甘利山-千頭星山 南アルプスの前衛部に連なる韮崎の裏山

甘利山の山頂から見たガスに包まれた千頭星山
山梨県韮崎市と南アルプス市にまたがる甘利山(あまりやま)と千頭星山(せんとうぼしやま)に登りました。
鳳凰三山の手前に連なる南アルプス前衛の山です。韮崎の裏山とでもいうべき立地にあり、富士展望にも優れています。どちらも山梨百名山に選ばれており、隣接しているため2座まとめて登るのが一般的です。
過去の訪問時に取りこぼしてしまっていた千頭星山の登頂を回収すべく、甲府盆地へと繰り出して来ました。

2022年9月4日に旅す。

千頭星山は南アルプス鳳凰山の前衛に立つ、標高2,000メートル少々の山です。山頂には展望がありませんが、道中に視界の開けた笹原があり、全体を通じて眺めの良い山です。
小淵沢駅から見た千頭星山
山頂に到るもっとも一般的な登山ルートが甘利山の山頂を通るため、千頭星山単体で登られることは殆どなく、甘利山とセットのような扱いを受けることの多い一座です。

諸般の事情も何も、甘利山の登山口まで11kmの山道を徒歩で往復アプローチすると言う阿呆な真似に及んだ挙句に、疲れ果てて千頭星山まで行く気力が失せてしまったと言うだけなのですがね・・・

と言う事で今回この取りこぼしを回収すべく、再び甘利山グリーンロッジの駐車場へと降り立ちました。前回と同じ轍を踏まぬよぬよう、今回は徒歩ではなく車によるアプローチです。
甘利山グリーンロッジの駐車場

天気は生憎のガスガスで展望を楽しむことはできませんでしたが、静かなる南アルプス前衛の山歩きを楽しんできました。
霧に覆われた千頭星山の登山道

コース
甘利山と千頭星山のコースマップ
甘利山グリーンロッジの駐車場から甘利山を経て千頭星山までを往復します。甘利山と千頭星山の登山としては最も一般的な行程です。

1.甘利山&千頭星山登山 アプローチ編 県道甘利山公園線で標高1,600メートル地点のグリーンロッジへ

ハッピーバースデー トゥー ミー♪

私事ですが、本日は私の4x回目の誕生日です。いよいよアラフィフの足音が近くにまで忍び寄ってまいりました。。。

バースデー登山と言う事で、本当は笹山(2,733m)とか笊ヶ岳(2,629m)のようなメジャーで煌びやかな山に登りたかったのですが、生憎と天気予報が芳しくなく、地味な取りこぼし回収登山と相成りました。

本日は僻地専門登山家の友人に車を出してもらい、いつものおっさん二人旅です。予報の通りに、出発時点から頭上はどんよりとした曇り空に覆われていました。
中央道大月JCTの案内板

それでも雲に切れ目があり、何となく青空らしきものも見えています。これは笹子トンネルを抜けたら、甲府盆地の上空は晴れているパターンかもしれない。
中央自動車道 笹子トンネルの入口

・・・なんてことはありませんでした。甲府盆地に入ってもどんよりとした空模様です。平野の上空は晴れそうな感じもしますが、山に纏わりついた雲はとれそうにもありません。
220904千頭星山-007

韮崎インターで高速を下りて、甘利山公園線へと向かいます。
中央道韮崎インター

甘利山が正面にあるはずですが、やはり山の上の方は雲に覆われていました。まあ、本日はもとより取りこぼしの回収回と割り切っているので気にしません。
釜無川の橋の上から見た甘利山

甘利山公園線の入り口ゲートまでやってきました。頭上の電光表示板を見ると、さわら池から先は通行止めであるとの案内がされていました。なんですと。
甘利山公園線入口のゲート
間の悪いことに、3日前の9月1日から工事のため通行止めとなっていました。林道に迂回可能であると言う事なのでこのまま突入します。

以前の訪問時にあれほど苦労して歩いた道程を、実にあっけなく駆け上がっていきます。しかし、我ながらよくもまあここを歩いたよなと思うような山道です。
甘利山公園線

実にあっけなく迂回路への分岐地点まで登って来ました。直進するとさわら池までは行けますが、その先が通行止めであるとのことです。と言うことで、ここから右折して御庵沢小武川林道に入ります。
御庵沢小武川林道分岐

いつもの僻地専門登山家の光景がここでも繰り広げられました。この林道は路面がガタガタな上に落石だらけで、油断のならない道です。
御庵沢小武川林道

途中からはガスの中に突入して、視界がほとんどなくなりました。やんちゃな対向車が特攻を仕掛けてきたら、正面衝突不可避ですなのですな、これは。
220904千頭星山-014

それでも駐車場が近づくと、何となく頭上に青空が顔を覗かせ始めました。あまり厚みはないガスであるようです。
220904千頭星山-015

7時50分 甘利山グリーンロッジ駐車場に到着しました。この時点で既に標高は1,600メートルほどあり、ひんやりとした冷たい空気が出迎えてくれました。
甘利山グリーンロッジの駐車場
林道に大迂回したにもかかわらずこうも早々と到着するとはね。これではまるで、前回歩いて登って来た私が馬鹿みたいじゃないですか。みたいなんじゃなくて馬鹿なんだよ。

2.人気のない静かなる甘利山の頂

駐車場からは眼下に韮崎の市街地が見えるはずなのですが、この通り完全なる虚無の世界です。頭上には青空が見ていますが、側面は完全にガスに覆われていました。
220904千頭星山-016

そうこうしている間に、駐車場もすっぽりとガスに覆われてしまいました。天気にいちいち一喜一憂していても始まらないので、ともかく出発しましょう。
ガスに覆われた甘利山の駐車場

8時10分 身支度を整えて登山を開始します。まずは甘利山の山頂を目指します。
220904千頭星山-018
レンゲツツジシーズン中には多くの人で賑わう甘利山ですが、今はシーズンオフな上に天気も芳しくないとあってか、周囲には人影もなく静かなものです。

甘利山の山頂までは所要時間30分にも満たないお散歩道です。階段が整備されており、スニーカーでも全く問題なく歩けます。
甘利山の登山道

シオシオに萎れたマルバタケブキの群生が、まるで私の誕生日を祝うかのように出迎えてくれました。どうもありがとう!
甘利山のマルバタケブキ

シーズン中はレンゲツツジに覆われる山頂直下の空間も、今の季節は緑一色です。
夏の甘利山山頂

レンゲツツジは咲いていませんが、その代わりに夏の花がポツポツと沿道を飾っていました。これはマツムシソウかな。
甘利山のマツムシソウ

相変わらず頭上にだけ青空が見える状態です。ここだけを見るとまるで晴れているかのような錯覚を覚えます。言うなれば詐欺晴天ですね。
220904千頭星山-023

8時25分 実にあっけなく甘利山に登頂しました。本当はこんなにも簡単に登れる山だったのですね。前回のあの苦労は一体・・・
甘利山の山頂

甘利山と千頭星山は、どちらも共に山梨百名山に選ばれている一座です。甘利山はすでに登頂済みであるため、ここでは登頂数カウントは増えません。
甘利山の山梨百名山標柱

3.千頭星山登山 登頂編 笹原の広がる南ア前衛の静かなる頂へ

先へ進みましょう。甘利山の山頂からは鞍部に向かって一度下ります。あまり歩く人は多くないのか、道が少し藪っぽくなって来ました。
220904千頭星山-026

ガスに包まれて水をたっぷり吸ったサルオガセが、心なしか生き生きとしているようにも見えます。しかし何度見ても、不思議な生き物ですよね。
千頭星山のサルオガセ

鞍部まで下りて来ました。この先に奥甘利山と言うピークがあるのですが、生憎と行く先は全く見えません。
220904千頭星山-028

意外に急勾配な笹の道です。ここは本来背後に富士山が見えるビュースポットであるとのことですが、生憎と虚無の世界が広がっていました。
奥甘利山の急登

登山道は奥甘利山の山頂は通らずに脇を巻いています。当然寄り道して行きますよ。山頂の土を踏むことは、ピークハンターたるもののお勤めでございます。
奥甘利山山頂への分岐

分岐からは5分とかからずにあっさり山頂へとやってきました。
奥甘利山の山頂

8時55分 奥甘利山に登頂しました。ここでも晴れていれば真正面に富士山が見えます。晴れていれば。
奥甘利山の山頂
・・・なんだか千頭星山の魅力を全然伝えらていない様な気がして、読者の皆様に申し訳ない気持ちになってきましたぞ。

先へ進みましょう。相変わらずの詐欺晴天で頭上だけが青空の中を進みます。
220904千頭星山-033

鞍部から大西峰と言う名のピークに向かって再び大きく登ります。
220904千頭星山-034

ここでもなかなかの急登です。甘利山からの千頭星山は、歩行距離こそさほど長くはありませんが、小刻みなアップダウンが多めです。
220904千頭星山-035

シカに樹皮をかじり取られてしまうのを防止するためなのか、木の幹に布が巻き付けてありました。お隣の櫛形山もそうでしたが、南アルプス前衛の山々は今どこもシカによる食害が深刻です。
220904千頭星山-036

登山道は尾根を忠実には辿らずに、側面をトラバースしながら続いています。ここも本来は展望が開けるスポットであるようですが、詐欺晴天なので遠くは一切見えません。
220904千頭星山-037

急登を登りきると平坦な尾根の上に出ました。この先に見えているのが大西峰の山頂ですが、ここでも登山道はピークを通らずに脇を巻いています。
220904千頭星山-038

9時35分 青木鉱泉分岐へとやって気ました。甘利山を経由せずに、麓の青木鉱泉から御所山経由で千頭星山に至るルートとここで合流します。
千頭星山 青木鉱泉分岐
聞いた話では、青木鉱泉からのルートは現在ほとんど歩かれておらず、笹薮が相当惨いようです。

再び開けた笹原となりました。目指す山頂が正面にあるはずですが全く見えません。
220904千頭星山-040
それにしても千頭星山とは何とも不思議な響きの山です。英語で言うとワンサウザンドヘッドスターですよ。いったい何座の聖闘士の必殺技だよ。

「きっと背景のエフェクトは宇宙空間と砕ける星だよね」
「それなんてギャラクシアンエクスプロージョン」

しょうもない会話を交わしつつ笹原を進みます。なお真面目な話をすると、千頭(せんず)とは獲物となる動物が多い狩猟地を指す言葉で、星は境界を示す榜示(ぼうじ)が転じたと言われています。本当は「せんずぼうじやま」だった訳ですね。
千頭星山の笹原

山頂付近もいたる所にサルオガセがビッチリです。そういえば隣接する櫛形山もサルオガセだらけでしたが、この南アルプス前衛の山々はどこも、ガスが発生しやすい場所なのでしょうか。
千頭星山のサルオガセ

山頂に近づいてきたところで、再び頭上に詐欺晴天の青空が顔を覗かせ始めました。まあどうせ頭上だけなんですが。
220904千頭星山-043

ガスが抜け枚ました。山頂に向かってラストスパートです。
220904千頭星山-044

頂上らしき場所が見えて来ました。ははははは、これはまたまた絵に描いたかの如き地味さ加減ですねえ。だがしかしそれが良い。
220904千頭星山-045

10時 千頭星山に登頂しました。取りこぼしの回収が無事に終了です。これで自身の山梨百名山登頂数は86座目となりました。
千頭星山の山梨百名山標柱
展望も何もない地味で静かなる頂です。それでこそ我が誕生日を祝う場に相応しく、この上なく愛おしい。

山頂の様子
広々とした空間で休憩場所には事欠きません。もっとも、そんな大勢が詰めかけてくることなどはない山でしょうけれど。
千頭星山 山頂の様子

山頂から少し進んだ場所に鳳凰三山が良く見えるビュースポットがあるらしいので、無駄だろうとは思いつつもすこし進んでみます。
220904千頭星山-048

鳳凰山方面の展望が少し開けそうな場所まできましたが、結果は予想通りの一面シルキーな世界でした。「デスヨネー」と言う事で、すごすごと退散します。
220904千頭星山-049

目的は達成されました。じっとしていると少し寒くなってきたので、ボチボチ撤収に移りましょう。
千頭星山の山頂

4.千頭星山登山 下山編 最後まで詐欺晴天が続いた残念なる一日

ピストンなので、帰りは脇目も触れずにサクサクとまいりますよ。
220904千頭星山-051

青木鉱泉方面への分岐を見送り甘利山方面へと進路を転じます。なお青木鉱泉を起点にして、鳳凰山と合わせた周回ルートを取ることも出来ます。かなりの健脚者向けルートではあるようですが、頑張れば一泊二日でも行けなくはないかな。
220904千頭星山-052

本当は富士山を望みながら歩けるはずの下山行なのですが、本日はひたすらガスの中を歩き続ける修行状態です。
220904千頭星山-053

奥甘利山の山頂付近も、萎れかけたマルバタケブキでいっぱいでした。ちょっとお目にかかったことのない規模の群生地で、マルバタケブキ畑状態です。
奥甘利山のマルバタケブキ

いつ見てもシオシオに萎びていて、綺麗に咲いているマルバタケブキを見たことがありません。ひょっとすると、もともとこういう花なのだろうか。
奥甘利山のマルバタケブキ

前方に甘利山が見えて来ました。だいぶガスも抜けて、朝通った時よりはよりはいくらか天気が回復していました。
220904千頭星山-056

一瞬でもいいから千頭星山本体の姿が見えてくれないものかと少し粘りましたが、状況は変わらずこれが限界でした。記事の冒頭を飾る一枚が欲しかったのだけれどな。
220904千頭星山-057

諦めて甘利山へと登り返します。
220904千頭星山-058

12時 甘利山に戻って来ました。と言う事で、不本意ながらこのカットが記事の冒頭を飾ることとなりました。千頭星山の姿は心の目で見てください。。。
甘利山の山頂から見たガスに包まれた千頭星山

相変わらず人の気配が全くない中を下ります。夏の甘利山は意外に穴場なのかもしれない。
220904甘利山-059

鐘があったら、とりあえずは鳴らす主義です。この鐘は登頂記念のためにあるわけでなく、クマよけのためのものであるようです。
甘利山の鐘

このまま虚無な一日で終わるかと思いきや、薄っすらと下界の方が晴れはじめました。
220904甘利山-061

この高層ビルが林立している辺りが甲府かな。甘利山は夜景スポットとしても名高い場所です。個人的には、あの山道を夜中にドライブしたいとは思いませんが。
220904甘利山-062

12時15分 登山口まで下りてきました。前方に見えている建物は売店です。甘利山と千頭星山の山バッジが販売されているので、バッジコレクターの人は忘れずに立ち寄っていきましょう。
甘利山の売店

無事に千頭星山のバッチを手に入れつつ、ついでにソフトクリームで祝杯をあげます。
スジャータのバニラソフト

ここで極めてどうでも良い豆知識を一つ披露しますと、韮崎市内で良く目にするこのカエルのマスコットはニーラと言う名前です。いつか何かの役に立つ機会があるかもしれないので、覚えておくと良いでしょう。
看板に描かれたニーラ

駐車場に戻ってくると、何台かの車が止まっていました。こんな天気でも山に登るもの好きは、一応いることにはいるんですね。
甘利山グリーンロッジの駐車場

朝の時点では虚無だった駐車場から、足元に韮崎の市街地が良く見えました。まさに韮崎の裏山と言った立地です。
220904千頭星山-067

5.甘利山&千頭星山登山 帰宅編 武川とは一体どこですか

再び泥の飛沫を巻き上げながらガタガタの林道を下ります。なお、今は通行止めになっている甘利山公園線の方であれば、ここまでひどい道ではありません。今回の訪問は、あまりにも間が悪すぎましたな。
220904千頭星山-068

このまま往路と同様に甘利山公園線へ戻っても良いのですが、武川(むかわ)方面へ抜ける道があると言うので、帰りはそちらへ下ることにしました。
220904千頭星山-069
運転手の友人も助手席にいる私も、そもそも武川とはどこにあるのかも知らないと言う舐めっぷりである。

思ってもいなかった崖際ギリギリを行くダートに突入しました。おいおい、本当に大丈夫なのかこの道は。そもそも武川とはどこだ。(二度目)
220904千頭星山-070

何とか麓まで下ってきました。正面に茅ヶ岳が見えているのでそんなに遠くには行っていないようですが、思いもよらぬ遠回りとなりました。思い付きで行動せずに、もと来た道を引き返した方が無難であったようです。
220904千頭星山-071

七里岩を横目に韮崎方面へと戻ります。曇っているのは山の上だけらしく、麓には青空が広がっていました。
220904千頭星山-072

道中にあった白山温泉に寄り道して行きます。入浴料は確か700円だったかな。ほんのり硫黄臭のする濃い緑色の湯でした。
韮崎 白山温泉

一風呂浴びてスッキリしたところで撤収です。麓から見上げた甘利山は、相変わらず山の上だけが雲に覆われていました。
釜無川沿いから見た甘利山 width=

まだこんな明るい時間に撤収するのは本当に久しぶりです。この時間ならまだ中央道の渋滞は始まっていないのではないかと言う期待がかかります。
韮崎インターの入口

そんな期待は走り出して早々に打ち砕かれましたがね。もう既に渋滞は始まっていました。なんてこったい。
中央自動車道の渋滞案内

結局はいつものようにしっかりと渋滞に巻き込まれつつ、長い長い帰宅の途につきました。
中央道談合坂付近の渋滞

こうして無事に取りこぼしていた千頭星山を回収することは出来ましたが、展望の方は少々残念な山行きでした。
本文中でも触れた通り、千頭星山は本来であらば眺望に優れている山であり、その魅力を十分に伝えることが出来なかったことが残念でなりません。この山が持つ本来の魅力は、是非とも自分の目で確かめてみて欲しいです。
車を持たない人が甘利山と千頭星山に登ろうと思った場合、最も無難な方法は韮崎駅からタクシーに乗ることです。大体5千円少々のようなので、可能であれば割り勘パワーを発揮できるお友達とお誘いあわせの上で訪れるのが良いかと思います。
晴れてさえいれば、訪問のコストに見合うだけの値打ちのある山であることは保証いたします。

<コースタイム>
甘利山グリーンロッジ駐車場(8:10)-甘利山(8:25)-奥甘利山(8:55)-青木鉱泉分岐(9:35)-千頭星山(10:00~10:35)-青木鉱泉分岐(10:55)-甘利山(12:00)-甘利山グリーンロッジ駐車場(12:15)

千頭星山山頂での記念撮影

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

コメント

  1. つっしー より:

    こんにちは。私がここを歩いたときは、
    「戦闘…星…… 戦う星の座……うおおおお俺の小宇宙が、セブンセンシズが目覚める!!」
    ということになり、ひとりで話す相手もいないために下山するまでずっと脳内でペガサス幻想が流れ続けるというたいへんつらい思いをしました。
    記事を読んで、たまには仲間と歩くのも本当に素晴らしいなと感じました。

    正しい山名の由来と韮崎カエルの名前、また2つも人生で重要な知識を学びました。
    いつもながら毎回本当に勉強になり感謝です。。

    • オオツキ オオツキ より:

      つっしーさま
      コメントをありがとうございます。

      登山中に唐突にセブンセンシズが目覚めてしまうとは、珍しい体験をされましたね。同じような発想に至るのは、名前に「星」が入っているからでしょうか。

      いつか中央アルプスの越百山に登って、山頂で「君は小宇宙を感じたことがあるか」と叫ぶのが人生の目標の一つです。

  2. MM より:

    1ヶ月以上遅れましたが、お誕生日おめでとうございます!山で迎える誕生日最高!

    甘利山・千頭星山は初めて知りましたが、やや地味な韮崎は日向山や茅ヶ岳等の個性的な山がある印象で(地味とか言ってすみません)オオツキさんの過去投稿を参考に近々行こうと思っています。

    • オオツキ オオツキ より:

      MMさま
      1ヵ月遅れの記事でしたが、お祝いの言葉をありがとうございます。

      韮崎は人気の百名山である瑞牆・金峰の玄関口でもあり、登山を趣味とする者にとっては色々と目移りする魅力的な町です。特急あずさも何本か停まるので、アクセスしやすいのもポイント高しです。

      訪問の際には、マスコットのニーラの事も思い出してあげてくださいね。