要害山 甲斐の国の入り口を守護していた城山を巡る

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山梨県上野原市にある要害山(ようがいさん)に登りました。
かつては山頂に甲斐の国の入り口を守る城塞が存在したと言う、標高536mほどの低山です。いかにも城跡らしく、前方の平野部を広く見通すことの出来る立地にあり、晴れていれば富士山を始めとする好展望を得ることが出来ます。
生憎の天気のもと、里山へと紅葉が下って来た晩秋の低山を歩いて来ました。

2019年11月23日に旅す。


山梨県上野原市がハイキングコースとし絶賛売り出し中の、要害山へと登って来ました。甲斐、相模、武蔵野の三国国境付近にあり、大倉砦と言う名の大規模な山城が築かれていた城跡です。
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山頂部には今なお土塁の跡などが残されており、往年の姿を偲ぶことの出来る史跡となっています。

山城と言うのはどこも基本的には、付近の様子を一望することが出来る見晴らしのよい場所に築かれます。この要害山もまたその例に漏れず、低山ながらも非常に好展望な山です。晴れていればね。
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午前中に少しだけ晴れ間があるかもと言う天気予報を信じて出かけた訳ですが、終日に渡って生憎のお天気となりました。

展望にそっぽを向かれてしまったことにより、今回の山行きは途中から「雨の森でしっとりとした素敵な光景を探そう」という趣旨のものへと変更されました。
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当初はボツ(記事にはせずにお蔵入り)にしようかとも思っていた山行きではありましたが、改めて見返してみると、しっとりと雨露の滴る低山の森の光景と言うのもまた、そう悪くはない雰囲気であるように思えてきました。

という事で今回はゆったりと、雨の森を歩く魅力に触れてみようかと思います。いやいいから、雨の日くらい家でじっとしていないさいよ。
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コース
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上野原駅にある観光案内所で配布されていたこのエクセルで作った感満載のコースマップに従って要害山から尾続山までを周回します。全行程4時間未満のお手軽なハイキングコースです。

なおこのコース、何故か山と高原地図には案内がありません。良ハイキングコースなのに惜しいことです。

1.要害山登山 アプローチ編 シトシトと雨の降る中を鏡渡橋バス停へ

7時40分 JR高尾駅
本日は近場の低山を巡るゆるハイキングの計画です。という事で、朝は比較的ゆったりと始動しました。
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およそ20分ほどの乗車時間で上野原駅に到着です。
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朝からずっと雨がシトシトと降り続いています。午前中には一瞬止む瞬間もあると言う予報だったのですが、はたして本当に止んでくれるのでしょうか。

そうそう。上野原駅の見ていてハラハラするような狭いバス乗り場が、いつの間にか南口に移動して広くなっていました。下へ移動した分、以前よりも目的地までの所要時間が少しだけ長くなっています。
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鶴峠行きのバスに乗車します。普段であれば週末には多くの登山者で賑わうこの路線も、このお天気とあってはガラガラでした。
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8時23分 鏡渡橋バス停に到着しました。下車したのは当然ながら私一人だけでした。本日は静かな山行きになりそうですね。
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この橋がバス停名のもとになっている鏡渡橋(きょうどばし)です。鏡の如き水面の川を渡る橋とはまた、実に良い名前ですな。
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2.要害山の出待ちをするも空振り

身支度を整えて8時25分に登山を開始します。気温が高めでレインウェアを羽織る気にもなれなかったので、片手に傘をかざしたままと言う、山ナメしまくりな出で立ちです。
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まずは道なりに、割と急な坂を登って行きます。
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眼下に鶴川が刻んだ渓谷が広がっています。鶴川は鶴峠付近を源頭とする桂川の支流です。晴れているときには、きっと鏡の如き水面をしているのでしょう。
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法面に生えた苔が、恵みの雨を受けて生き生きとしています。眺望が望み薄となった今、本日の登山のテーマは、水が滴るしっとりとしたものを探す旅に変更します。
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コスモスもしっとり。
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これはサザンカでしょうか。いまだに私は、サザンカとツバキを正確に識別できません。
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雨が止む気配は一向にありませんが、少しだけ視界が開けて来ました。まるで飛騨の奥地にでもいるかのような錯覚を覚える、幻想的な光景です。
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高台の上に立つ集落の中を道なりに進みます。要所要所に道標もあるので、特に迷う要素は無いかと思います。
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目指す要害山の姿が見えました。なお、地元では「おっぱい山」とも呼ばれているそうです。なるほど確かに、言われてみると納得のシルエットをしています。
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ちなみに冒頭にも載せたこの写真は、RAW現像でかすみ除去のバーを目いっぱい動かして作った詐欺写真です。

実際にはこんな風に、かろうじてシルエットが見えるだけのような状態でした。一瞬でもいいから晴れてくれないものでしょうかね。
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なんとか要害山の全容を収めた写真を一枚撮りたいと、結局この場所で30分近くも粘りましたが、最後まで晴れてくれることはありませんでした。
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やっぱり今日は帰って後日出直そうかとかなり真剣に検討するも、思い直して前進を再開します。
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たわわに実ったカラスウリ。美味しそうに見えますが、苦くてとても食べられません。子供のころに実際に食べてみたことのある私が言うのだから、間違いありません。
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時期的にそろそろ里へ紅葉が降りて来ている頃だろうと見立てておりましたが、はたして期待した通りの光景が広がっていました。
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しっとり湿った雨の道。雰囲気は悪くありません。とは言っても、晴れていた方が良いには決まっておりますが。。
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9時25分 山神社までやって来ました。行く手が3方向に分かれておりますが、要害山に向かうのは真ん中です。
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戸も何もない、トタン張りの簡素な造りの神の住まいです。
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紅葉が綺麗です。登山口が既にこの状態という事は、山頂付近の紅葉はもう終わりかな。
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3.要害山登山 登頂編 城跡の山から望む里山の眺望~しかし何も見えなかった

ここからは登山道となります。相変わらず片手に傘をかざしたままの山ナメスタイルで登山を開始します。
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登り始めは、まるで奥多摩の様な杉の植林です。どこにでもありふれた、里山の光景です。
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切り株もしっとり。しっとりとしたものを探す旅は続きます。・・・それくらいしかやることもないしね。
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農作業小屋と思われる建物がある、開けた一帯に出ました。
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晴れていれば、ここもきっと好展望な場所なのでしょうね。ガスで何も見えませんが、絶え間なく車の音が聞こえてきます。談合坂SAがこのすぐ近くにあるはずです。
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森の木々もしっとり。人の気配は全く感じられず、静かなものです。
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枯れ葉もしっとり。
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程なく視界が開けて来ました。おや、もう山頂でしょうか。
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木が刈り払われた山頂に、一本だけポツンと杉の巨木が立っていました。下からも見えていたビーチクの先端ですね。狙ってやったのでしょうか。
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10時 要害山に登頂しました。登り始めて30分少々での到着です。なんと言うお手軽さなのでしょう。
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山頂の様子
城跡だったと言うだけあって、かなり広々とした空間です。石垣などの遺構はありませんが、土塁の跡が僅かに見て取れます。
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山頂からは、眼下に桂川流域の一帯を見下ろすことが出来ます。晴れていればね!
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晴れている時はこんな風に、丹沢や道志山塊の山並みを一望することが出来るようです。来て早々ですが、これは絶対に再訪しないといけないやつですね。
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山頂にポツンと佇む散りかけの紅葉もしっとりしています。
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あらゆるものがしっとり鮮やか。何度も言いますが、雰囲気は悪くありません。そう、雰囲気だけはね。
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4.尾続山へと続く周遊コースを歩く~しかし何も見えなかった

10時20分 行動を再開します。このまま尾根に沿って、時計回りに周回します。
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一向に降り止む気配のない雨の中を進みます。
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緩やかなアップダウンを繰り返す道です。急坂は無く、傘をかざしたままでも特に問題なく歩けます。
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朽ちた倒木から芽生える、新しい森の命。この新芽が、鹿に食われることなく、大木へと成長できる日はやって来るのでしょうか。
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地図上には特に名前の記載のない峠を越えます。
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登り返すと、痩せた尾根の上に出ました。
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道幅は十分にありますが、両側大きく切れ落ちている部分もあります。ここまでの安心安全な道とは違い、足元に注意です。
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楓もしっとり。
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ロープが張られている場所もあります。まあ別に、掴まらずとも全然歩ける道です。
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そもそも左手には傘を持ち、右手でカメラを操作している私としては、仮にロープを掴みたくても掴めない状態であるわけですが。さては貴様、山をナメているな。
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10時55分 風の神様と呼ばれるピークに到着しました。風変わりな名前の山頂ですね。
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この小さなお社が、風の神のお住いなのかな。本日はほぼ無風でありますが、名前からしておそらくここは強風の通り道なのでしょう。
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風の神様からは、一度大きく下ります。ここにもロープが張られていました。
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下った後は当然ながら登り返し。森が濃いおかげか、ほとんど雨粒は落ちて来ません。
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僅かに木漏れ日が射しこむのであろう場所だけ、見事に紅葉していました。
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紅葉が進むためには、昼夜の寒暖差が大きくなることが必要で、このように日当たりの良い所から先に紅葉して行くのが一般的です。

これまた日当たりの良さそうな場所に、黄色い落葉の絨毯が出来上がっていました。日当たりの良いとこから紅葉は進むため、必然的に落葉するのも先です。
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再び山頂らしき場所が見えて来ました。
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11時25分 コヤシロ山に登頂しました。ごらんの通り眺望が開けていそうな場所です。まあ、本日は何も見えはしませんがね。
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晴れていれば富士山が良く見えるそうです。もっとも、この付近の中央本線沿線には富士展望の良い山がたくさんあるので、何がなんでもここから眺めなければいけないと言うほどのものでもありませんが。
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周回を続けましょう。コヤシロ山の山頂で進路を東に転じて、元来た方向へと戻り始めます。
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南向きの斜面は紅葉が見頃を迎えていました。訪問時期の選択としては、大正解であったわけですね。天気がこんなでなければ、格好の紅葉狩り日和であったことでしょう。
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薄っすら色の変わり始め。
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11時55分に山頂と言うよりはただの稜線所のコブのような場所を通過します。
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実成山と言う名のピークです。山頂だとは思わずに、あやうく素通りしかけました。
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実成山から少し下ったところに、眺望の開ける場所があります。
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ガスが無ければ、前方に笹尾根が見えたりするのでしょうかね。
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緩やかに高度を落として行きます。踏み跡も明瞭明快で、実に歩きやすい道です。
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この辺りがちょうど紅葉見頃の標高なのか、良い感じに色づいています。
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最後にほんのちょっとだけ登り返し。
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またも山頂らしき場所が見えて来ました。
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12時20分 尾続山(おづくやま)に到着しました。ここが周回ルートの最後の一座になります。良い感じにコンパクトに纏まった縦走コースでありました。
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5.要害山登山 下山編 バス本数の多い新井バス停に向かって下山

さあ、後はもう下山するだけです。相変わらず緩やかな傾斜の道を下って行きます。
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竹林もしっとり。竹林が見えてきたら、登山口まではもう間もなくです。
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キノコもしっとり。

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立派なお屋敷の脇に飛び出しました。民家のすぐ隣に登山口があるのは、里山ならではの光景です。
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12時55分 尾続バス停に下山しました。行きに乗って来た飯尾・鶴峠・松姫峠線のバス停になります。
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この路線は運行本数が極端に少なく、尾続バス亭で待っていても次の便がやって来るのは2時間以上も後になります。なので、バスの本数が多い新井バス停まで歩いて行きます。
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眼下に見下ろすのは、鶴川が刻んだ渓谷です。特に有名でもなんでない場所ですが、紅葉が綺麗ですね。
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尾続バス停から20分ほどでスタート地点の鏡渡橋バス停まで戻って来ました。目指す新井バス停はこの一つ先です。
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鏡渡橋を渡って、坂を登り返します。
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坂の途中から振り返って見た要害山は、朝見た時と全く変わらない姿のままでした。
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13時35分 新井バス停に到着しました。鏡渡橋までは大した距離ではないので、行きも帰りもここを起点にしても良いかもしれません。
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新井バス停には、平均して1時間に2~3本のバスが走っています。という事で、さしたる待ち時間もなく現れたバスに乗り込み、帰宅の途につきました。
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結局は終日に渡り雨が降り止むことの無かった、要害山の訪問記はこれで終了です。しっとりとしたものを探す雨の山行きと言うのも、思ったほどには悪くもないと言うことがわかったのが、今回の収穫でしょうか。
でもそれって、別に要害山である必要はどこにもありませんよね?そんな訳で私の中で要害山への再訪は、必達事項の宿題となりました。次回は晴天が約束されている日に、眺望のみにすべてを賭けて訪問したいと思います。
コース自体はとても手頃で、軽めのハイキングがしたいと言う人にはオススメです。純然たる低山であるので、訪問時期は涼しい季節を推奨します。

<コースタイム>
鏡渡橋BS(8:25)-山神社(9:25)-要害山(10:00~10:20)-コヤシロ山(11:25)-尾続山(12:20)-尾続BS(12:55)-新井BS(13:35)

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

コメント

  1. 裕 -Yuu- より:

    初コメです!
    綺麗なお写真と霧に埋もれた壮大な景色がすごかったです!

  2. オオツキ より:

    裕さま
    初コメをありがとうございます。
    生憎の天気で半ばヤケクソ気味に登ったのですが、思いのほか良い光景が見られました。雨の日の登山もそう悪くはありません。