈だいごに立ち寄ります。食堂で久慈名物の軍鶏料理を食べようとしたら・・・まさかのご飯もの終了のアナウンスでした。がっくし。
その後は珍しく渋滞に巻き込まれることもなく、「首都高高いなー」とぼやきつつ帰宅の途につきました。
こうして奥久慈への訪問は、最後の最後に軍鶏を食べ損なった点を除き、当初目標を回収ことが出来ました。
袋田の滝まで歩いてみた感想としては、思いのほか遠かったと言うのが率直な感想です。今回は紅葉見物と言う目標もあったので縦走を選択しましたが、単に袋田の滝が見たいだけであれば、駐車場からの周回コースで男体山に登った後に、袋田の滝へは車で移動した方が無難かもしれません。この縦走コースは、とにかく小刻みにアップダウンが続く体力勝負の道なので、その点は十分に覚悟したうえで突入してください。
<コースタイム>
西金駅(8:25)-大円地(9:35)-男体山(11:00~11:25)-鍋転山(13:50)-月居山(14:20)-袋田の滝(14:50~15:20)-袋田駅(16:05)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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