長野県松本市と岐阜県高山市の境界にまたがる乗鞍岳(のりくらだけ)に登りました。
広大な裾野を引く非常に大柄な山容の火山で、遠目からも大変目を引く存在です。標高2,070メートル地点にある畳平までバスで登ることが可能で、最も簡単に登れる手軽な3,000メートル峰として人気があります。
ゆる登山のつもりで訪れたはずが、色々あって慌ただし一日となりました。
2024年9月24日に旅す。
初心者でも手軽に登れる3,000メートル峰として大変人気がある、北アルプスの乗鞍岳に登って来ました。
標高2,700メートル地点にある畳平バスターミナルまでバスが乗り入れており、山頂までの標高差で言えばそれこそまさに高尾山レベルの山です。
過去には何故か手軽に登れることが売りであるはずのこの山に、わざわざ下の方から歩いて登るとか言う意味のわかないことをしたこともありましたが、今回は素直にバスを使うゆるふわな登山です。
山頂を往復するだけでは多少物足りない気もするので、ついでに畳平の周りを取り囲んでいる小ピークを全て巡って歩く計画でした。それでも行動時間はせいぜい4時間程度には収まるはずでした。
そんな計画だったはずなのに、何故か陽が沈んで周囲がすっかりと暗闇に包まれた中を、ヘッドライトを装着して山を下る二人の中年の姿がありました。どうしてこうなった。
ある意味いつも通りだと言えなくはない、慌ただしくグダグダだった1日の記録です。
コース計画
畳平バス停からスタートして乗鞍岳山頂を往復します。下山後は畳平の周りを取り囲んでいる小ピークを巡ります。実際は計画通りに事が運ばなかったのですが、詳細については本編にて。
1.乗鞍岳登山 アプローチ編 さわやか信州への旅路
おっさん二人を乗せた車が、長野県に向かって快調に高速道路を進みます。
本日は7月の頭に一緒に根子岳に登った、以前勤めていた会社の先輩Y氏と登ります。どうやら前回の根子岳登山が思いのほか楽しかったらしく、また山に行きたいとの要望を受けて計画しました。
途中までは上高地に行くのとまったく同じルートを辿るため、良く見慣れた車窓風景です。
途中で国道158号線と袂を分かち、乗鞍高原方面へ進路を転じます。
前方に目指す乗鞍岳が見えて来ましたが、だいぶ雲がかかって来てしまっておりますな。山頂まではかなりの標高差がありますが、その大部分はバスに運んでもらえます。
9時 乗鞍観光センターに到着しました。本日は平日ですが、それでも駐車場はそこそこ埋まっていました。夏山シーズン中の週末は、天気が良ければ必ず満車状態なるものと考えた方が良いと思います。
2.シャトルバスで労せず標高2,700メートル地点へ
畳平へは通年でマイカー規制が敷かれており、ここから先はバス移動となります。往復のバス運賃は以前訪れた時よりもかなり値上がりしており、往復で4,000円でした。
時間帯にもよりますが、シャトルバスは概ね1時間に1本の頻度で運転しています。少し時間が遅めであったこともあり、バスは空いていました。
ジグザクと大きく九十九折れを繰り返しながら、バスは山の上へと乗って行きます。ちなみにこの乗鞍スカイラインはもともと、航空機用エンジンの高所試験を行うために作られた軍事用道路を前身としています。
山頂が見えましたが、雲に覆われつつありました。登頂するまで、このまま何とか持ちこたえてくれると良いのですが。
10時23分 畳平バスターミナルに到着しました。バスから降りるなり、地上とは明らかに異なる、刺すように冷たい空気が出迎えてくれました。
レストハウスなどもあって、とても標高2,700メートルの山の上だとは思えない様な観光地の装いです。実際に、登山者ではないラフな格好をした観光客の姿も散見されます。
3.乗鞍岳登山 登頂編 白一色に覆われてしまった頂き
トイレと身支度を済ませて、10時30分に行動を開始します。山頂までの標準コースタイムはおよそ1時間30分程の、お手軽なハイキングです。
この畳平バスターミナルがあるのは噴火口の中です。乗鞍岳の山頂部は複数の噴火口がある複雑な地形となっており、いくつかの小ピークに分かれています。
乗鞍岳と言う名称はこの山体全体のことを指しており、最高地点の名称は剣ヶ峰と言います。
右手に見えているのは不消ヶ池(きえずがいけ)です。真夏でも雪が消えずに残るのが名前の由来ですが、9月下旬ともなると流石に雪はなくなっていました。
ここから肩ノ小屋までは暫しの砂利道歩きです。現役の車道として管理されている道のようですが、路面はかなりガタガタな状態です。車で走行したら、きっと凄い乗り心地になるんだろうな。(何かのフラグ)
右手に摩利支天岳と言う小ピークがありますが、山頂に国立天文台が設置した乗鞍コロナ観測所が建っており、一般者は立ち入り出来ません。あれ、なんか壊れていない?
前方に山頂の剣ヶ峰が姿を見せました。現在地からの標高差は既に300メートもなく、高尾山未満です。とは言っても、人によっては高山病の症状が現れるくらいには標高が高く空気も薄いので、単純に比較はできません。
山頂に立つ神社が小さく見えています。すぐにでも辿り着きそうな距離にも見えますが、そう簡単に行くかどうかは登ってみてのお楽しみです。
下界もすっかり雲に覆われていて、山頂の周辺だけが何かの力に守られているかのような状態です。残念ながら、展望には期待できそうにありません。
前方に建物が見えて来ました。手前の建物が肩ノ小屋で、奥にある赤い建物は東京大学宇宙線研究所が所有する乗鞍観測所です。
11時10分 肩ノ小屋まで歩いて来ました。宿泊も可能な山小屋です。乗鞍岳はバスを使えば日帰りでも簡単に登れてしまう山ですが、主にご来光目当ての人が泊まるのかな。
ここからがようやく本格的な山道となります。ほとんど目と鼻の先くらいの距離ですが、張り切っていきましょう。
最初からなかなかの急登です。足元は小石が散乱するザレ場となっており、登りはともかく下山時には神経を使いそうな道です。
背後を振り返ると、摩利支天岳の姿がよく見えました。スタート地点の畳平は、ちょうどこの摩利支天岳の裏側にあるため、ここからでは見えません。
山頂の観測所は解体されている真最中でした。自然に壊れた訳ではなく、壊していたのですね。
剣ヶ峰の手前に朝日岳と言う小ピークがありますが、夏道は山頂を通らずに脇を巻きます。溶岩石が散乱するかなりの急登で、ここが乗鞍岳登山における頑張りどころです。
「大したことなさそう」「こんなのあっという間だろう」等の余裕発言を繰り返していたY氏は、早くも息絶え絶えの様相です。
標高3,000メートル地点の大気圧は、地上のおよそ75%程度になります。普段と同じペースで歩くとあっという間に息切れするので、意識して小股でゆっくりと登りましょう。
山頂の下まで登って来ましたが、見ている目の前でガスに覆われてしまいました。何たるタイミングの悪さか。
右手には噴火口と、火口湖の権現池が見えます。環境保全のため、火口の底に立ち入ることは禁止されています。
先ほどから晴れてはガスるのを繰り返しており、見ている目の前で目まぐるしく状況が変わっていきます。山の神様の機嫌がこれ以上変わらないうちに、山頂へ向かいましょう。
山頂の直下で道が2手にわかれました。まっすぐに山頂に向かいたければ右で、乗鞍岳頂上小屋に立ち寄るなら左です。特に用事がある訳ではありませんが、左から行きます。
山頂直下に立つこちらの乗鞍岳頂上小屋は、売店のみの営業で宿泊はできません。ダルマストーブで焼いたという焼き芋を販売中で、周囲にたまらない匂いが漂っていました。
雲の切れ目から少しだけ下界が見えていますが、それ以外は驚きの白さの世界が広がっています。晴れてれば、それはもう素晴らしい展望の山なんですけれどね。
乗鞍岳頂上小屋の方から登って行くと、山頂の鳥居はくぐらずに神社の裏手に出ます。
12時20分 乗鞍岳に登頂しました。白いぜ乗鞍岳。ゆっくり登って来たので、なんだかんだで2時間近い時間を要しました。
山頂に立つ乗鞍本宮です。乗鞍岳は古くから山岳信仰の対象となってきた山で、本宮の創建は西暦で言うと12世紀頃と言われています。ちなみに御朱印は、この頂上本殿ではなく畳平にある乗鞍本宮で貰えます。
平日でしかも生憎の天気であるにもかかわらず、次々とひっきりなしに人が登って来ます。乗鞍岳の人気の程が伺えます。
4.負傷者の搬送を手伝う
12時45分 一向にガスが取れる気配も無いので、諦めて下山を開始します。
ザレザレでかなり滑りやすい地面なので、下りでは特に注意を要します。慌てずにゆっくりと参りましょう。
順調に下って肩ノ小屋が見えてきたところで、登山道の端にレスキューシートに包まれて地面に横たわっている人の姿がありました。なにかトラブルでしょうか。
話を聞くと、倒れているのは高齢の女性で、転倒して木段の角に後頭部を打ってしまったのだとか。肩ノ小屋の人に救助を要請しており、間もなく登ってくるはずであるとの事でした。
会話をしている間に、小屋のおっちゃんが布製の簡易担架を持って下から登って来ました。そして、もしよければ搬送を手伝ってほしいと要請されました。
その場に居合わせた人全員に向かって発せられた言葉でしたが、おっちゃんの視線は明らかに私の方を見ていました。・・・まあ、ガタイが良いですからね。ようござんすよ。
と言う事で、その場に居合わせた8人がかりで担架を持ち、肩ノ小屋まで下りました。
小屋まで搬送したところで、これまた偶然居合わせた医療従事者の方が血圧と酸素濃度をチェックし、特に異常はありませんでした。この先は小屋の車で畳平まで送り届けると言う事なので、任務終了で解散・・・にはなりませんでした。
もしよかったら、このまま畳平で車から降ろすのも手伝ってほしいと要請されて、小屋の車に同乗して畳平まで行くことになりました。
鈴蘭のイラストが描かれたこちらの車両で畳平まで行きます。それで、負傷者は後部座席に乗せるとして、我々手伝いの面々達は一体どこに乗車するのかって?ハハハハハ、なかなか鋭いご指摘ですが、ご想像にお任せいたします。
と言葉を濁してみたところで意味は無いのですけれどね。畳平に向かう過程で、道行く何人もの人がISの戦闘員さながらに”運搬”されて行く我々の姿を目撃したはずなので。
一応この場を使って弁明をさせて頂きますと、負傷者の搬送のためですよー。決して遊んでいたわけではありませーん。
14時40分 無事に負傷者を送り届けて、今度こそ任務完了です。当初の計画では、この後に畳平周辺のピークを巡り歩く予定でしたが、もうだいぶ時間が押してしまいました。
全部を回る時間はとてもなさそうなので、目の前にあるこの魔王岳にだけ登って行くことにします。
全行程が階段の道を登って行くと、魔王園地と銘打たれた広場になっていました。
やけに物々しい名称をしていますが、命名したのは陸軍だそうです。畳平にあったエンジンの試験場に部外者を立ち入らせたく無かったので、故意に恐ろしげな名前を付けたのだとか。
登山者と言うのは基本的に物好きな人がの割合がかなり多そうだし、そんな名前を付けてしまったらかえって逆効果で、余計興味を持たれてしまうのではなかろうか
向かいに見えているのは恵比須岳と言うピークです。噴火口を取り囲むようにして魔王岳と尾根で繋がっていますが、山頂部の崩壊が著しく現在は立ち入り禁止となっています。
魔王園地から見下ろした畳平の全容です。こうして上から見下ろすと、噴火口の中であることが大変良くわかります。
バスの時間が近づいて来たので引き上げます。僅かな滞在時間でしたが、満足度の高い寄り道でした。
15時のバスで撤収します。なお。最終バスはこの後にまだもう一本あります。
5.三本滝に寄り道する
15時40分 このまま乗鞍観光センターまで下山するかに見えた我々は、何故か途中の三本滝バス停でバスを降りました。
当初計画では、一度乗鞍観光センターまで下り、車で再度ここまで登ってくるつもりでいました。ところが下りのバス車内で、「三本滝から歩いて降りれば良いんじゃないの」との提案がY氏より出されました。
今の時間からだと下山時刻が結構日没ギリギリになりそうですが、まだ全然歩き足りないとの意向を受けて急遽予定変更しました。
さあ果して、暗くなる前に無事下山することは出来るのでしょうか。こういう時に無理をさせないことが、案内人に課せられている役目なのではないのかね?
三本滝の駐車場があるのは、冬は乗鞍高原スキー場のゲレンデになる場所です。一般車が入れるのはこの三本滝駐車場までで、ここより先はマイカー規制されている領域となります。
三本滝に向かって、再び行動を開始します。駐車場からは一度下ります。
冬は恐らく林間コースになるのであろう道を下って行きます。滝を見物した後は、今ちょうど正面の奥に見えている尾根を下ります。
途中からスキーコースを外れて脇道に入ります。道標はしっかりと整備されており、踏み跡も明瞭です。
沢沿いの道を緩やかな下っていきます。もともと曇り空な上に森が濃いため、日没前の時間でも既に薄暗い状態でした。
分岐が現れました。下山する時はここを右に下っていきますが、滝へ向かう場合はこのまま直進です。
やがて轟々と音を立てて流れる滝と吊り橋が現れました。この滝は目当ての三本滝ではありません。三本滝は橋を渡ったさらに上流にあります。
16時 三本滝の入り口までやって来ました。滝の鑑賞スポットはここから少し登った場所にあります。
こちらが三本滝です。3つの異なる水系の合流地点が滝になっているという、大変珍しい場所です。
引いた位置からでは見られない場所にあるため、このように3つの滝を1枚の写真に収めたかったら、超広角レンズが必須です。前回訪問した際には焦点距離20mmでもまだ足りなかったので、今回は14mmのレンズを持ってきました。
右の滝が落差が最も大きく、岩の表面をつたって水が流れるいわゆるナメ滝と呼ばれるものです。
中央の滝は、まっすぐに流れ落ちるごく普通の形状の滝です。見たところ水量はこの滝が最も多そうです。
左の滝は水量が少なめで、糸のように宙を落下して流れています。単に3つの滝があると言うだけではなく、まったく性質が異なる3種3様な滝となっているのが大きな特徴です。
6.乗鞍岳登山 下山編 暗闇が迫る中の下山行
非常に満足度の高い寄り道でした。後は暗くなる前に下山できれば御の字なのですが、さあ果してどうなるか。
吊り橋の下にあるこちらの滝も、立派な釜を備えてなかなか見ごたえのある滝です。特に案内版などはありませんでしたが、名前が付いていたりするのだろうか。
三本滝駐車場には戻らずに、先ほど通り過ぎた分岐から下山路へと進路を転じます。
尾根筋に沿って下っていく訳なのですが、現在地は沢沿いの谷底であるため、一度尾根の上まで登り返す必要があります。
この登り返しがまあまあ急である上に、結構真面目に登らされます。世の中に下山中の登り返しほど憂鬱な事はありません。だって、登ったらその分だけまた余分に下らなくちゃいけないんだよ。
良い感じに息も絶え絶えになったところで、ようやく尾根の上まで登って来ました。さあ後は、下山後の温泉の事でも考えながらひたすら下るだけです。
傾斜は緩やかで至って歩きやすい登山道です。ただ横方向へ移動距離自体が結構長めで、ここからさらに1時間以上を要します。
森の中にスキーのリフトと思われる索道が残っていました。今ではすっかりと木々が生い茂っていますが、以前はここもゲレンデだったのでしょうか。
再びスキーコースと合流しました。冬には一面の雪面となる場所も、今の季節はまだ草ボーボー状態です。
現在地はまだスキーコースの中間地点付近です。時刻は17時を回りだいぶ空が暗くなって来ましたが、下山はまだしばらく続きます。
スキーコースと小道が入り組んでいて、ルートは少々わかりづらいです。と言ってもまあ、どこをどう歩いても最終的には乗鞍観光センターに辿り着けはします。
遂にタイムオーバーとなりヘッドライトを点灯します。ISO感度を12,800まで上げたので写真は明るく写っていますが、既にライトなしでは足元が見えない暗さです。
そもそも本日の計画は、バスを使ったお手軽ゆるふわ登山なはずだったのに、どうしてこうなった。
ようやくこの街灯と言う、偉大なる文明の光が届く場所まで下って来ました。
18時10分 乗鞍観光センターに戻って来ました。お疲れさまでした。
本日の迷走の軌跡を具体的に地図で示すと、このようになります。当初計画と全くの別物になっておりますな。
乗鞍観光センターの向かいにある湯けむりの湯は定休日であったため、車で林檎の湯屋おぶ~へ移動して一風呂浴びて行きます。こちらは温泉ではありませが、アルプスの伏流水を組み上げて使用しています。
どうせ帰りの中央道は渋滞しているだろうと言うことで、ここでゆっくりと時間つぶしをしていきます。
時間を遅らせたのが正解だったのか、珍しく渋滞につかまることもなく、東京への帰宅の途に付きました。
今回は一切の奇をてらわずに普通に乗鞍岳に登ろうと言う企画だったのですが、蓋を開けてみればこの通り。いろいろな出来事が盛りだくさんな一日となりました。
当初計画した通りに歩く分には、特にこれと言った危険個所もなく、登山初心者向きな山であると思います。三本滝への寄り道についてもまあ、足にまだ十分な余力が残っていてかつ時間が押していなければ、特に問題は無かろうかと思います。時間が押していなければね。大事な事なので2度言いました。初心者だけで入山する場合などは、くれぐれも暗くなる前に下山できるように計画してください。
3,000メートル峰の中では間違いなく一番簡単に登ることが出来る山なので、手軽に高山帯の雰囲気を体験してみたいという人には、立山や木曽駒ケ岳などと並んで大変おススメな一座でした。
<コースタイム>
畳平バスターミナル(10:30)-肩ノ小屋(11:10)-乗鞍岳(12:20~12:45)-肩ノ小屋(14:20)-畳平バス停(14:40)~バス移動~三本滝バス停(15:40)-三本滝(16:00~16:20)-乗鞍観光センター(18:10)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント
「乗鞍岳 山頂近くまでバスで登れるお手軽3千メートル峰」を
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まだ若かった頃に、コロナ観測所で一週間ほどデバッグしたことがあります。
望遠鏡、システムはNikonが担当しました、光学系の精度調整に手間取っていたようで
電気周りのデバッグ時間がなくなって、徹夜になったり厳しい作業になったり・・・。
ツァー旅行で畳平までは一度行ってますが自由時間がなくて残念な思いがありました。
失礼します。
高荒さま
コメントを頂きましてありがとうございます。
乗鞍岳のコロナ観測所にあったニコンの観測機器は、建物の解体時に回収されて三鷹市の国立天文台に保管されているというニュースを見ました。現在は人工衛星で観測していると言う事で、技術の進歩により役割を終えて解体攫たようです。