長野県塩尻市にある霧訪山(きりとうやま)に登りました。
松本盆地の南に木曽谷と伊那谷の間に挟まれるようにして立つ、標高1,300メートルほどの里山です。長野県中部を東西に横切る日本の中央分水嶺上に位置し、山頂からは松本盆地や諏訪地方を広く一望することができます。
大絶景を求めて、東京から遠路はるばる長野のマイナーな里山を巡って来ました
2023年2月5日に旅す。
先週の茂来山に引き続き、2週連続でさわやか信州のマイナーな里山の訪問記です。松本盆地の南端にある霧訪山に登って来ました。
全国区の知名度こそありませんが、山頂からは360度全方位に展望が開けており知る人ぞ知る人気の里山です。中央本線辰野支線の小野駅から直接歩いて登ることが出来ます。
東京から鈍行列車で行くと、アプローチに片道4時間以上を要することにはなりますが・・・
小野駅から往復したのではボリューム的に少々のも足りない気がしたので、塩尻駅まで歩く縦走コースを歩いて来ました。日本の中央分水嶺となっている尾根上を辿る行程です。
最高の天気にも恵まれた、爽快なる里山歩きの記録です。
コース
小野駅からかっとりコースを登り霧訪山へ登頂します。登頂後は分水嶺にそって北上し、大柴山および洞ノ峰をへて山ノ神自然園へ下ります。
山ノ神自然園へ乗り入れている路線バスなどはないため、下山後は塩尻駅まで直接歩きます。
1.霧訪山登山 アプローチ編 鈍行列車で行くさわやか信州への旅路
6時12分 JR高尾駅
夜明け間の高尾駅よりおはようございます。いつもの6時14分発松本行きの鈍行列車に乗り込み、遠路はるばる塩尻駅を目指します。え?特急あずさ?なにそれ、おいしいの?
真面目な話をすると、なにも特急券代をケチっているわけではなく、鈍行列車で向かう方が現地に速く降り立てるからです。7時新宿発のあずさ1号が、せめてもう1時間早くに動き出してくれると良いのですが。
出発するなりいつものように完全爆睡し、目覚めると日野春駅を過ぎたあたりでした。甲斐駒ヶ岳さんはいつ見てもイケメンっすなあ。
反対側には八ヶ岳。風も穏やかで最高のお天気です。本日赤岳あたりに登っている登山者は、大勝利であったことでしょう。
9時20分 高尾駅から3時間少々をかけて、塩尻駅に到着しました。塩尻は松本盆地の南端に位置しており、古くから交通の要衝であった町です。
目的地の小野駅は交通系ICカードに対応していなエリアであるため、一度改札を出て切符を購入します。そのまま乗り続けてしまうと、清算時にとても面倒なことになるので要注意です。
塩尻駅は緑のJR(東日本)とオレンジのJR(東海)の境界であるため、こうして東日本と東海の車両が同時にホームに並ぶ光景を見ることが出来ます。会社同士は犬猿の仲みたいですけれど。
右側に止まっている、9時34分発の辰野行きに乗車します。中央本線辰野支線を往復している車両です。
さて、唐突に辰野支線と言われても、地元の人以外にはいまいちピンと来ないでしょうかね。ここでさっくりと、位置関係を解説しておきましょう。下図の赤い線で示しているのが辰野支線です。
諏訪盆地にある岡谷と松本盆地にある塩尻の間には、塩嶺と呼ばれる日本の中央分水嶺を形成する山並みが横切っています。
国道20号線は塩尻峠でこの塩嶺を越えていますが、鉄道が乗り越えるのには標高が高すぎたため、開業当時の中央本線は天竜川沿いに南下して辰野を経由し、塩嶺を迂回するルートを取っていました。
その後昭和58年に塩嶺の下を貫く塩嶺トンネルが完成すると、中央本線の大半の列車はみどり湖短絡線を通るようになり、辰野-塩尻間は支線として扱われるようになりました。
9時46分 小野駅に到着しました。自宅最寄り駅を出発してからほぼ4時間30分をかけて、ようやく目的地に到着しました。
2.宿場町の面影が残る閑静な小野地区
小野駅に降り立ったのは自身初めてのことです。登山と言う趣味を持っていなかったら、恐らく訪れる機会はなかったであろう、こじんまりとした駅です。
小野はかつて、三河国と諏訪・松本方面とを結ぶ三州街道の宿場町でした。三州街道は三河国で取れた塩を信州の内陸部へと運ぶ、いわゆる塩の道で、塩尻と言う地名も塩の道の終着点だったことに由来しています。
駅前に手作り感のあふれる霧当山のコースマップが掲げられていました。細々と書きこまれており、地元の人から愛されている山なのであろうことが伺えます。
巨大な鳥居が残っていたりと、宿場町だったころの面影がどことなく残る街並みです。
小野駅は辰野町に属していますが、道なりに北上して行くとすぐに塩尻市の境界が現れました。目指す霧訪山は進行方向から見て左手にあるので、塩尻市との境界を越えた辺りで左折します。
特に道標などはありませんが、目的地は最初から見ているので特に迷う要素はありません。道なりに進みましょう。
目指す霧訪山の全容が見えました。どこにでもありそうな里山そのものと言った佇まいですが、見た目とは裏腹に絶景の広がる山です。その実力の程は、登ってみれば良くわかります。
先ほどから用水路かなにかのような小さな川に沿って歩いていますが、この小川はかつての群境でした。小野地区を挟んだ勢力による領有権争いが勃発し、結果として地区の中心にあったこの川を境に分断されてしまったとのだとか。
現在でも川を境に塩尻市北小野と辰野町小野に分かれており、小野地区全体を表す時には両小野と呼ばれています。
市街地を抜けて畑の中を進みます。人気の山らしく、前後を歩く複数グループの登山者の姿がありました。
霧訪山の名が書かれた案内がありました。駅からかなり適当に歩いて来たので、オフィシャルなルートではなかったかもしれません。
登山口の手前に駐車スペースがあり、車でお越しの人はここまで入ってこれます。既にかなりの数の車が止まっており、人気の山であることが良くわかります。
10時20分 霧訪山登山口に到着しました。人気のある山らしく、やたらと立派な表札が掲げられていました。なんなら山頂標識よりも立派です。
振り返ると眼下に小野地区が一望できました。こうして全体を見ると完全に一つの地域であり、間に行政上の境界があるとは思わないですよね。
3.霧訪山登山 登頂編 かっとりコースを登り大展望の頂へ
上り始めからいきなりの階段地獄が始まりました。送電鉄塔の巡視路を思わせるようなプラスチック製の階段です。とりあえず雪は無いので、アイゼンは付けずに登り始めます。
全部で257段あるそうです。まあ、大倉尾根の花立山荘前の階段に比べれば大したことはありません。比較対象がそもそもおかしい
登り始めて早々に、登山道がツルツルの雪に覆われました。これは完全に判断を誤りましたな。立ち止まれそうな場所でチェーンスパイクを装着しました。
霧訪山はどうやらマツタケが取れるらしく、登山道以外への立ち入りを禁止する注意書きが、登山道上の至る場所にありました。
登り始めて30分としないうちに、送電鉄塔が現れて頭上が開けました。
この場所にはかつて、かっとり城と言う山城があった跡地です。かっとりとはまたユニークな名前ですね。漢字で書くと川鳥らしい。
街道筋を見下ろせる位置にあり、確かに山城を築くには適している場所です。
かっとり城跡をすぎると、周囲は見事なアカマツ林となりました。なるほど確かに、いかにもマツタケが生えていそうな光景です。
松林は薄暗い杉林とは違って陽の光の抜けが良く、明るくて気持ちの良い道です。
11時 避難小屋まで登って来ました。避難小屋が必要になるほど山深い場所だとは思えませんが、昔何らかの遭難事故でもあったのでしょうかね。
三角屋根のプレハブ小屋です。床すらないただの覆いでしかないので、文字通り緊急避難するためのスペースと言ったところです。快適な宿泊は出来そうにもありません。
山頂までは残り600メートル。こうして所々に残りの距離表示が掲げられておりとても親切設計です。
避難小屋を過ぎると、登山道の傾斜が少し増して来ました。大して長くは続かないので、サクッと登ってしまいましょう。
正面に見えているのは高ボッチ高原と鉢伏山かな。あちらも冬に登ってみたいんだよな。
蓼科山のチラ見えしました。左手間の真っ白な山は、山頂にレーダーアンテナらしきものが見ているので霧ヶ峰ですね。
山頂直下最後の登りです。マツタケ泥棒対策なのか、道の両側ががっちりロープで囲われているので、道を間違えたり滑落したりする心配はまずなさそうです。
山頂が見えました。見るからに眺めが良さそうで期待が高まります。
11時30分 霧訪山に登頂しました。登山口を出発してから1時間10分ほどの、実にお手軽な行程でした。無雪期なら1時間かからずに登れそうです。
山頂は多くの登山者で大賑わいで、ベンチは全て埋まっていました。こんなにも人気の山だったのですね。
鐘があったらとりあえずは鳴らす主義なのですが、本日はあまりの人の多さにやめました。うるさいと感じる人もいるかもしれませんからね。
4.霧訪山山頂からの展望
霧訪山の山頂からは、文字通り360度全方位の展望が開けています。早速ざっと一通り眺めてみましょう。
東方向で一番目を引くのは、みんな大好きな八ヶ岳連峰です。ほぼ真横から見たアングルとなるため、南端の編笠山から北端の蓼科山まですべてが見えます。
登っている最中にも見えていた蓼科山の周辺です。左から順に蓼科山(2,531m)、北横岳(2,480m)、縞枯山(2,403m)および茶臼山(2,384m)です。
八ヶ岳から視線を右に動かすと、今度は南アルプスの山並みです。
正面に見えているこの山は守屋山(1,650m)かな。諏訪大社の裏手にあり、霧訪山と同様のマイナーな里山カテゴリに属しています。それにしても、長野県のマイナーな里山はどこもレベルが高すぎませんか。
南アルプス北部の山です。左端が甲斐駒ヶ岳(2,967m)で、右に並んでいるのが北岳(3,193m)と仙丈ケ岳(3,033m)かな。普段は山梨側から眺めることが多いので、長野側から見た姿は何だか新鮮です。
南アルプス南部の山も勢ぞろいしているのですが、見慣れないアングルなので同定にイマイチ自信がもてません。
反対側に目を向ければ、北アルプスの名だたる名峰たちがそろい踏みです。
雪を頂いた穂高連邦の姿が神々しい。北アルプスの山々は、やはり雪の量が桁違いに多いのが良くわかります
常念岳(2,857m)もスプーン一杯で驚きの白さです。北アルプスの山並みの中でも手前の方にあるため、松本盆地から見ると大変目を引く存在です。
後立山連邦の山並みもすべて見えるはずなのですが、こちらは生憎と厚ぼったい雲に覆われていました。鹿島槍の頭しきものだけがかろうじて見えていました。
このビルが密集している辺りが松本なのかな。霧訪山は松本盆地の南端に位置しているため、盆地のほぼ全域が見えます。
この後に歩く予定の、大柴山方面への稜線です。この尾根は日本の中央分水嶺の一部となっており、東側に降った雨は天竜川へと流れて太平洋にそそぎ、西側に降った雨は犀川から千曲川へと流れ日本海にそそぎます
大柴山の背後には高ボッチ高原と鉢伏山。いやはや素晴らしい。前評判に違わぬ大絶景の頂でありました。
4.大柴山を経て洞ノ峰まで縦走する
12時10分 素晴らしき展望を前に、少々長居が過ぎました。ボチボチ行動を再開しましょう。前述の通り、もと来た道には引き返さずに、大柴山方面へと進みます。
時刻が正午回り気温が上昇してきたこともあってか、足元の雪はグズグズの状態でした。こうなっていまうと、チェーンスパイクはほぼ役に立ちません。ズルズルとスリップしながら下ります。
道標にブナの別れと書かれた分岐が現れました。ここから直接、山ノ神自然園へ下山することもできるようですが、当初の予定通りこのまま尾根上を直進します。
小野駅へ戻っても良いと言えばよいのですが、辰野支線は運行本数が少なめなので、その場合は帰りの電車の時間を事前によく確認しておきましょう。
すぐにまた分岐が現れました。ここでは大柴山方面は左です。なお、右へ進むとかっとり城跡に周回できるようです
霧訪山は山と高原現地図の範囲外ですが、こうして分岐には必ず道標が整備されているので、特に迷う要素はないと思います。
先ほどから右側に採石場らしき場所がチラ見えしているのですが、森が濃くて視界が開けている場所はありませんでした。
緩やかに下ってから登り返します。急坂はなく歩きやすい尾根道です。そうそう、里山歩きと言うのはこういうのでいいんですよ。
送電鉄塔があり、視界が開けました。前方に見えているピークが大芝山だと思われますが、見るからに展望はなさそうです。
山頂に居た時にはすっぽりと雲に覆われたいた後立山連邦が、ここに来て奇跡の復活を遂げていました。今日はなにもかもがうまくいっていまう一日でしたな。
見るからに登っても何も良いことのなさそうなオーラがにじみ出ていましたが、ともかく大柴山の山頂を目指しましょう。名前からしてきっと、麓の集落に住まう人々が柴刈りに来ていた山なんでしょうね。
13時5分 大芝山に登頂しました。あまりにもさりげなく標識があり、危うく素通りしてしまうところでした。案の定と言うか、展望は一切りません。
そして明らかに標識が立っていた地点よりもさらに登っているような気がしますが、たまにある何故か最高地点ではない場所が山頂扱いされているパターンでしょうか。
大柴山の肩と呼ばれる分岐が現れました。やたらと分岐の多い山ですね。右へ進むと中央分水嶺の善知鳥峠へと続いていますが、塩尻駅から遠ざかってしまうため、ここで分水嶺に別れを告げて洞ノ峰方面へ進路を転じます。
再び送電鉄塔がありました。先ほどから鉄塔だらけですが、もともと鉄塔の巡視路を兼ねている登山道なのかもしれません。
盆地の境界だからだと言うのもあるのでしょうけれど、よく見ると付近の山々はどこもかしこも鉄塔だらけでした。ちょっといくらなんでも多すぎませんかね。
鉄塔の下を何度かくぐりつつ進むと、再び山頂らしき場所が現れました。
13時30分 洞ノ峰に登頂しました。ここも一見すると展望のなさそうなピークですが、北側の展望が開けています。
眼下に松本盆地のほぼ全域を一望できます。素晴らしいロケーションにある山ですね
驚きの白さの後立山連邦も一望できました。鹿島槍ヶ岳(2,889m)から白馬岳(2,932m)に至る、主要なピークのすべてが見えます。
松本の市街地も、霧訪山から見た時よりもさらに良く見えました。まさに裏山的な立地であると言えるでしょう。
5.霧訪山登山 下山編 山ノ神自然園を経て塩尻駅へ
目的は全て達せられました。下山に移りましょう。旧道と近道と書かれた分岐あったので、ここは躊躇せずに近道と書かれた方に進みました。
道標には急坂であると書かれていましたが、そこまで極端に急であるようには感じませんでした。相変わらず雪はグズグズの状態ですが、道そのものは至って歩きやすいルートです。
またもや鉄塔です。本日は最初から最後まで鉄塔と共に歩み続けた一日でありました。
最後は杉林の急坂をジグザクと下ります。面白味はありませんが、最も効率よく標高差を稼げるタイプの道ではあります。
下って来た地点がまるで奥多摩ような圧倒的杉林なのはまあ、里に近い山の宿命みたいなものです。
舗装道路に出たところでチェーンスパイクをはずしました。ここはすでに山ノ神自然園の敷地の中です。
この分岐には道標がなく一瞬迷いましたが、正解は左です。大きくS字型に蛇行しながら下って行くイメージです。
14時15分 山ノ神自然園の入り口まで下って来ました。駐車スぺ―スがあり、車でお越しの人はこまで入ってこれます。車で来てしまったら、小野からの縦断ルートは歩けませんけれどね。
後はひたすら塩尻駅まで歩くだけです。結構な距離があるので頑張って歩きましょう。
レンガ造りのアーチが歴史を感じさてくれます。老朽化が進んでいるのか、内部は金属製の巻きたてで補強されていました。
霧訪山と書かれた道標もありました。極めて少数派ではあると思いますが、塩尻駅から歩いて霧訪山にアプローチする人もいるには居るようです。
単調な下道歩きなのですが、正面に北アルプスの山並み見えている何気に絶景な道です。おそらく地元の人にとっては、当たり前の日常過ぎて特に感動はないんでしょうね。
再び前方を横切る線路が現れました。こちらは先ほどの辰野支線よりもずっと後の時代になってから造られた、みどり湖短絡線のものです。
穂高連邦は北アルプスの中でも比較的奥まった場所にある山なので、麓の町からでは見えないものだと思っていましたが、塩尻付近からだと普通に見えるんですね。
東京の人間にとっての「今日は丹沢が良く見えているなー」と同じような感覚で穂高連邦が見えるのは、何気に凄いですよね。
15時20分 途中をだいぶ端折りましたが塩尻駅に到着しました。今日もたくさん歩いて大満足です。
帰りは流石に鈍行ではなくあずさに乗りこみ、帰宅の途につきました。
遠路はるばる決行した霧訪山の遠征は、大満足の内の終わりました。
長野県におけるマイナーな里山のレベルの高さを思い知った山行きでした。山頂からの展望は圧巻で、もっと広くその存在を知れても良い山であると思います。東京から行くと少々遠いのが難点ですが、その手間に見合うだけのだけ値打ちは間違いなくあります。
4月末から5月の頭にかけてオキナグサが咲くらしいので、その頃に訪れるのも良いかと思います。長野県にお住いの人もそうでない人にも、あらゆる人に自信をもってオススメします。
<コースタイム>
小野駅(9:50)-霧訪山登山口(10:20)-霧訪山(11:30~12:10)-大柴山(13:05)-洞ノ峰(13:30)-山ノ神自然園(14:15)-塩尻駅(15:20)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント
オオツキさん、こんばんは。
あずさの始発があと1時間早ければに激しく同意します!なぜのぞみと同じ6時から走れないのか…魔法の乗り物と在来特急を比べてはいけないのでしょうか(^^;
これまでもし移住するなら、松本か茅野あたりかな?いや佐久平かな?と妄想したことがありますが、霧訪山のお膝元・塩尻も良いですねぇ。街中から穂高連峰が見えるところがあるなんて!贅沢の極みです。
MMさま
コメントをありがとうございます。
私も長野に移住したいという言う妄想は年中抱いています。塩尻は古くから交通の要衝でだった場所で、南北中央アルプスのすべてに近く色々と夢が広がりそうです。
・・・と日々妄想しながら、今日も社畜をしています。100%リモート可能な仕事に転職したいものです。