八王子城山-景信山-高尾山 静かなる北高尾山稜と、高尾山からのダイヤモンド富士

景信山からみた北高尾山稜
東京都八王子市にある八王子城山(はちおうじしろやま)から景信山(かげのぶやま)を経て高尾山(たかおざん)まで歩いて来ました。
高尾・陣馬縦走路の北側に連なる、北高尾山稜と呼ばれる尾根を辿るルートです。この尾根の末端に位置する八王子城山は、都心方面を広く見晴らすことの出来る好展望地となっています。奥高尾エリアのような喧騒もなく、静かなる山域が広がっています。
以前より気になっていた北高尾山稜を巡りつつ、ついでに高尾山からのダイヤモンド富士を拝んできました。

2020年12月23日に旅す。

さて、今年も高尾山からダイヤモンド富士が見える季節が巡ってまいりました。
もみじ台から見たダイヤモンド富士
冬至を迎える12月22日前後にかけて、富士山の山頂に向かって陽が沈む通称ダイヤモンド富士と呼ばれる現象を、高尾山の山頂から観測することが出来ます。

今回も真っすぐに高尾山を目指さずに、あえて遠回りをします。前回は南だったので、今度は北高尾山稜と合わせて訪問しようかと思います。
高尾山ケーブルカー山頂駅から見た八王子城山
北高尾山稜は、安土桃山時代の史跡でもある八王子城山を起点にした縦走コースです。その名が示す通りに高尾山の北側に連なっている尾根で、堂所山で高尾・陣馬縦走路のある笹尾根と接続しています。

城山の山頂で待っていたのは、期待もしていなかった紅葉の盛りでした。
八王子城山の紅葉
予期せず2020年最後の紅葉見物にもなり、色々な要素が盛りだくさんだった一日の記録です。

コース
201223北高尾山稜-map
霊園前バス停より八王子城山へと登頂。その後は北高尾山稜の尾根を辿り狐塚峠へ。峠からは一度木下沢林道に下り、景信山へ登り返します。

景信山から高尾山へ戻った後に、ダイヤモンド富士を見物します。反時計回りに高尾山の周辺を周回する行程です。

1.八王子城山 アプローチ編 東京郊外にある城跡を目指す

9時32分 京王線 高尾駅
京王線沿線にお住いの私は、高尾へは乗り換えなしの一本でやってこれます。最初の目的地である八王子城山が、早速駅のホームから良く見えました。
高尾駅のホームから見た八王子城山
今のところは空に雲一つない快晴です。この様子なら、ダイヤモンド富士にも大いに期待が出来そうです。

なお本日は、有休を取得しての平日登山です。普段は多くのハイカーで混雑する高尾駅北口のバスロータリーも、平日とあってか閑散としていました。
高尾駅北口

9時43分発 高尾の森わくわくビレッジ行きのバスに乗車します。その気になれば、直接歩いてでも行けないことは無い距離ですが、せっかくバスがあるのだから素直にその恩恵に浴しましょう。
高尾駅北口のバスロータリー

9時50分 10分にも満たない乗車時間で、霊園前バス停へと到着しました。
霊園前バス停

バス停を降りた目の前に、城山へ道順が親切に示されていました。一回左折すればよいだけなので、迷う要素は一切ありません。
八王子城山への道案内図

という事で、このバス停の先にある最初の信号を左折します。
201223北高尾山稜-009

あとは道なりに真っすぐです。すぐに目的地が正面に見えて来ました。
201223北高尾山稜-010

この八王子城と言うのは、武州の片隅の田舎城などでは決してなく、北条氏の西の守りの重要拠点であった場所です。日本百名城なるものの一つにも選ばれています。
八王子城山の案内図
現在残されている遺構は、かつてのこの城のほんの一部分でしかなく、かなり広大な領域をもつ城塞でありました。

八王子城の城主だった北条氏照の墓もあります。本日の本来の目的である登山からは外れてしまうので、立ち寄ってはみませんでしたが。
北条氏照の墓への入り口

ちなみに、土日であればこの八王子城跡バス停までバスで入ってこれます。平日の便は無かったため、本日はわざわざ霊園前から歩いて来ました。
八王子城跡バス停のロータリー

バス停の脇には八王子城跡ガイダンス施設なる資料館までありました。もっとマイナーなB級スポットなのかと勝手に思い込んでいたのですが、なかなかどうして本格的な観光施設です。
八王子城跡ガイダンス施設
これは登山のオマケとしてではなく、一日をかけてじっくりと見て回るべき場所であるかもしれない。

こんなところにトライフォースが!これは「三つ鱗紋」と呼ばれるもので、北条氏の家紋です。
八王子城山の三つ鱗紋
そうか、実はハイラル王家は北条氏の流れを汲んでいたのか。←違います

城内の模型がありました。山の上に詰の城があり、城主の館などは麓の谷合にあったようです。山城としては極めて一般的な配置です。
八王子城山の模型図
このまま谷の奥へと進むと、復元された数々の遺構を見学できるようになっています。ですが、私の本日の目的はあくまで登山であるので、あまり深入りはせずに登山口へと向かいます。

10時15分 八王子城山の登山口へとやって来ました。身支度を整えて登山開始です。
八王子城山の登山口

2.遅い紅葉の盛りを迎えていた、八王子城山の山頂

登り始めからいきなりの圧倒的杉林です。里に近い山の宿命ですな。
201223北高尾山稜-018
この山はかつて、太平洋戦争敗戦直後の木材需要を賄うために伐採しつくされて、完全なる禿山と化していた時期がありました。その後に植林がなされたことにより、現在ではこの通り緑が色濃い森が甦っています。

山頂には八王子神社が立っており、この登山道はその参道にあたります。史跡であり、同時に神域でもあるという事ですな。
八王子城山の鳥居

季節は12月も下旬になろうかと言う時期でしたが、山中にはまだ紅葉が散らずに残っていました。時期的にもう全く期待などしていなかっただけに、これは嬉しいサプライズです。
八王子城山の参道

参道らしく石段が整備されていました。山城だった時代の遺構ではなく、比較的新しそうな階段です。
201223北高尾山稜-021

何故か猿の大群に包囲されて威嚇される。ざっと10匹以上はいる群れでしたが、高尾山の猿園から集団脱走でもしたのでしょうか。
八王子城山のニホンザル

途中に、少し広くなっている場所がありました。立て看板に書かれた解説よると、ここは柵門の跡であるとのことです。
201223北高尾山稜-023
この八王子城は、西暦1590年に豊臣秀吉が行った小田原攻めの前哨戦として戦場になりました。守る北条方の兵力3千人に対して、豊臣方は前田利家と上杉景勝の軍勢およそ1万5千人でもって攻めました。

いかに堅固な山城といえども、5倍もの戦力差は埋めがたく、僅か一日の戦いで八王子城は落城しました。城兵の大半が命を落とし、その死者達が流した血で浅川が赤く染まったと言う伝承が残っています。

ずっと展望のない樹林帯が続いておりましたが、ここで前方に絶景の予感です。
201223北高尾山稜-024

都心方面の展望が開けました。視界を遮るものないパノラマです。この場所が9合目地点であることの事です。
八王子城山9合目の展望スポット

関東平野の彼方には、薄っすらと霞んだ筑波山(877m)の姿が見えます。平野の只中にある山なので、標高がさほど無い割にこの山は遠くからでも見つけやすい。
八王子城山から見た筑波山

東京スカイツリーも良く見えました。12月にしては気温が高めであるためか、少し霞んで見えます。
八王子城山から見た東京スカイツリー

10時45分 開けた場所へと登って来ました。東屋まで整備されており、意外と人気の山である事が伺えます。
201223北高尾山稜-028

頂上と書かれた杭が立っていますが、しかし明らかにここはまだ最高地点ではありません。まあ、この付近一帯が広義の山頂という事なのかな。
201223北高尾山稜-029

山頂部では、今まさに紅葉が見頃を迎えている最中でありました。
八王子城山の紅葉

ごく最近になって落葉が始まったばかりであるらしく、足元には色鮮やかな紅葉の絨毯が出来上がっていました。
八王子城山の紅葉

八王子城山の山頂直下に立つ八王子神社です。建物は崩壊気味と言うか、半分廃墟と化しつつあるように見えます。
八王子城山の八王子神社
なお八王子城山と言うのは通称で、この山の本来の名前は深沢山と言います。現在では殆ど使われなくなってしまっているようですが。

頭上を覆っているこの巨木はいったい何の木でしょう。葉だけを見ると楓っぽくはあるのですが、しかし楓の幹といのはこんなに太くなるものでしたっけか。
八王子城山の紅葉

木漏れ日を浴びて、黄金色に光り輝いていました。
八王子城山の紅葉

良い色に黄葉しておりますねえ。本日はもとより、紅葉狩りをするつもりはさらさらなかったのですけれど、思いがけず素晴らしき光景に出会うことが出来ました。
八王子城山の紅葉

山頂にも展望スペースがあります。先客の年配の男性二人が、何故か「自分が何歳の時までトイレが汲み取り式だったか」と言う話題で盛り上がっており、思わず聞き耳を立ててしまいました。
八王子城山の山頂

山頂からの眺めの方はと言うと、見える方角が限定的でイマイチです。先ほどの九合目からの方が、ずっと広い範囲を見渡せます。
八王子城山山頂からの展望

それにしても素晴らしい紅葉です。つい同じような写真を何度も撮ってしまいます。
八王子城山の紅葉

さて一応は、神社の裏手にある最高地点と思われる場所を踏んで行きましょうかね。これはピークハンターたる者のお勤めでございます。
201223北高尾山稜-039

最高地点だと思われる場所には、本丸の跡地がありました。
八王子城山の本丸跡

山頂の様子
さほど広くはない空間です。城だった時代には何らかの建物があったのでしょうけれど、スペース的にさほど大きな構造物ではなかったのだろうと思われます。
八王子城山の本丸跡

ピークハントは無事に達成されました。ボチボチ次へと参りましょう。
201223北高尾山稜-042

3.小刻みにアップダウンを繰り返す、北高尾山稜の尾根歩き

11時10分 八王子城山の山頂を辞去して、次なる目的地の富士見台を目座します。ここから先が、北高尾山稜と呼ばれている尾根となります。
201223北高尾山稜-043

ちょうどこの谷向に高尾山があるはずですが、しかし森が濃くて良く見えません。
201223北高尾山稜-044

山頂のすぐ近くに坎井(かんせい)と言う名の井戸があります。こんな山頂のすぐ近くにあるのに、現代の飲料水の基準にも適合できるほどの澄んだ水が湧くのだとか。
八王子城山の坎井

暫しの間、片側がかなり鋭く切れ落ちたトラバースが続きます。足を踏み外したらタダでは済まない高さなので、ここは慎重に参りましょう。
201223北高尾山稜-046

トラバース地帯を抜けると、急勾配の上り坂になりました。
201223北高尾山稜-047

登り切った所に詰の城跡があります。ここが八王子城の搦め手だったという事でしょうかね。本丸と同様に、大きな建造物は作れそうにもないスペースしかありません。
八王子城山の詰の城跡

登った後はすぐに下りです。割と小刻みにアップダウンが多いコースです。。
201223北高尾山稜-049

登って下ってを何度か繰り返すうちに、ふたたび山頂らしき場所が見えて来ました。
201223北高尾山稜-050

11時55分 富士見台に到着しました。ここから高尾駅方面へ下ることも出来ます。八王子城山を含めた登山としては、この富士見台までを含めた周回コースを取るのが最も一般的です。
北高尾山稜の富士見台

富士見台と名乗っているだけあって、一応は富士山が見えます。枝の隙間からほんの少し見えると言うだけではありますが。
富士見台からみた富士山

この後に登ることになる景信山の姿も見えました。すぐそこにあるようにも見えますが、一度間に横たわっている谷底へ下ってから登り返すことになるため、まだまだ結構な時間がかかります。
富士見台からみた景信山

先へ進みましょう。北高尾山稜の尾根道は、踏み跡も明瞭で歩きやすい道です。
201223北高尾山稜-054
しかしその割には、八王子城山を発って以降、まったく他の登山者の姿を見かけません。今日が平日であることを差し引いても、北高尾山稜はあまり人気では無いようですな。

富士見台のすぐ隣に、またも小さなピークがありました。
北高尾山稜 杉沢の頭

間伐されてしまった杉の根をそのまま流用したこの山頂標識によると、ここは杉沢の頭と言うピークです。山と高原地図にも記載のある名称です。
北高尾山稜 杉沢の頭

登って降りてはなおも続く。まあ確かにこれは、人気のコースには到底なりえそうにもない地味登山道ですね。
201223北高尾山稜-057

所々にこうして紅葉の名残があり、地味極まりない登山道に僅かながらの華やかさを添えていました。
201223北高尾山稜-058

一度林道と合流します。ここからしばらく登山道と林道が並走していますが、どちらを歩いても所要時間にさほど違いはありません。
201223北高尾山稜-059

12時45分 狐塚峠に到着しました。北高尾山稜の尾根はこの先へまだまだ続いており、堂所山で高尾・陣馬縦走路と合流します。
北高尾山稜 狐塚峠
このまま堂所山まで行ってしまうと、さすがに大回りすぎて、肝心なダイヤモンド富士タイムまでに高尾山へ戻って来ることが出来ません。

そのため、北高尾山稜の縦走は一旦ここまでで打ち切りショートカットします。一度木下沢林道まで下って、そこから景信山へ登り返します。

4.通行止めの沢沿いルートを辿り景信山へ

という事で北高尾山稜から外れて、林道のある谷底へと一気に下ります。ジグザグと九十九折れを繰り返すなかなかの急坂です。
201223北高尾山稜-061

テンポよく下って、割とあっさりと木下沢林道まで下りて来ました。
木下沢林道
ちなみにこの木下沢林道は、2019年の台風19号による被害から未だ復旧しておらず、通行止めの状態が続いています。徒歩であれば歩けないことは無い状態ではあるようですが。

陽が差し込まない谷底にあるため、非常に寒々しい空間です。すでに正午を回った時間帯であるにも関わらずも、足元にはびっちりと霜が下りたままでした。
201223北高尾山稜-063

かつてはこの場所に木下沢キャンプ場がありましたが、すでに廃業しています。このバンガロー風の建物は、現在は高尾の森づくりの会と言うボランティア団体が所有しています。
木下沢キャンプ場跡

13時10分 木下沢を渡り、景信山に向かってこの日2度目となる登山を開始します。
木下沢林道の景信山登山口

暫しの間沢沿いを進みます。なお、今歩いているこのルートについても、現在公式には通行止めの扱いとなっています。なにしろ、下りた先の林道が通行止め状態な訳ですからね。
201223北高尾山稜-066

上流に進むにつれて、徐々に道が荒れ始めました。と言ってもまあ、通行できないほどの荒れ方ではありません。
201223北高尾山稜-067

途中で沢から外れて右の尾根に取り付きます。正規の取り付き地点がゴッソリと崩落してしまっているため、強引に斜面をよじ登ります。薄っすらと踏み跡のようなものが出来ており、お助けロープも垂らされていました。
201223北高尾山稜-068

強引に取り付くと、その先にはしっかりとした登山道が続いていました。これでとりあえずは一安心です。
201223北高尾山稜-069

・・・一安心でもなかったようです。結構危なっかしいトラバースがありました。ここにはロープなどの補助は一切無いので慎重に行きましょう。
201223北高尾山稜-070

殺風景な日陰側の斜面ですが、こうして稀に現れる紅葉の名残に癒されます。
201223北高尾山稜-071

トラバース地帯を突破し、東尾根と呼ばれる尾根に取り付きました。ここまで来れば、山頂までは安心安全の尾根道です。
景信山東尾根

山頂まではもうあと一息です。頑張って登りましょう。
201223北高尾山稜-073

ここで、小仏バス停からのルートと合流します。この先は一応メジャールートなはずですが、時間が時間だけに相変わらず他の登山者の姿は見当りません。
201223北高尾山稜-074

こちら側にはしっかりと通行止めの案内がありました。北高尾山稜側から下りてくる人間の事は、一切考慮していない封鎖処置ですね。
201223北高尾山稜-075

階段地獄地帯に入ったら山頂はもうすぐそこです。
201223北高尾山稜-076

景信山には流石に他の登山者が姿がチラホラとありました。なおどうやら、山頂の茶屋は平日には営業していないようです。
景信山の山頂

14時20分 景信山に登頂しました。木下沢からは、意外とガッツリな登りでありました。実質、一から登山し直したようなものでしたからね。
景信山の山頂標識

眼下にここまで歩いて来た北高尾山稜の尾根を一望できました。まあ、これと言った特徴の無い地味尾根ですかね。
景信山から見た3北高尾山稜

こちらがこれから向かう高尾山方面の尾根です。過去に数えきれないほど歩いている、勝手知ったる高尾・陣馬縦走路です。
景信山から見た高尾山と小仏城山

眼下には相模湖がチラッと見えます。湿度が高めなのか、何となくモヤっと霞んで見えます。
景信山から見た相模湖

5.日が傾き始めた縦走路を駆け抜け、ダイヤモンド富士鑑賞地点の高尾山へ

さて、もうあまりのんびりしていられる時間もありません。足早に高尾山へ向かう事にします。
201223北高尾山稜-082

小仏峠から景信山に至る区間は、実はジムニーなら通れるのではないかと思うような幅広な道が続きます。もしかしたら、実際にこれは車道なのかもしれません。
201223北高尾山稜-083

14時45分 そんな訳で、ほとんど駆け足の様なペースで小仏峠まで下って来ました。
小仏峠

小仏峠のマスコット(?)である小仏タヌキです。かつては4体ありましたが、子タヌキが一体盗難されてしまったのだとか。タヌキの置物なんか盗んで、犯人は一体何がしたかったのでしょうか。
小仏峠のタヌキ

小仏城山に向かって登り返します。ここは結構キツイ登りなので、気合を入れてまいりましょう。
201223北高尾山稜-086
ここまでの疲労で、流石に段々と足が前に出なくなってまいりましたぞ。高尾山の手間にも、もう一回登り返しが控えていると言うのに。

良い感じに息絶え絶えになったところで、山頂に辿り着きました。この城山の茶屋も景信山と同様に、やはり平日には営業していないようですね。
小仏城山の山頂

15時5分 小仏城山に到着しました。ダイヤタイムは16時15分頃であるため、残すところはあと1時間10分です。ここまで来れば、もう急がなくても大丈夫そうです。
小仏城山の山頂標識

城山天狗さんは、なにやら後頭部がゴッソリと削れてしまっておりますな。いったい何があった。
小仏城山の天狗

これから向かう、お隣の高尾山です。見ての通り、結構登り返します。
小仏城山から見た高尾山

太陽はすでにここまで下がっており、着地の瞬間が近づきつつありました。
小仏城山から見た富士山

この高尾山から小仏城山に至る区間は、近年急速に木道化が進められており、もはや丹沢状態です。おかげさまで、スニーカーでも歩けないことはありません。
小仏城山の木道

もみじ台への最後の登り返しです。これがまた、何げに結構キツいんですよ。無心になって一歩一歩黙々と上って行きます。
201223北高尾山稜-093

もみじ台の手前まで登ってきたところで、すでにダイヤ待ちの人が大勢待機していました。平日ならば多少は空いていると思いきや、全然そんなことはありませんでしたね。
201223北高尾山稜-094

午前中まではあれほどに晴れ渡っていた空にも、いつの間にか薄っすらとした筋雲が発生していました。うーん、これは光が拡散してしまって、光芒付きの綺麗なダイヤにはなってくれなさそうですね。
もみじ台から見た富士山

6.高尾山もみじ台から望む、ダイヤモンド富士の輝き

15時55分 もみじ台に到着しました。ここにも既にこれだけ待機中の人がいると言うことは、それよりも混むであろう山頂の方は、立錐の余地がないくらいに人が詰めかけていることでしょう。
もみじ台

という事であれば、私も山頂ではなくここに陣取ってその瞬間を待つことにしましょう。
もみじ台から見たダイヤモンド富士

そして迎えたダイヤタイム。ど真ん中に着地しましたが、やはり光が拡散して巨大な火球のような状態です。
もみじ台から見たダイヤモンド富士

全然ダイヤっぽくはありませんが、それでもまあ、見れただけも良しとしましょうか。
もみじ台から見たダイヤモンド富士

富士山の右の方へと沈んできます。毎度のことながら、わずか数分の天体ショーでありました。
201223北高尾山稜-099

暫しの余韻の時が訪れます。このまま夕焼けを眺めたいところではありますが、生憎と本日は西空を雲が覆っていて、あまり期待できそうにはありません。
201223北高尾山稜-100

そして登りはまだ終わりではありません。高尾山への最後の登り返しが残っています。
高尾山山頂直下の階段

と言う訳で今度こそゴールです。やはり雲が邪魔をして、夕焼けは見えそうにありません。
高尾山から見た黄昏時の富士山

16時25分 高尾山に登頂しました。今更撮影してもしょうがないと思いつつ、何故か毎回義務的にこの山頂標識を写真に撮ってしまう。
高尾山の山頂標識

2年前にダイヤモンド富士を見に来た時は、暗くなるまで待機して、ここから夜景を眺めたっけか。
201223北高尾山稜-104
過去に何度も眺めたことがある光景なので、今回もう待ちません。このままライトが必要になる前に撤収します。

7.ケーブルカーでラクラク下山

普段は17時30分までであるケーブルカー運転時間が、ダイヤモンド富士を見ることが出来る期間限定で18時まで延長されています。という事で、下山はケーブルカーを使って楽をします。
201223北高尾山稜-105

薬王院まで下ってくれば、後は街灯があります。と言うことなので、なるべくまだ黄昏の明かりが残っているうちに、ここまでは下って来てしまうのが無難です。
201223北高尾山稜-106

焼けた醤油の香りの誘惑に負けて、お団子を買い食いしまいた。ゴマの香りが香ばしくておいしい。
201223北高尾山稜-107

しかし、さも当然のように山の中に街灯があると言うのも、よくよく考えると凄いことですよね。流石は世界の高尾山です。
街灯に照らされた薬王院の参道

途中にある見晴らし台から、無事に夜景も回収することが出来ました。そもそも前回も、なにも山頂で暗くなるまで待機することはなかったと言うことですな。
高尾山から見た夜景

17時5分 高尾山ケーブル駅まで戻って来ました。ダイヤモンド富士鑑賞後であっても、そそくさと撤収すれば延長していない時間であっても十分に下山は間に合うという事ですね。
高尾山ケーブル山頂駅

間もなく売り切れますと言う言葉に誘われて、今度は天狗焼きを買い食いしました。何故かわからないけれど、高尾山に来るといつも買い食いばかりしてしまう。
天狗焼き

ケーブルカー山頂駅の目の前に、本日最初に登った八王子城山の姿がありました。わざわざえらく遠回りをしたものです。
201223北高尾山稜-112

ケーブルカーで撤収します。超満員とまでは行かないものの、まずまずの乗車率でした。
201223北高尾山稜-113

ケーブカーの乗車時間そのものは、ものの5~6分程度です。という事であっさりと清滝駅へ降りて来ました。
201223北高尾山稜-114

京王線に乗り込み帰宅の途に付きました。
高尾山口駅のホーム

こうして色々あった慌ただしき一日は、最後は何事も無く無事に幕を下ろしました。一応はこの日メインの行事であったところのダイヤモンド富士は少々残念な感じのする状態でしたが、そのかわりに思ってもいなかった2020年最後の紅葉狩りをすることが出来ました。
今回は北高尾山稜経由で無理やり高尾山まで繋げてしまいましたが、八王子城山は単体で訪れるだけの価値が十分にある山だと思います。スケジュールの都合で復元された城跡の遺構を見てまわる時間が取れなかったので、次回はもっとじっくりと腰を据えて城山だけを巡ってみたいと思います。

<コースタイム>
霊園前バス停(9:50)-八王子城山(10:45~11:10)-富士見台(11:55)-狐塚峠(12:45)-景信山(14:15~14:30)-小仏峠(14:45)-小仏城山(15:05)-もみじ台(15:55~16:15)-高尾山(16:25)-高尾山ケーブルカー山頂駅(17:05)

八王子城山の紅葉

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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