吾妻山公園 潮風が吹き抜ける菜の花の名所

吾妻山公園の菜の花畑
神奈川県二宮町にある吾妻山公園(あずまやまこうえん)に行って来ました。
相模湾のすぐ脇に位置する丘陵地にある標高136メートルの山です。山のほぼ全域が公園として整備されており、菜の花の名所として知られています。
早くも春の気配が漂い始めた湘南の里山で、ゆったりとお花見をしてきました。

2020年2月8日に旅す。

 


吾妻山は、湘南と呼ばれる地域の端っこである二宮町にある低山です。標高は136メートルしかなく、その見た目は山と言うよりは丘です。
二宮駅から見た吾妻山
相模湾のすぐ傍らにあるその立地から、低山らしからぬ好展望が得られる山です。

この山はそのほぼ全域が公園となっており、吾妻山公園と呼ばれています。山頂部には広大な菜の花畑が存在し、開花時期を迎えると、多くの人が見物に訪れます。
吾妻山公園

山頂からは富士山の姿も良く見え、晴れて空気が澄んでいる日であらば、菜の花と富士山のコラボを鑑賞することが出来ます。そう、晴れて空気が澄んでいればね
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富士山の方は少々残念な感じでしたが、春の気配を感じるお花見を楽しんできました。

コース
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山頂まで最短距離の梅沢口から吾妻山に登頂します。菜の花畑を見物したのち、下山は役場口へ。そもそもこの山にコースタイムと言うものが存在するのかどうかも不明ですが、登りも下りも30分未満の行程です。

 

1.吾妻山登山 アプローチ編 湘南の南の端、二宮町へ

11時44分 JR川崎駅
東海道本線に乗り込み二宮駅へと向かいます。前日が夜勤だったので、かなりゆっくりとした始動です。
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まあ、コースタイム(?)1時間にも満たない山なので、こんな時間でも特に問題は無いでしょう。

およそ1時間の乗車時間で、二宮駅へと到着しました。場所で言いうと、小田原の少し手前です。
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二宮へと降り立つのは自身初めてのことです。初めて来る場所と言うのはいくつになってもワクワクするもので、思わず周囲をキョロキョロと見回してしまいます。傍から見ると完全に不審者ですね。

目指す吾妻山この通り、駅のホームの目の前にあります。山と言うか、これは明らかに丘陵ですね。
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駅構内で、早速菜の花のお出迎え。
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天下の大幹線である東海道本線の沿線とは思えないような、こじんまりとした駅です。海に近い町独特の空気の匂いが微かに感じられます。
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2.吾妻山登山 登頂編 15分で登れる好展望の頂へ

駅から徒歩で登山口へと向かいます。
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傾斜が緩く歩きやすいけれどやや遠回りの役場口と、道は急だけれど山頂まで最短の梅沢口の、二つの選択肢が存在ます。私は当然、最短の梅沢口へと向かいます。

このように街中の所々に案内が出ているので、道に迷う心配はまずありません。本日は地図も何も用意して来ていない山ナメモードですが、そもそも公園ですからねえ。
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沿道も既に菜の花が満開です。春はもうすぐそこまでやって来ているのですね。
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冬の花のサザンカはもう散りかけ。今年の冬は、本当にあっけないほど短かった印象です。
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梅も咲き始めていました。梅まつりと称する催しはそれこそ日本全国にあろうかと思いますが、今年はすべて前倒しになりそうな予感です。
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12時50分 梅沢口へとやって来ました。さあ張り切って、登山(?)を開始しましょう。
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鳥居の右わきを通って、山の中へと分け入ります。梅沢口は、吾妻山山頂にある吾妻神社の参道にあたる道です。
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参道らしく、こちらのルートは最初から最後までずっと階段です。なかなかの急勾配で、短時間で一気に標高を稼ぎます。
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道が折り返す地点には、このように手作り感満載のベンチが用意されていました。地元の人たちに愛されている山なのが良くわかります。
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背後には、深い青色を湛えた相模湾が広がります。これは山頂からの光景に期待できそうです。
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程なく鳥居が現れました。
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吾妻山の山頂直下に立つ吾妻神社です。創建が何時なのかは不明ですが、江戸時代にはすでにこの場所に建っていたと言う記録が存在するそうです。
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見かけるとなぜか必ず写真に収めたくなる、この狛犬の不思議な魅力。
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河津桜がもう咲き始めていました。うーん、春ですねえ。
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山頂は神社の裏手にあります。山頂部は公園として整備されており、既に大勢の人が居ました。
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お目当ての菜の花畑はこの通り、満開御礼です。実に素晴らしい。
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13時15分 吾妻山に登頂しました。一応はちゃんと山頂標識があります。登山口からの所要時間は、驚くなかれ僅か15分です。
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この記事のカテゴリーを登山にすべきか、それとも散歩にすべきか割と悩みました。一応は山と名乗っていることと、山頂標識が存在すると言う事実にもとづき、登山の方に分類しました。

しかし公園でもあるんですよね。いろいろと悩ましい奴です。この吾妻山は。

 

3.吾妻山公園からの眺望と満開の菜の花畑を楽しむ

割と広々とした山頂部は、一面が芝生となっています。その芝生の先には、果てしなき太平洋の大海原が広がります。ぽかぽか陽気の中に吹く海風が実に心地よい。
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展望台があるので周囲を見渡してみましょう。
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北側には神奈川県の天井、丹沢山地が連なります。
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これは大山(1,252m)です。どの方角から見ても、惚れ惚れするほど良いカタチをした山ですよね。
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こちらは表丹沢の盟主、塔ノ岳(1,491m)です。もう過去に何度登ったかも分からないくらい登りまくっている、個人的にとてもお気に入りの一座です。
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西に見えている街並みは小田原の市街地です
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菜の花畑の先には相模湾。うむ、良い景色だ。
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これは真鶴半島です。半島先端のさらに先に三ツ石も微かに見えています。
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周囲の観察は程々にして、そろそろお目当ての菜の花畑に目を向けてみましょう。
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冒頭で述べた通り、吾妻山の山頂は「菜の花と富士」を眺めることの出来るスポットとして知られています。しかし残念ながら、富士山の方は雲隠れを決め込んでいる最中でした。
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仕方がないので看板の写真で代用します。スッキリ晴れているとこんな風に見えるそうです。
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目がチカチカしそうになる、この圧倒的な黄色の空間よ。
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ちなみにこの菜の花は鑑賞用の品種で、食べることは出来ないそうです。公園を管理している職員の人が教えてくれました。
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せっかくの機会なので、菜の花はどう撮ったら一番綺麗に見えるのか、いろいろ試行錯誤してみます。
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前ボケを作ってみるとか。
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もしくは絞りを目いっぱい開けて背景をすべて飛ばしてしまうとか。ふむ、黄色一色になってしまった。
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これと言う決定打はありませんな。たかが菜の花、されど菜の花。菜の花を綺麗に撮るのは意外と難しい。

スイセンもちょうど見頃を迎えており、菜の花に負けじと咲き誇っていました。
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黄色一色の菜の花に比べると、こちらは幾分落ち着いた色で目に優しい。
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黄色と白の競演が繰り広げられます。
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山頂にはローラ―滑り台なんてものまであります。やはりここは、山と言うよりは公園ですね。ちなみにこの滑り台、子供は無料ですが高校生以上は1回につき100円です。
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4.吾妻山登山 下山編 吾妻山メインルートの役場口へと下る

14時 菜の花畑を満足いくまで眺めました。ボチボチ撤収に移ります。下山は役場口方面へ下ります。
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ほんの少しだけですが、一応は山道らしい場所もある事にはあります。
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土の道はすぐに終わり、舗装された道になりました。この付近にはツツジが道の脇にそって植えられており、ツツジシーズンに訪れても楽しめそうです。
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半分くらい下ったところに第二展望台があります。当然立ち寄って行きます。
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特に何かが見えると言うわけでもありませんが、相模湾の先に三浦半島が弧を描いている様が良く見えました。
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駅がすぐそこにあります。ホントに駅のすぐ裏手にある山です。
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最後は階段です。結局、どちらから登っても階段からは逃れられません。
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どちらかと言うと、こちらの役場口の方が表玄関と言ったところです。梅沢口は裏口ですね。
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14時30分 二宮駅に戻って来ました。下山に要した時間は30分程でした。なんと言うお手軽さなのでしょう。まあ、公園ですからね。
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行きと同様に、東海道本線に乗り込み撤収します。
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5.おまけの寄り道編 キャロットタワーからダイヤモンド富士を狙うも空振り

この後帰りがてらに、三軒茶屋に寄り道をしました。狙うはキャロットタワーの展望室からのダイヤモンド富士です。
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吾妻山公園に居た時点から既に富士山を覆っていた雲は、夕方になっても変わらずでした。
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迎えたダイヤタイムの光景はこの通り。富士山が見えるのであろう場所は、すっぽりと雲の下です。
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夕暮れ時の新宿です。いくら何でもビルを建てすぎなのでは。
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遠く彼方に、かすかに日光連山の山並みが見えました。東京からでも見えると言う事実を初めて知りました。
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東急世田谷線で撤収します。この電車に乗ったのはいったい何年ぶりだろう。
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菜の花最盛期の吾妻山訪問記はこれにて終了です。果たしてこれを登山と言って良いのかどうかは疑問ですが、空いた時間にフラッと花を見に訪れるのには、手軽で良い場所だと思います。
吾妻山には菜の花畑の他にもツツジ園や芝桜園なども存在し、比較的長い期間にわたって花のシーズンが続きます。湘南の片隅の小さな山へ、花と海を眺めに繰り出してみてはいかがでしょうか。

<コースタイム>
二宮駅(12:50)-梅沢口(13:00)-吾妻山(13:15~14:00)-二宮駅(14:30)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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