青森県弘前市にある岩木山(いわきさん)に登りました。
青森県の中央部に広がる津軽平野を見下ろす位置に鎮座する、独立峰の火山です。津軽平野内のどこからでも目に付く極めてシンボリックな山であり、その均整の取れた美しい山容から津軽富士の異名を持ちます。また、古くから山岳信仰の対象となってきた霊山でもあります。
りんごの国を見下ろす山で、紅葉と大絶景を満喫してきました。
2019年10月28日に旅す。
遠征二日目の今回は、津軽富士の異名を持つ青森県のシンボル、岩木山へと登って来ました。広大な津軽平野の傍らにそびえ立ち、非常に目を引く象徴的な山です。またこの山は、青森県の最高峰でもあります。
かくも人の暮らす里から近くて目立つ山を古人達がほおっておくはずもなく、古くから信仰の対象として崇められてきました。岩木山そのものをご神体とする岩木山神社は、西暦8世紀頃に創建されたと伝わっています。
ちなみに岩木山には、標高1,250メートル地点にある8合目まで、津軽岩木スカイラインと言う有料道路が通じており車で上がることが出来ます。またその8合目地点からさらに、9合目地点まで上がることの出来るリフトまで整備されています。
このリフトを利用すると、大体30~40分もあれば頂上に立つことが可能です。実にお手軽なハイキングレベルの山です。
わざわざ遠路はるばる東京からやってきたと言うのに、リフトを使ってぱっと登って降りてして、それで「岩木山登って来ました」と胸を張って言うことが出来るのでしょうか。答えは断じて否です。
という事で今回は、麓にある1合目の岩木山神社からスタートする百沢コースを歩いて来ました。かつて岩木山信仰の信徒たちが歩いた参道にあたる道です。
百沢コースの登山口から山頂までの標高差は、実に1,400メートルにも及びます。途中にはやや荒れている場所もあり、なかなかタフな行程となります。
長く険しい登りの果てに待っていたのは、津軽平野を見下ろす大パノラマです。
一切のズルなしに青森県を象徴する名峰をガッツリと登った、遠征二日目の記録をお送りします。まあ、帰りはリフトを使ってラクラク下山しましたけれどね。
コース
岩木山神社より百沢コースをたどって岩木山に登頂します。下山はリフトを使用して津軽岩木スカイライン八合目へと下ります。
登りの標準コースタイムが4時間20分と、登りごたえのある行程です。
1.岩木山登山登山 アプローチ編 路線バスで岩木山の袂にある岩木山神社へ
早朝の弘前よりおはようございます。宿の窓から外を見ると、素晴らしい快晴の空が広がっていました。今日は素晴らしいき登山日和となりそうです。
前日に弘前へ到着した時には、既に夜だったため全く見えてはおりませんでしたが、この通り岩木山の姿は市内からも良く見えます。でっかい山ですねえ。
山頂部に雲を頂いているのが少々気になる所です。この後、気温が上がれば晴れてくれるのかな。
路線バスの出発地である弘前バスターミナルへと移動します。駅からは歩いて5分ほどの場所にあります。
どうでもいいことですが、この弘前(ひろさき)と言うのは何気に難読な地名ですよね。どう見ても「ひろまえ」だと思うのは、おそらく私だけでないでしょう。
弘南(こうなん)バスと言うのもまた、県外人的には全くもって読めません。
7時10分発の枯木平行きのバスに乗車します。岩木山神社までの所要時間はおよそ50分です。
ちなみにこのバスは弘前駅の前も通るので、わざわざバスターミナルまで歩いて来る必要は全くありません。混んでいたらヤだなあと思い、始発の停留所まで出向いたと言うだけの事です。
リンゴの国津軽の平野を潤す岩木川です。岩木の名を冠してはいますが、源流は岩木山ではなく白神山地にあります。
バスの車窓より、徐々に大きくなって行く岩木山の姿を眺めながら過ごします。ホントによく目立つ山ですなあ。
8時2分 岩木山神社前バス停に到着しました。ここまでの運賃は720円でした。交通系ICカードには対応していません。
ここで下車したのは私含めて二人だけでした。いかに人気の百名山と言えども、平日な上にあまりメジャーではないルートですからねえ。
目指す岩木山は未だ雲の中。天気予報によれば、本日の津軽平野は快晴となっております。いずれは晴れてくれるものと信じて、今は前へ進むしかありません。
2.紅葉真っ盛りの百沢コース
手早く身支度を整えて、8時5分に登山を開始します。なお、何も考えずにバスを降りた目の前にあった川沿い道を進んでしまいましたが、これは正しいルートではありません。
正しい登山道は、この岩木山神社の参道です。バス停からバスの進行方法に少し進んだ場所にあります。
ちなみにこの写真は、帰るときにバスの窓から撮りました
という事で途中で間違いに気づき、脇道を通って岩木山神社の境内へとやって来ました。
岩木山神社の境内にあった狛犬。風雨による浸食の進み具合から言って、かなりの年代物であると思われます。
登山口は神社本殿の左脇にあります。岩木山そのものがこの神社のご神体なので、登山ではなく登拝と呼ぶのが正しいのかな。
ここから山頂までの標高差は実に1,400メートルほどあります。最後までずっと直登一辺倒が続くので、覚悟を決めてまいりましょう。
標高差1,400メートルと言うと、おおむね大倉から丹沢山までと同じくらいです。なんでも丹沢が基準です。最近はめっきり足が遠のいているとはいえ、私のホームグランドは丹沢なのです。
山頂までは4時間15分。さて、前日の疲れが完全には取れ切れていない二日連続登山の身で、はたしてこの時間通りに登ることは可能なのでしょうか。
如何にも歴史ある神社らしい、杉の巨木が立ち並ぶ参道が続きます。
杉林から出たところで、前方の視界が開けました。岩木山の方は、未だ山頂に雲を被ったままです。
途中で車道を跨いで、桜林公園の敷地に入ります。これまた見事な紅葉ですね。
ほどなく岩木山百沢スキー場の建物が現れます。登山道はこのスキー場の中を突っ切る様にして続いています。
登山届の投函ポストがありますが、備え付けの用紙はありませんでした。ここで提出する場合は、事前に用意しておく必要があります。
ゲレンデに出ると、真正面に岩木山山頂の全容がその姿を現しました。まるで私がここまで登ってくるのを待ってくれていたかのように、タイミングよく雲が取れました。これぞまさしく天祐か。
岩木山の山頂部は、如何にも成層火山らしいデコボコした地形となっています。左に見えているは鳥海山と呼ばれるピークで、中央にあるのが最高地点です。
これから登る百沢コースは、この鳥海山と山頂との間にある谷に沿って登って行くことになります。
登山口はゲレンデの左端あたりにあります。特に道標などは無かったので、間違ってゲレンデ沿い登って行ってしまわないように要注意です。
森の中には入るなり、圧倒的な黄色の空間が出迎えてくれました。紅葉の見頃は、すでに中腹から麓付近へと下りつつある状態です。
9時10分 スキー場入口か30分ほど登ったところで、カラスの休場と呼ばれる地点に到着しました。特にベンチなどは無く、まさにカラスくらいしか休憩は出来そうにない空間です。
百沢コースは基本的にはずっと登り一辺倒です。キツくもユルくもない勾配の道が延々と続きます。それが故に休み時を見出しにくく、ジワジワと疲労がたまって来ます。
この辺りが紅葉の最盛期ゾーンでしょうか。良い色に染まっていますねえ。
やがて鼻コクリと呼ばれる坂が現れました。なんでも、鼻をこすってしまうほどの急坂であることから、この名が付いたとのだとか。
鼻を擦る程であるかどうかはさておき、ここまでの道よりは少し勾配がキツくなって来ました。
ここで森が切れて、山頂部が姿を見せました。またもや雲が出て来てしまっておりますな。
9時30分 姥石まで登ってきました。信仰の山である岩木山は、明治時代になるまでは女人禁制の山でありました。この岩は、その禁制エリアの境界となっていた場所です。
山頂の神社を参拝することが出来なかった女性は、代わりにこの岩を拝していたとのことです。
姥石を越えた辺りで紅葉前線のある標高を越えたらしく、周囲が冬枯れの殺風景に変わりました。
ここまで来て、ようやく背後の景色が開けてきました。森林限界高度が近い。
眼下に、すっかり小さくなってしまったスキー場の建物が見えます。脇目も振れず真っすぐに登ってきたのだという事が、大変よくわかる光景です。
10時20分 焼止ヒュッテに到着しました。岩木山スキー場ゲレンデのちょうど真上に位置する、無人の避難小屋です。
二階にも出入口があるあたり、冬の岩木山がどういう場所なのか察しがつきます。板を担いできて、ここから滑走するバックカントリースキーヤーも多いそうです。
ここまでずっと登りっぱなしでだいぶ疲労もたまってきたので、ここで一本立てて弁当を広げました。
3.岩木山登山 山頂編 野性味あふれる沢沿いの道を乗り越え、津軽平野を見下ろす大展望の頂へ
焼止ヒュッテより先の道は、ここまでの歩きやすい道から一転して、枯れ沢の底を直接歩くワイルドな道となります。燧ヶ岳のナデッ窪を思い出すような道です。
ここは初夏の時期までは雪渓が残る場所です。今は完全に涸れていますが、雪解けの頃だとそれなりに水量があるそうです。
段差が大きい所などは高巻きなっており、なかなか険しい道です。しっかり整備はされていますが、一部に危険な場所もあります。
ここに来て急に気分が悪くなり、ペースが大幅にダウンしました。・・・なんだか・・吐きそう・・・。
どうやら疲労がたまりすぎて、先ほど食べた昼食を消化できなくなってしまったようです。疲労がたまっていると胃が食べ物を受け付けなくなると言う話はよく耳にはしていましたが、登山中に実際に経験したのは初めての事です。
戸惑いつつも、何とかもどさない程度にゆっくりスローペースで登ります。今日は行程的にあまり時間に余裕がないのだけれど、はたしてこれで歩き切れるのか。
登るつれて、徐々に沢に水流が流れ始めました。普通は下るにしたがって水量が増えていくとものだと思うのですが、不思議ですね。
徐々に傾斜が緩み、草紅葉の草原が広がる気持ちの良い水辺の光景が広がりました。
振り返れば津軽平野の大パノラマ。この光景を見たおかげかどうかはわかりませんが、気分が悪いのはいつの間にか治っていました。
我が精強なる消化器は、なんとか疲労との闘いに打ち勝ったようです。全身に力が戻ってきたのを感じます。
11時20分 錫杖清水まで登って来ました。だいぶ山頂に近い場所であるにもかかわらず、水量が豊富な水場です。この岩だらけの山の一体どこに、これだけの保水力があるのでしょうか。
山頂らしき場所が見えて来ました。遅れを取り戻すべく、少しペースを上げていきます
種蒔苗代(たねまきなわしろ)と呼ばれる池の辺まで登って来ました。夏にはミチノクコザクラが一面に咲くと言う、花の名所である場所です。
ふむ、これは是非とも夏にも登ってみたいですね。
11時40分 鳳鳴ヒュッテに到着しました。岩木山リフトから登ってくるルートとの合流地点に立つ避難小屋です。だいぶ老朽化が進行していますが、現役の施設です。
昭和39年にここ岩木山で、秋田県の大館にある鳳鳴高校の生徒4人が、吹雪の中で道に迷い遭難死すると言う痛ましい事故がありました。
この避難小屋は、若者たちの死を悼んで建てられものです。壁に埋め込まれた碑文に、そのことが記載されていました。
山頂まではもうあと一息です。頭上には再び青空が広がりつつありました。山の神様の機嫌が変わらないうちに、山頂へ急くことにしましょう。
ここで左手に日本海が見えました。中央に見えている港町は大イチョウで有名な北金ヶ沢でしょうか。
背後に広がるのは、世界遺産にもなった白神山地です。全くと言って良いほど人の手が及んでいないと言う、野生の王国です。
この山頂直下の登りはかなりの急勾配です。見下ろすと結構怖い。
そして、ずっと山頂だと思っていた場所は偽ピークでした。今度こそ、本当の山頂が姿を現しました。
眼下には津軽平野が広がります。中心に見えている市街地は、昨日泊まった弘前の街並みです。
足元に氷が散乱していました。一瞬雪なのかと思いましたがそうではなく、朝方に樹氷になっていた氷が剥がれ落ちたものでした。
山頂に建つ避難小屋が見えて来ました。岩木山は避難小屋だらけの山ですね。まあそれだけ、冬になると過酷な環境になる山なのでしょう。
12時 岩木山に登頂しました。途中で気分が悪くなった時には、どうなることやらとヤキモキしましたが、蓋を開けてみれば標準コースムを少し巻いての到着となりました。
山頂の様子
ゴロゴロした岩の散乱する、そこそこ広い空間です。風の影響を受けやすい独立峰であるため、山頂では常に強風に晒されます。
4.岩木山の山頂に広がる360度の大パノラマ
山頂には岩木山神社の本宮が立っています。岩木山スカイラインなど存在しなかった時代には、拝みにくるのにも一苦労だったことでしょう。
鳥居が崖際にあり、そもそもくぐることが出来ないと言う変わった仕様です。まさか昔の参道は、この先の急斜面を直接よじ登って来ていたとでもいうのでしょうか。
鳥居の正面には、りんごの国津軽の平野部が一望できます。この光景こそが、岩木山が青森県のシンボルたる所以です。
スタート地点の岩木山スキー場は、真下にあります。あそこから登ってきたのだと思うと感慨深い。
雲を被ってしまっていますが、おそらくこの正面に見えている山並みが、前日に登った八甲田山です。
陸奥湾に沿って大きく弧を描くように広がるこの街並みは、青森市の市街地です。中央のやや左より、青森ベイブリッジの姿も何となく視認できます。
続いて北側に視線を向けてみましょう。この巨大な水たまりは廻堰大溜池(まわりぜきおおためいけ)です。その名の通り農業用のため池です。
この池は逆さ岩木山を見ることの出来るスポットとして知られ、津軽富士見湖と言う別名でも呼ばれます。
北に広がるのは津軽半島です。「ご覧あれが竜飛岬」と見知らぬ人に向かって指をさしたいところですが、雲が邪魔をして先端部は良く見えませんでした。
そして南側。先ほども見えていた白神山地の山並みです。一見どこにでもありそうな山並みのように見えて、どこか神々しさを感じるから不思議です。
眼下には、下山時に私を運んでくれる予定のリフトと、スカイライン八合目の駐車場が見えます。苦労して登った割に、降りるのはあっけなく終わりそうですな。
中腹から麓にかけての紅葉が、なにやら凄いことになっておりますな。見事なまでに真っ赤な山肌が広がっています。
5.岩木山登山 下山編 リフトを使用して30分少々でラクラク下山
12時30分 津軽富士からの眺望を心行くまで堪能しました。名残惜しいけれども、そろそろ撤収に移ります。
この急坂は、やはりと言うか下りだと結構な高度感があります。ストックを使っている人も、山頂付近では邪魔になるのでしまっておいた方が良いかもしれません。
鳳鳴ヒュッテ前から、元来た道ではなくリフト方面へと進みます。
分岐を過ぎると、リフト山頂駅はすぐに見えて来ます。こちら側から登ると、本当にあっけない山なんですね。
道の脇にぽっかりと噴火口が開いていました。鳥の海噴火口と呼ばれている火口です。
振り返って見た岩木山の山頂部です。本日のお天気は上がり調子だったようで、私がいた時よりもさらに雲が少なくなっていました。
ちなみに、リフトを使わずに八合目まで下りることの出来る登山道も存在します。だいたい30分もあれば下りられるようですね。
まあ、私はリフトを使って楽々下山しますがね。片道料金は700円です。山頂側では料金の徴収を行っておらず、下りてから払うように言われました。
スカイラインのグネグネした九十九折れの道が、下まで延々と続いているのが見えます。こんなところまでよう道を作りましたな。
八合目から見上げた山頂はこのような姿をしておりました。もし岩木山神社からではなく八合目から登山を開始していたら、この写真が今回の記事の冒頭を飾っていたのかもしれません。
バスは一日に4便です。弘前駅までの直通運転は行っておらず、麓にある岳温泉からのシャトルとなります。
八合目には土産物店兼展望所があります。岩木山の山バッジがあるかと思い覗いてみましたが、置いておりませんでした。
ここで買ったと言う情報も目にするので、単に登山シーズンの終わり際で売り切れていただけであると思われます。
バスは時刻表通りに現れました。麓の岳温泉までの運賃は1,000円です。
グネグネのスカイラインを延々と下って行きます。カーブは全部で69個あるそうです。
スカイラインの中腹付近が、今まさに紅葉最盛期の状態でした。登山中に目にした紅葉よりも、バスの窓から見た紅葉の方が断然綺麗だったと言う。
ちょうど西日が差し始めたこにより、まるでステンドグラスのように輝いて見えます。コンデジで撮ったからイマイチですね。一眼レフをザックに収容してしまったのは早まりだったか。
14時20分 岩木山の麓にある、岳温泉へと下って来ました。ここで弘前駅行きのバスに乗り換えます。
時間があれば是非ここでひと風呂浴びて行きたいところではあるのですが、なにせ青森は遠いし、明日は朝から仕事なので今日中には東京へ帰らなければならないのですよ。
という事で、入浴は諦めてバスに乗り込みます。弘前行きのバスは、スカイラインのシャトルバスとつながる時間帯に合わせてやって来てくれます。
・・・ひと風呂浴びれるだけの時間をずらしてくれれば良いのにと、思わないこともありませんがね。これではまるで、バス会社が温泉に立寄らずに直帰することを推奨してしまっているようなものではありませんか。
バスの車窓から、遠ざかって行く岩木山に別れを告げます。ありがとう岩木山。文句なしの素晴らしい山でありました。
15時20分 無事にスタート地点の弘前駅へと戻ってきました。
岩木山の姿は駅ビルからも良く見えました。秩父から見た武甲山のようなもので、本当に市内のどからでも見えます。
奥羽本線に乗り込み、新幹線が発着する新青森駅へと移動します。
電車の車窓からも、しばらくの間ずっと岩木山の姿が見え続けていました。これほど身近に感じることの出来る郷土の山と言うのも、なかなか無いのではないでしょうか。
新青森駅から東北新幹線に乗り込み、東京への長い長い帰宅の途につきました。
上々な天気にも恵まれて、青森遠征の二日目は大満足の内に幕を下ろしました。
その地域を代表する象徴的な山と言うのは、日本全国のあらゆる場所に存在するかと思いますが、その中でも津軽地方における岩木山の存在感と言うのは、かなり際立ったものであると思います。これほどあらゆる場所から仰ぎ見ることの出来る郷土の山と言うのは、そうそうあるものではありません。山頂からの眺望は素晴らしいの一言で、文句なしの名峰であると思います。
リフトを使えば簡単かつ手軽に登ることの出来る山ではありますが、やはり岩木山を十分に味わいつくすには、歴史ある参道である百沢コースを歩くことを強く推奨します。長く険しい道程の果てに広がる、古人達が目にしてきたものと同じ光景を前にして、大いなる感動に包まれることでしょう。
<コースタイム>
岩木山神社前バス停(8:05)-岩木山神社(8:15)-岩木山百沢スキー場(8:35)-姥石(9:30)-焼止ヒュッテ(10:20~10:30)-鳳鳴ヒュッテ(11:40)-岩木山(12:00~12:30)-岩木山リフト山頂駅(13:00)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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