丹沢山 秋から冬へと季節の移ろいゆく丹沢三峰コースを歩く

蛭ヶ岳から見た丹沢三峰
神奈川県の丹沢山地にある丹沢山(さんざわさん)に登りました。
丹沢主脈の稜線のほぼ中央付近に立つ山です。この山に至る登山ルートは数多く存在しますが、今回は宮ヶ瀬湖畔よりスタートし、丹沢三峰(たんざわみつみね)と呼ばれる山々を越えて行くロングコースを歩いて来ました。
麓に広がる紅葉と、稜線上の雪の二つの季節を同時に楽しむ、長き道のりを歩いて来ました。

2019年11月30日に旅す。


我が地元である京王線某駅の近くに、富士見街と呼ばれる場所があります。電柱やら建物に邪魔されるためほんのちょっとだけではあるものの、空気の澄んだ日にはその名の通りに富士山の姿を見ることが出来ます。
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時は東京にシトシトと冷たい雨が降った翌日の金曜日。いつものように出勤途中に富士見街から富士山の姿を眺めていた私は、手間にある丹沢の山並みが白く染まっている事に気が付きました。

「山の上では、昨日の雨は雪だったのか。」その時からもう、私は居ても立っても居られないくらいにソワソワし始めました。あの雪が消えてしまう前に、明日は丹沢へと繰り出そうと。

という事で久方ぶりの丹沢です。丹沢は我がホームグランドとか公言していた割には、最近はめっきりと足が遠いてしまっておりました。

それにはちゃんと理由があります。春から秋にかけての丹沢には奴らがいるからです。
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宮ヶ瀬湖周辺の東丹沢と呼ばれる一帯は、特にヤマビルの生息数が多い場所です。そんな訳で、暖かい季節の訪問は見送っていた次第です。

今回はそんな東丹沢の、丹沢三峰コースを歩いて来ました。尾根の途中にある本間ノ頭、円山木ノ頭、太礼ノ頭という3つのピークを越えて行く全長11kmのロングコースです。
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このコースは非常に長い上に、小刻みにアップダウンを繰り返すなかなかの険路です。道中は特に眺望に優れているわけでもなく、苦行と呼ぶにふさわしい道が続きます。

標高差が大きいルート故に、登るにしたがって季節が移ろって行きます。登り始めの宮ヶ瀬湖周辺は、紅葉が見頃を迎えた秋の盛りです。
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そして中腹より上の一帯には、完全に冬の光景が広がっていました。秋と冬の二つの光景を同時に楽しんだ一日の模様をお送りします。
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コース
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宮ヶ瀬湖畔の熊野橋より、丹沢三峰ルートを登り丹沢山へ登頂します。その後は丹沢主脈上を歩いて、塔ノ岳経由で大倉へと下ります。

標準コースタイムおおよそ10時間ほどの、健脚者向けの行程です。

 

1.丹沢三峰コース アプローチ編 本厚木駅より神奈川県の水瓶、宮ヶ瀬湖へ

6時3分 小田急線 永山駅
今回は久方ぶり丹沢への訪問です。公共交通機関を利用して丹沢方面へアプローチする場合、どこへ登るにしても基本的には小田急線です。
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6時37分 本厚木駅に到着しました。秦野や渋沢ほどには登山者の姿を見かけませんが、この駅も東丹沢エリアの主要な玄関口の一つです。
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6時55分発の、宮ヶ瀬行きの始発バスに乗車います。思いのほか多くの登山者が列を作っていて少々驚きです。
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三峰ルートはいつからこんなに人気のコースになったのだろうかとなどと考えていたら、乗客の9割は途中の仏果山尾登山口で下車して行きました。なるほど、そっちだったのですね。

7時44分 宮ヶ瀬小・中学校前バス停に到着しました。登山口の最寄りとなるバス停は、ここではなく一つ先の三又路です。今回は、登山開始前に少しばかり寄り道したくて、一つ手前のバス停で下車しました。
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宮ヶ瀬湖畔から、今日これから歩く丹沢三峰を一望できたりしないかなー、と言う漠然とした目的です。と言うことで、元来た道を引きかえして橋を渡ってみます。
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宮ヶ瀬湖の上に朝日は昇る。冷たく澄んだ空気が気持ちの良い朝です。
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橋を渡り終えたところで振り返って見てみましょう。ふむ、奥に雪を被った白い山の姿が見えます。あれが丹沢三峰の中で一番手前にある本間ノ頭でしょうかね。
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右手には焼山から姫次へと続く丹沢主脈の山並みが見えました。やはり上の方は、僅かに雪を被って白くなっております。
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さて、寄り道はこれ位にして登山口へと向かいましょう。この季節の日の短さと10時間近いコースタイムとを鑑みるに、実のところ寄り道している余裕などはまったくなかったのですがね。
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ここが本来の登山口最寄りである三又路バス停です。この先の信号を左に入ります。
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この県道70号線(秦野清川)はヤビツ峠へと続いていますが、現在は台風19号による土砂崩落の影響で通行止めとなっています。徒歩でも通り抜けは出来ないという事なのでご注意ください。
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登山口のある熊野橋まで道なりに進みます。通行止めの影響なのか、周囲は実に静かなものです。
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丹沢山への登山口は、橋の袂にポツンとあります。
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熊野橋から眺めた宮ヶ瀬湖の対岸が、見事な紅葉に覆われていました。紅葉のピークが、今まさに麓へと下りて来たタイミングであったようです。
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2.丹沢三峰へ至る長い長い道のり

身支度を整えて8時20分に登山を開始します。ここから丹沢山までは、標準コースタイムで5時間55分の行程となります。何気に恐ろしく遠いいですね。
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入口に登山届の投函ポストあり。ちなみに、この白い容器に入っているのはヤマビルの忌避剤です。これはとてもありがたい配慮だと言えるでしょう。
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登り始めからいきなりエグイ傾斜の道です。実は私、この丹沢三峰ルートにはちょっとしたトラウマがあります。
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以前にここを訪問したのは5年以上前になります。確か9月の中旬頃で、雨が降った翌日のジメジメした蒸し暑い日でした。なにやら足元にうごめく存在があることに気が付いた私は、目を凝らしてみて、そして固まりました。

そう、地面には大量の奴らがいたのです。ムーミン谷のニョロニョロよろしく、踊り狂っているかのようでした。その光景たるや、今思い出しても全身に戦慄が走ります。

その時以来私は、この東丹沢エリアには冬しか足を向けなくなりました。

丹沢山まではあと10.7kmです。登山道の道標上に10kmと言う距離が提示されるのは、なかなか珍しいのではないでしょうか。普通はもう少し細かく刻みますよね。
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薄暗かった登山道に、ようやく眩い朝日が差し込んできました。
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先ほどから足元ばかりが気になってずっと凝視しているのですが、流石に11月末ともなると、奴らは活動していないようです。

登り始めて程なく、山の神様を祭った祠があります。登山道は右側に大きく回りこんでいますが、石段を登っても最終的には合流できるので、お好きな方からどうぞ。
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このお社は、宮ヶ瀬湖が出来る以前から存在したのでしょうか。その頃のこの場所は、人跡まばらな秘境めいた場所だったたことでしょう。
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お社を過ぎると、傾斜が緩み暫しの水平移動となります。大変歩きやすい道ですが、なかなか標高は上がりません。
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この辺りは紅葉が見事でした。時期的に流石にもう紅葉には遅すぎるだろうと、正直期待もしていなかったので、これは嬉しい誤算です。
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この水平移動は思いのほか長いです。実はこのまま最後まで楽に歩けるのではないかと言う、あらぬ期待を抱いてしまいそうになるほどに。
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しかしご心配にはおよびません。この既に用を成していない鹿よけのゲートを過ぎると、お待ちかね(?)の急登が始まります。
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昼でも薄暗い杉の植林の中へと入って行きます。これまでゆるやかだった分を一気に取り戻すかのような急な登りです。
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ここで登山道から少し脇に外れたところに、御殿森ノ頭と言うピークがあるので立ち寄って行きます。
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小さな祠とテープにマジックで山前が書かれただけの、こじんまりとした空間が広がっていました。
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展望はほんの少しだけあります。正面見えているのは辺室山(644m)でしょうか。登ったことはありませんが、お隣の三峰山と合わせて、アスレチックなクサリ場が連続するなかなか楽しい山であるらしいですよ。
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傾斜は再び緩やかになり、またもや水平移動が始まります。
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所々に伐採地があり展望が開けます。湖の対岸に連なっているのは、仏果山から高取山に至る山並みです。最近のご当地アルプスブームにあやかってか、相州アルプスを名乗っているのだとか。
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紅葉の絨毯が広がる道を進みます。この標高まで上がってくると、流石にもう紅葉の見頃は終わりかな。
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再び杉の植林へと突入します。自然林とまだらになるように植えているのには、何か理由があるのでしょうか。
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木漏れ日が射すところにだけ下草が育つ、分かり易い自然の摂理。
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苔に覆われた切り株が、まるでそれ自身が発光しているかのように、緑色に輝いていました。
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ここで高畑山を経由するルートと巻くルートの二手に分かれます。大した距離でもないので、ここは巻かずに登ります。
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分岐から5分とせずに山頂が現れました。
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10時 高畑山まで登って来ました。確か以前9月に訪問した時は。一面が黄色い花に覆われていたように記憶しています。
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山頂には丹沢名物のテーブルみたいなベンチが二つありました。上に乗っかってヤマビルを避けて休憩するためのものです。これがあるという事は、ここにも奴らが出るという事ですな。
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巻き道と合流し、前進を続けます。
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日陰になる北側の斜面は、完全に落葉してもう既に冬の装いです。この辺りは道がやや荒れ気味でした。
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本間ノ頭が次第に大きさを増して来ました。ここからでも、地面が雪に覆われて白いのがはっきりと見て取れます。
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寒々しい北側斜面のトラバースが終わると、金冷シと呼ばれる痩せた一帯が始まります。
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大倉尾根にも同じ名称の場所がありますが、金冷シと言うのは通行に危険を伴う場所であること示す古語です。その由来は、キンタマが縮みあがるような場所だからと言う事らしいです。いや、本当に。

タマが引っ込む程かどうかはさておき、片側が切れ落ちたトラバースとなっています。
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両側が切れ落ちている場所もあります。慎重に歩けば、特段難しい要素はありません。
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難しくは無いと言った直後になんですが、かなり久しぶりに冬用の厚手のズボンを履いていたものだから、思うように足が持ち上がらなくて一瞬焦りました。

ちょっとだけ展望が開けました。宮ヶ瀬湖は、もうあんなに遠くなりました。
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金冷シを越えたところで、ようやく登り行程の半分を越えました。やはり11kmと言う距離は、そう一筋縄ではいきませんな。
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3.丹沢三峰 登頂編 幾多のアップダウンを経て丹沢山へ

ここで遂に登山道上に雪が現れました。久しぶりに踏みしめる、この新雪のギュッギュとした感触がたまりません。
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傾斜は割ときつめですが、凍結していない新雪であるため、登る分にはアイゼンなしでも全然歩けます。
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ようやく山頂が見えて来ました。
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12時 本間ノ頭に登頂しました。丹沢三峰のまずは一座目です。ここまで来るだけでも遠かった。。
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この先は下りもあるため、念のためここでチェーンスパイクを装着します。
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丹沢山の姿がようやく視界に入りました。ここから見る分には大した標高差もなさそうに見えますが、この先はギコギコと激しくアップダウンを繰り返すことになります。
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先に言っておきますと、このルートは本間ノ頭に着いてからが一番キツイので、よくよく覚悟しておいてください。

丹沢名物の木階段で、勿体ないくらいに大きく高度を落とします。
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そしてすぐに登り返し。道がそうなっている以上仕方がありませんが、このいかにも無意味なことをやっている感が、精神的疲労を加速させてゆきます。
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森の切れ目から、相模湾と江ノ島が見えました。これはまた、良いお天気ですなあ。
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割とあっさり山頂に辿り着きました。「なんだもう二座目か、楽勝じゃん」と思うかもしれませんが、それは罠です。ここはその名も無名ノ頭と言う、三峰には数えられていないピークです。
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あまり下がらないでほしいと言うこちらの思いを嘲笑うかの如く、無名ノ頭からは再び大きく高度を落とします。
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まったく、登り返すのはこっちだと言うのに、ずいぶんと気軽に下がってくれるものです。

右手に丹沢最高峰の蛭ヶ岳(1,673m)が姿を現しました。割と近くのようにも見えますが、あそこまで行くとなると結構大変です。
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再び登り返し。歩き始めてからもうすでに4時間以上が経過しており、流石に疲れて足が前へ出なくなってきました。
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今度こそ、無名ではない頭に辿り着きました。
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12時45分 円山木ノ頭に登頂しました。眺望も何もない、地味で静かな空間です。
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軽くデジャブになりそうな階段を下ります。一つ提案があるのですが、もう下るのは止めにしませんか?
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そしてまた登り返し。じゅ、縦走と言うのはそう言うものさ(震え声)。
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良い感じに息も絶え絶えになってきたところで三座目に到着です。
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13時10分 太礼木ノ頭に登頂しました。これでひとまず、丹沢三峰は歩き切りました。
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さあ、残るはあと一つ。丹沢山本体のみ。ラストスパートをかけて行きましょう。
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熊笹に覆われた緩やかな斜面を登って行きます。見慣れた丹沢主脈の光景に近づいてまいりましたよ。
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丹沢山と言うのは割と大柄な山で、山頂部の領域は広大です。もう着いたかと思いきや、なかなかゴールが見えて来ません。もうすっかりバテバテなんですがねえ。
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これは表尾根の三ノ塔(1,205m)ですね。あちらも良い感じに冠雪したようで。
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三ノ塔からヤビツ峠を挟んだ向かいには大山(1,252m)が佇んでいます。いつ見ても、惚れ惚れするくらいに良いカタチをした山です。
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ようやくみやま山荘の姿が見えて来ました。ああ、やっとこの苦難の道が終わる。
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13時55分 丹沢山に登頂しました。登り始めてから実に5時間35分もかけての到着です。しんどかった。
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そして、散々苦労した先に辿り着くのが、丹沢主脈三英傑の中では一番イマイチな丹沢山だと言うのがなんとも。三峰ルートがマイナールートの地位に甘んじてしまっている所以でしょうかね。

ああちなみに、丹沢主脈三英傑と言うのは塔ノ岳、丹沢山、蛭ヶ岳の事です。私がたった今名付けました。

丹沢山の山頂に立つみやま山荘。ここに来たらとりあえずカレーを食べると言うのが自分内部でのルールでしたが、本日はもうだいぶ時間が押してしまっているので、カレーは諦めました。
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4.塔ノ岳へと続く爽快なる丹沢主脈縦走路 ~すでにお疲れ風味

14時15分 丹沢山を辞去し、塔ノ岳に向かって出発します。
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稜線上の雪はすでに融けており、足元は泥まみれでした。これもまたある意味、いつもの丹沢主脈の光景ではあります。

なによりも大好きな丹沢主脈を歩いていると言うのに、一向に意気とペースが上がらないのは、長くつらかった丹沢三峰の登りで、すでに心身ともに疲弊しきってしまっているからでしょうか。
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このルートを歩いている間は、ずっとこのような素晴らしき光景が傍らにあり続けます。
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この竜ヶ馬場から眺める大山と相模湾の光景もまた、私の気に入りの山岳風景の一つです。何度見ても素晴らしい。
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急坂はなく、緩やかなアップダウンを繰り返しながら進みます。
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まさかとは思いますが、首都圏近郊に在住しているハイカーで、まだこの丹沢主脈を歩いたことがないなんて人はいませんよね?
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もし居るとしたら、人生を損していますよ。早急に訪問すべきです。
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と煽っておいてから言うのもなんですが、丹沢主脈はどこから登るにしても割と標高差が大きめです。十分に歩ける体力をつけてからお越しください。

素晴らしき稜線歩きではありますが、この後には二つの憂鬱なイベントが控えています。それは塔ノ岳への登り返しと、バカ尾根の降下です。
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泣き言を言っても始まりません。気合を入れて登り返しましょう。
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日陰側の斜面はコチンコチンに凍結していました。そんな訳で、チェーンスパイクはまだ外せません。
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振り返って見ると、日当側の斜面からはもう完全に雪が消え、茶色い地肌を晒していました。
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ぜーはーぜーはー。・・・何故いつもいつも私は、ここを登るときに息も絶え絶えの状態になっているのでしょうか。日帰りで歩こうとするからですよね、はい。
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一向にペースが上がらない中、なんとか塔ノ岳まで登って来ました。
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15時15分 塔ノ岳に登頂しました。通算何度目でしょう。高尾山を除けば、間違いなく登頂回数が最も多い山です。
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ここから相模湾を眺めるのもこれで何度目でしょうか。しかし、何度見ても飽きないだけの魅力があります。
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表尾根の先には大山。三峰ほどではないにしても、この表尾根もなかなか歩きごたえのある骨太なコースです。
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5.夕刻時の大倉尾根を下山

15時30分 名残惜しいですが、日没時間が近づきつつある中、いつまでもいるわけには参りません。下山を開始します。
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カタパルトの異名を持つ花立の木道。確かに射出されそうな光景ではあります。
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西日を浴びて赤く染まりつつある塔ノ岳に別れを告げます。
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表尾根にも茜が射して来ました。11月末の夕暮れ時と言うのは、本当にあっという間に進行します。
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時刻的にもう、ヘッドランプ下山になる事は避けられそうにありません。なるべく明るさが残っているうちに、下れるだけ下ってしまう事にしましょう。
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本日の花立山荘のオススメはうどんです。食べて行きたい気もしますが、時間が時間だけにここもパスです。
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富士裾野へと、陽が沈んで行きます。これまた良い色に焼けておりますな。
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花立名物の階段地獄を足早に下ります。
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単調であると名高いバカ尾根の光景をも美しく変えてしまう、この夕日の素晴らしさよ。
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途中でタイムオーバーとなり、ヘッドランプを点灯します。もう過去に何度も歩いて知り尽くしている道であるので、ナイトハイクであっても特段の危険は感じません。
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真っ暗な中を黙々と下り続け、18時に大倉へと下山しました。
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バスが来るまでに若干の待ち時間があったので、大倉ベイブリッジ(仮称)を見物しに行きました。
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※風の吊り橋です。

実はライトアップしていたんですねこの橋。初めて知りました。
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その後やって来たバスに乗り込み、帰宅の途につきました。
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秋と冬を同時に渡り歩いた丹沢三峰訪問記はこれで終了です。
丹沢三峰コースは、なかなかどうしてストイックな道でありました。特段眺望に優れているわけでもなければ、決して楽に登れるわけでもないこのコースは、正直なところあまり積極的に選ぶべき理由は見当らないルートです。トレーニング目的か、もしくは物好きな人にしかオススメはしません。道中に広がるブナ林の雰囲気は悪くはありませんが、それについては西丹沢の方が断然素晴らしいですしね。
なお本文中で散々強調した通り、春から秋にかけてこのルートには、それはもうたくさんの奴らが出没します。暖かい時期の訪問は避けた方が良いでしょう。

<コースタイム>
熊野橋(8:20)-御殿森ノ頭(9:20)-高畑山(10:00)-本間ノ頭(12:00~12:15)-円山木ノ頭(12:45)-太礼木ノ頭(13:10)-丹沢山(13:55~14:15)-塔ノ岳(15:15~15:30)-大倉バス停(18:00)

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

コメント

  1. 通りすがりのファン より:

    神奈川に住んでいた際、トレーニングで同コースを毎月歩いていましたのでとても懐かしくなりました。
    これから本格的な冬になりますので、主さんの安全登山を陰ながら祈っております

  2. オオツキ より:

    通りすがりのファンさま
    コメントをありがとうございます。
    丹沢三峰を毎月とはまた、ストイックに自分を追い込む登山をされておりますね。体力勝負のルートなので、確かにトレーニングには向いていそうです。
    また気軽に通りすがり下さい。

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