火打山 豪雪が育んだ高層湿原帯の天狗の庭に広がる、ワタスゲの大群生

天狗の庭から見た火打山
新潟県糸魚川市と妙高市にまたがる火打山(ひうちやま)に登りました。
新潟県南部に位置する頸城山塊(くびきさんかい)の最高峰です。日本海側の豪雪地帯に存在するこの山には、初夏にまで多くの雪渓の残り、その豊富な雪解け水により豊かな高層湿原帯が形成されます。中でも天狗の庭と呼ばれる湿原のスケールは圧巻です。
今回は高谷池にテントを張り、一泊二日でお隣の妙高山とセットで登ってきました。

2017年8月5日に旅す。

始めに結論を言ってしまいますが、火打山は最高です。

季節は越後の山々が遅い雪解けを迎える夏上旬。火打山の山腹には豊富な雪解け水による数多の池塘が出現し、その短い夏の間に高山植物たちが一斉に花を咲かせます。
火打山 天狗の庭のワタスゲ
初夏の季節は正に、火打山が最も美しく輝くシーズンと言えるでしょう。

火打山は作家深田久弥が選んだ日本百名山のブランドに輝く山ではありますが、その中にあってはどちらかと言うと地味な存在です。

すぐ隣にある妙高山が、越後富士の異名で古くから知られた名峰であるのに対して、火打山の知名度はさほど高くはありません。

しかしながら、この山の魅力は妙高山に少しも引けを取ることはありません。火打山の袂に広がる高層湿原帯は、正に天上の楽園そのものの美しい光景を見せてくれます
火打山から見た天狗の庭と高野池

火打山は、その気になれば日帰り登山も十分に可能な山です。しかし、駆け足に登ってしまうにはあまりにも勿体なすぎる山です。
火打山 高谷池キャンプ場
という事で、キャンプ指定地のある高谷池(こうやいけ)にテント張り、お隣の妙高山とセットで登って来ました。

最高の季節に最高の山に登ってきた模様をお届けします。

コース
170805火打山-map
笹ヶ峰登山口よりスタートし、高谷池ヒュッテにテントを設営し、そこから火打山を往復します。

1.火打山登山 アプローチ編 頚城山塊の懐深い笹ヶ峰を目指す

6時54分 JR大宮駅
ここから北陸新幹線に乗り込み、長野駅へ向かいます。当然ながら、乗るのは北陸新幹線界における鈍行列車のはくたか号です。速達タイプのかがやき号は全席指定なのでね。
大宮駅ホームに入線する北陸新幹線

8時6分 長野駅に到着しました。ちなみに、新幹線ではなく前夜発の長野行き夜行バスを利用すれば、交通費を大幅に浮かせることも可能です。
長野駅の新幹線ホーム
私は例のごとく直前になってから行き先を決めたので、予約の手配が間に合いませんでしたがね。

次に乗る電車は8時13分発なので、乗り換え時間は7分しかありません。足早に移動します。なお、指定席代をケチらずにかがやき号に乗りさえすれば、乗り換えの時間には十分な余裕があります。
長野駅の新幹線ホーム

しなの鉄道の枯れて白くなったかぼちゃに乗り込み、妙高高原駅へ向かいます。
長野駅のしなの鉄道ホーム
かつてはJR信越本線と呼ばれていた路線ですが、北陸新幹線開業とともに現在は第三セクター化されています。

乗客の大半は北長野駅で降りてしまい、車内はガラガラでした。全く持って他人事ながら、しなの鉄道の経営状態を心配してしまいます。。
しなの鉄道の車内

ドアは手動式です。中央本線や青梅線の山間部のような、押しボタン式の手動ではありません。文字通りの手動です。引き戸のように手で開けます。
しなの鉄道の手動ドア

8時57分 妙高高原駅に到着です。しなの鉄道の管内はここまでで、この先はえちごトキめき鉄道となります。
妙高高原駅

電車から降りた瞬間から、すでに高原に来た感を味わえる光景が素敵です。
妙高高原駅のホーム

駅前からは、妙高山のプリンのようなシルエットが一望・・・出来ません。完全にガスッとりますな。
170805火打山-013
まあいいでしょう。妙高へ行くのはどうせ明日です。

なお、笹ヶ峰への直通バスが発着するのは、改札を出て右手にある観光案内所の前からです。駅の目の前にあるバス停からでは無いのでお気をつけ下さい。
妙高高原駅の観光案内所

妙高高原から終点の笹ヶ峰までは、バスでおよそ1時間かかります。運賃は千円ちょうどです。
170805火打山-015

バスは満員御礼とまでは行かないものの、まずまずの乗車率です。バスだとどうしても出遅れてしまうため、マイカー利用の方が一般的です。
笹ヶ峰行きのバス車内
この後に嫌と言うほど良くわかりますが、高野池のキャンプ指定地はキャパシティが非常に小さく、かなり苛烈な場所取り合戦が発生します。

10時35分 笹ヶ峰に到着しました。
駐車場は既に満車でした。当然、そのすべてが高谷池ヒュッテに向かったわけでないにしても、これは激込みの予感しかしませんな。笹ヶ峰の駐車場
なお、トイレと自販機があるので最低限の準備はここで整えられますが、食料を扱う売店などはありません。

2.笹ヶ峰登山口より、野営予定地の高野池を目指す

身支度を整えて、10時45分に行動を開始します。
170805火打山-018

山の上の方は依然として雲の中です。予報によれば、本日の天気は上がり調子とのことなので、気にせずに行きましょう。
笹ヶ峰から見上げたガスに覆われた妙高山

入り口のゲートに登山届けの投函ポストがあるので、忘れずに提出しましょう。
笹ヶ峰の登山口

上り始めは鬱蒼とした樹林です。足元には木道の整備されていました。
笹ヶ峰コースの木道

森の中を幾多の小川が流れています。豪雪地帯の山である火打山は、それだけ水が豊富です。
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何故か道標がお辞儀をしていました。カメラが傾いているわけではありません。道標が傾いているのです。
笹ヶ峰コースの傾いた道標

森林セラピーと言うのは、いわゆる森林浴のことですかね。それならば、私はほぼ毎週しております。Rマークがついていると言うことは、妙高市の登録商標なのでしょうか。
森林セラピーと書かれた道標

山頂までの距離を示す標識がありました。10合刻みではなくkm刻みで9までと言うのは、なかなか珍しいですね。
笹ヶ峰コースのキロポスト

代わり映えのしない道が延々と続きます。傾斜が緩く歩きやすい道ですが、非常に蒸し暑く早くも汗が噴出してきました。
笹ヶ峰コースの登山道

早くも2km地点に到達しました。本日はテントを担いでいるため、ゆったりとしたペースで歩いていますが、ここまでは極めて順調です。
笹ヶ峰コースのキロポスト

歩き始めて50分ほどで、最初のチェックポイントである黒沢に到着しました。火打山の道標は、傾いているのが標準なんでしょうか。
笹ヶ峰コースの黒沢

ヒンヤリとした水辺の空気が、火照った体に実に気持が良い。最初の休憩はここで取るのがオススメです。
笹ヶ峰コースの黒沢

ちなみに、この水はそのまま飲めます。雪解け水らしく、身震いするくらいの冷たさでした。
笹ヶ峰コースの黒沢
煮沸なしでも飲める水が確保できるのはここが最後です。十分な量を確保しておきましょう。

ゆるーく森林セラピーができるのはこの黒沢までお終いです。ここからは本格的な登りが始まります。
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十二曲りと呼ばれる難所に入ります。その名の通り、大きく12回の九十九折れになっている道です。
火打山 十二曲り

勾配が特に大きい所は、このようにしっかりと階段が整備されており、危険を感じるような場面は一切りません。
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こんな風に、すべての曲がり角に、何回目のカーブルかを示す表紙が立っています。
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確かに急と言えば急ですが、わざわざ名前をつけるほどの難所には感じません。息を切らさないようにゆっくりとの登れば、なんと言うことは無い道です。
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上り始めて20分ほどで、十二曲り突破しました。
笹ヶ峰コースの十二曲り頭頂部

上りきったところで、眼下に乙見湖が見えました。笹ヶ峰ダムによって作られた人工湖です。
笹ヶ峰コースから見た乙見湖

十二曲りを過ぎたら少しは楽になるのかと思いきや、その後もあまり変わりません。そこそこ険しい登りが依然として続きます。
笹ヶ峰コースの登山道

標高が上がってきたところで、頭上を覆ってくれていた樹林がなくなりました。・・直射日光は勘弁して下さい。干からびてしまいます。
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13時15分 富士見平に到着しました。高谷池ヒュッテへ向かう道と、黒沢池ヒュッテに向かう道の分岐地点です。空気が澄んでいる日であれば、その名の通り富士山が見える場所らしいです。今日は当然ながら全く見えません。
火打山 富士見平

高谷池へ向かいます。相変わらず頭上に樹林はありません。直射日光に焼かれて、見る見る体内の水分が失われてゆきます。
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道が少々藪っぽくなってきました。足元は一目で溶岩だとわかる岩が大量に転がっており、なかなかワイルドな道です。
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目指す高谷池ヒュッテが見えました。豪雪地帯の建物ならではのトンガリ屋根な形状をしておりますな。
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目指す火打山はと言うと、ガスに包まれていてその全容は見えません。はたして、私が登頂するまでに取れてくれるでしょうか。
ガスに包まれた火打山

高野池ヒュッテまでは、見えてからが結構長いです。ぐるっと山腹にそって回りこむように近づいていくので、なかなか距離が縮まりません。
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小さい秋見つけた!って、いくらなんでも気が早すぎませんか。
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森を抜けて笹原に出たら、高谷池ヒュッテはもう一息です。早くこの背中の重荷を放り出したい。
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道のから少し脇にそれたところに、アルプス展望台なる場所があるので立ち寄ります。
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残念ながらアルプスは雲の中です。特に何の説明もありませんが、立地的に見えるのは北アルプスの後立山連邦付近であると思われます。
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笹薮をかき分けて進むうちに、三角屋根の建物がが突然視界に飛び込んできました。
火打山高野池ヒュッテ

14時 高谷池ヒュッテに到着しました。ここでテントの受付をします。幕営料は410円と、非常にリーズナブルです。
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どうでもいいことですが、この端数の10円は一体なんなんでしょうね。

受付時に、テント場は非常に混雑していると言われましたが、実際この有様でした。混んでるとか言うレベルではありません。通行にも苦労するような密集度です。
高谷池ヒュッテのテント場

何とか隙間を見つけて設営しました。配置上、出口の目の前に段差が来てしまったので、ロープを引けず前室を作れませんでした。
高谷池ヒュッテのテント場
ちなみに、高谷池ヒュッテは完全予約制の山小屋です。非常に人気が高く、予約を取るのも困難です。土日に至っては、一月以上前から満員になってしまうのだとか。

私みたいに前日になってから行き先を決めるような人間は、好む好まざるかかわらず、ここへはテントを背負ってくるしか選択肢はないと言うことです。

テント場の目の前に高谷池(こうやいけ)が広がっています。ロケーションは最高です。
火打山の高野池

水場はありますが、この水は高谷池の水そのものです。生水は飲めないので、煮沸するようにとの指示がされています。
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と言うわけで、腹の丈夫さには定評のあるオオツキが、生水を飲んだらどうなるのか、体を張って検証しました。
火打山 高谷池ヒュッテの水場
まず、この水は非常に温いです。まあ池の水ですから、当然ながら太陽に温められているわけです。

味の方はと言うと・・・特段生臭いとか言うことはありませんが、なんとも言えない不思議な味がします。少なくとも美味しくはありません。

一口飲んだ程度では腹を下したりはしませんでしたが、大量に飲んだらどうなるかはわかりません。面倒でも、飲料用は素直に煮沸して作りましょう。

3.火打山登山 登頂編 天上の楽園のごとき天狗の庭と、一面ガスから大逆転の山頂

グレゴリーのザックについていたサブザックに、雨具と行動食だけを放り込んで、山頂へ向かいます。
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このサブザック、あまりにも華奢な作りなので今まで使ったことがなかったのですが、使ってみたら背中にフィットしてなかなかいい感じです。

地図とヘッドランプをテントに置き去りにするという、究極の山ナメをやらかしたことに気がついたのは、出発してしばらく経ってからの出来事でした。

頭上はどんよりとした曇り空です。しかし、明日は妙高山に向かうスケジュールであるため、火打山の頂上は何が何でも今日中に踏んでおかなければなりません。
火打山 高野池ヒュッテ

さて、それでは火打山をサクッと往復してきましょうかね。実際のところ、サクッといけるほど近くはありません。往復で2時間以上を要します。
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少しはなれた場所から見た、高谷池と高谷池ヒュッテです。絵になる場所ですな。
高谷池と高谷池ヒュッテ

池から少し登った一帯に、雪渓から溶け出した水による湿地帯が広がっていました。
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こうして絶え間なく、雪渓からフレッシュな水が供給されています。
高谷池近くの湿地帯
高谷池近くの湿地帯

足元には、ハクサンコザクラの大群落が広がっていました。
火打山のハクサンコザクラ

こちらは高山植物の大定番のイワカガミです。この付近一帯は、ピンクの花の勢力下にあるようです。
火打山のイワカガミ

木道をしばらく進むと、目の前に広大な湿原が姿を現しました。
火打山の天狗の庭

山の上にあるとは思えないような、かなりの広さの空間です。
火打山の天狗の庭

ここは天狗の庭と呼ばれる場所です。この場所は7月の下旬頃までは完全に雪に覆われています。今見えている湿原は、今まさに雪の下から姿を現したばかりだと言う事です。
火打山の天狗の庭

ここでガスが晴れて、目指す火打山が目の前にその姿を現しました。
天狗の庭から見た火打山

とても穏やかな山容をした山ですね。季節はすでに8月であるにもかかわらず、まだ多くの雪渓が残っていました。
天狗の庭から見た火打山

湿原には、一面にワタスゲの群落が広がっていました。
火打山 天狗の庭のワタスゲ

ポワポワした質感が実に素晴らしい。初めてこの花を目にしたときの驚きを、未だに鮮明に覚えています。
火打山 天狗の庭のワタスゲ
火打山 天狗の庭のワタスゲ

タンポポの綿毛とも全く異なる、まるで動物の毛のような質感です。不思議な花ですよね。
火打山 天狗の庭のワタスゲ
この天狗の庭の雰囲気は本当に素晴らしいものがあります。一日中、何もせずにボーと過ごしたくなるような空間です。

天狗の庭を抜けると、いよいよ火打山本体へのアタック開始です。
170805火打山-075

道の両脇にマルバタケブキが咲き誇っていました。
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もう終わりかけのタイミングだったらしく、若干萎れ気味でした。
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こちらはミヤマシャジン。割と多くの山で目にする、高山植物としては定番の存在です。
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大きく崩落している斜面の脇を登っていきます。周囲を火山に囲われてはいますが、火打山は火山ではなく隆起によってできた山です。
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灌木帯を抜けて、周囲の展望が開けました。豪雪の山らしく、山頂付近の一帯は完全に森林限界を超えています。
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振り返れば背後には妙高山が見えるはずですが、朝に見た時と変わらずに雲隠れを決め込んだままでした。
170805火打山-081

15時50分 雷鳥平と呼ばれ場所まで登って来ました。その名の通り、ライチョウの生息地となっている場所です。
火打山 雷鳥平
火打山のライチョウは生息数が非常に少なく、なかなか遭遇することは出来ないそうです。

山頂はまたもやガスに覆われています。先ほどから晴れたりガスッたりを繰り返しているので、いちいち一喜一憂せず黙々と登ります。
170805火打山-083

横に目を向けると、夏の空以外の何物でもない積乱雲が発生していました。
170805火打山-084

山頂直下の一帯にも、お花畑が広がっていました。つい最近まで、この辺りも雪に覆われていたという事ですね。
170805火打山-085

こちらは黄色い花はウサギギクです。その名の通り、キク科の花です。
火打山のウサギギク

これはクルマユリです。多くの山で割と良く見かける花です。
火打山のクルマユリ width=

山頂のガスが取れて来ました。山の神様の機嫌が変わらぬうちに山頂へと急ぎます。
170805火打山-088

何の前触れもなく、突然山頂が目の前に現れました。
火打山の山頂

16時30分 火打山に登頂しました。結局山頂は一面ガスの中でした。どうせまたすぐに晴れるだろうと言う事で、山頂でしばし待機します。
火打山の山頂標識
菓子パンをかじりつつ、しばしぼんやりと過ごしました。そして何気なく視線を上げると・・・

妙高山が視界に飛び込んで来ました。慌ててシャッターを切りまくった事は言うまでもない。
火打山から見た妙高山

山頂部を拡大してみましょう。浅間山ほどではありませんが、見事なプリン型をしております。
火打山から見た妙高山
妙高山の手前に見えている山は外輪山です。妙高山本体は、カルデラの底から新たに隆起した溶岩ドームが固まって出来たのです。

眼下には天狗の庭と高谷池も見えました。
火打山山頂から見た高野池

ここまで歩いてきた稜線です。山の上に広々とした高原台地が広がっているのが良くわかります。
170805火打山-094

北には日本海の大海原が広がります。霞んでしまっていて、陸との境界がどこにあるのかイマイチよくわかりません。
火打山から見た日本海

こちらは妙高山とは反対方向にある新潟焼岳です。目下、噴火警戒レベル爆上げ中の現役の活火山です。半径2キロ圏内が立ち入り規制されているので、登る事は出来ません。
火打山から見た新潟焼岳
風向きによっては、火打山の山頂にまで硫黄の匂いが漂ってきます。

いつの間にかすっかり晴れたところで、山頂の様子を一枚。
火打山の山頂

妙高山は、いつの間にか再びガスの中に没していました。先ほどは、火打山と妙高山のガスが同時に晴れるという、奇跡のような瞬間だったのですね。
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4.火打山登山 下山編 高野池へ戻り一泊する

17時 下山を開始します。名残惜しかったけれど、ヘッドランプを置いてくるという山ナメをやらかしている身としては、あまり長居するわけにも参りません。
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両側にお花畑の広がる階段を、テンポよく下って行きます。
170805火打山-100

行きにはまったく気がつかなかった8キロポストがありました。
170805火打山-101

太陽が火打山に向かって沈んで行きます。ブロッケンぽくなっていたのですが、あまり綺麗には写せていませんな。
170805火打山-102

天狗の庭まで戻って来ました。いつしか周囲は、夕刻の時間帯特有の柔らかい光に包まれていました。
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天狗の庭では、見事な逆さ火打山を拝む事ができました。
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ほんとに良い所ですねえ。これほどにも強く名残惜しいと言う気持ちを抱いたのは、初めてのことかもしれません。
天狗の庭から見た火打山

先ほどまでガスにお隠れになっていた、妙高山が真正面に見えました。晴れたりガスッたり、全くもって忙しない天気です。
天狗の庭から見た妙高山

明日はあのプリンの頂に立ちます。
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18時20分 高谷池ヒュッテに帰還しました。そして、実はテント場からも火打山が見えていたのだという事実に、始めて気付くのでありました。
高谷池ヒュッテから見た火打山

さらに増えたテントの数に少々面喰いました。凄い人口密度です。
170805火打山-109

いつものお湯を沸かすだけの食事を手早く済ませます。
170805火打山-110
一日目の火打山編はこれで終了です。明日の妙高山に備えて、この日は早々と就寝しました。

火打山はどちらかと言うと、妙高山のついでに登られることが多いのではないでしょうか。かく言う私も当初はそのつもりでした。
しかしながら、実際に登ってみてその認識は大いに改まりました。火打山は決して妙高山のオマケではありません。オンリーワンの魅力を持った名峰です。
特に天狗の庭に広がる光景は素晴らしく、一日中何もせずにボーと過ごしたくなるような場所でした。楽園と言うのはきっと、この天狗の庭のような場所の事を言うのでしょう。
大事な事なので最後にもう一度言います。火打山は最高です。

<コースタイム>
笹ヶ峰(10:45)-黒沢(11:35)-富士見平(13:15)-高谷池ヒュッテ(14:00~14:50)-天狗の庭(15:10)-雷鳥平(15:50)-火打山(16:30~17:00)-雷鳥平(17:20)-天狗の庭(17:50)-高谷池ヒュッテ(18:20)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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