昭和記念公園 秋の夜散歩のイチョウ並木と日本庭園ライトアップ

ライトアップ中の昭和記念公園イチョウ並木
東京都立川市と昭島市にまたがる国営昭和記念公園(こくえいしょうわきねんこうえん)の、秋の夜散歩に行って来ました。
イチョウ並木が黄葉が見ごろ迎える時期なると実施される催しです。実施期間中は閉園時間が延長され、かたらいのイチョウ並木と日本庭園の二か所でライトアップが行われます。
黄葉祭り最終日に滑り込みで、夜のお散歩をしてきました。

2019年11月24日に旅す。


イチョウ並木が良い感じに見ごろを迎えていると言う情報を得て、昭和記念公園で毎年秋になると行われてる秋の夜散歩に繰り出してきました。
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この催しは11月第一週の週末より行われています。私が訪問した24日は最終日でしたが、2019年の紅葉が全般的に遅めに推移していたこともあって、ちょうど見頃のど真ん中と言って良い状態でした。

イチョウ並木が特に有名ではありますが、同時に日本庭園の方でもライトアップが行われています。少々歩く必要がありますが、こちらも素晴らしい景観な場所なので、是非とも足を伸ばすことをオススメ致します。
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前口上は程々にして、早速夜のお散歩へと繰り出すことにしましょう。

という事で、17時45分に昭和記念公園の西立川口へとやってまいりました。なお昼間とは異なり、夜の部では立川口からは入園できませんのでご注意ください。
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チケットは昼の部とは別売です。ナイトチケットの値段は昼と同じく450円です。昼から通しで滞在する場合のチケットは690円だったかな
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夜の部では、立ち入ることの出来るエリアが限定されています。立ち入り禁止エリアはバリケードで封鎖され、警備員が巡回していました。
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ライトアップの点灯時間は17時から20時30分までです。21時には閉園となります

この公園を歩いたことがある人ならばご存知かとは思いますがが、西立川口から日本庭園までは結構な距離があります。そんなに歩きたくないと言う人のために、日本庭園行きの園内バスが運行されていました。運賃は200円との事。
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このバスに乗ってしまうと、途中にあるイチョウ並木は通り過ぎてしまいますのでご注意下さい。まあ、行きにバスを使い、帰りに歩いてイチョウ並木に立ち寄れば良いのかもしれませんが。

ドケチ倹約家の私は、当然のことながら行きも帰りも徒歩です。散歩をしに来たんだから、歩くのは上等です。
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夜の公園には普段とはまったく異なる光景が広がっており、ただ歩いているだけでも退屈はしません。
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本日は三脚を持ってきてはいないので、すべて腕力手ブレ補正の手持ち撮影です。

昭和記念公園のシンボル、メタセコイアです。こちらはまだ紅葉はしておらず、緑の葉を茂らせていました。暗くて電子水平器が良く見えていなかったので、思いっきりにナナメになってしまっておりますな。
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私が使用しているペンタックスK1の電子水平器は、ファインダーの透過液晶上に表示される仕様で、暗い場面だと全くと言っていいほど見えません。せっかく高感度に強いのに、何故こんな仕様にしてしまったのでしょうか・・・

夜の部でも売店が何ヵ所か営業しています。お酒も売っておりますが、暗くて足元が見えにくので、くれぐれも酔っぱらって転ばないように。
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買い食いは程々にして、イチョウ並木へと向かいます。
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やがて前方に、明るく照らされた圧倒的に黄色い光景が見えてきました。
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イチョウの並木の入り口手前に、午前中に降った雨で水たまりが出来ていたのですが、この水たまりが偶然にしては出来過ぎな奇跡のような光景を作り出していました。
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イチョウ並木のリフレクション。狙ってやったとしか思えないような光景です。
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むしろ普段から意図的にホースで散水して、ずっとこの状態にしておいた方が良いのではないでしょうか。いやはや、良いもの見せてもらいました。

この雨のせいでこの日山へ行けなかったことに対する恨み言など、綺麗さっぱり忘れてしまうような光景でありました。

イチョウ並木の中へと進みましょう。始めから分かってはいたことですが、周囲は皆カップルばかりです。爆発しろ!
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頭上を覆う圧倒的な黄色の世界。照明自体も黄色の光なので、ことさら黄色さ加減が強調されています。
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ちなみにこのライトはかなり強力なので、ムスカ大佐のような目に遭いたくなければ、直接のぞき込まない方が良いです。
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黄色すぎて目がチカチカする。
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足元ににも黄色い絨毯が出来上がっていました。当然のことながら、しゃがむと例の銀杏臭が鼻につきます。
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足元も照らされていて、何やら幻想的な光景です。
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少し離れた場所から見た並木の様子を一枚。
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第二のライトアップ会場である日本庭園へと向かいます。公式サイトにはイチョウ並木から徒歩でおよそ15分の距離とありますが、私の足でだいたい10分くらいでした。
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という事で、日本庭園へとやってきました。例の園内バスでやってくる人々と合流するため、結構な人だかりです。
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この入り口でも、ナイトチケットの確認があります。この先はペット連れでの侵入は禁止です。
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庭園内の紅葉の方は、もうピークは少し過ぎてしまっているくらいの状態でした。
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庭園内の小川に落ち葉が舞い落ち、絵になる光景を作り出していました。実に美しい光景ではあるのですが、これだけ照明が強力だど、写真を撮るのはなかなかどうして難しいです。
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なんとかうまい事ハレ切りして一枚。
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暗闇に浮かび上がる黄色い葉が幻想的です。
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和風庭園に付き物の竹林もあります。夜の竹林と言うのは、どちらかと言うと不気味な感じがする場所ですよね。
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背後に竹林があるだけで、ただの門扉もどことなくホラーテイストにるから不思議です。
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これまた和風庭園には付き物の池の辺へとやって来ました。これはまた凄いリフレクションですね。
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なんと言ったらよいのか、不気味なまでのリフレクションぶりです。ただライトで照らしたというだけで、ここまで明瞭に映るものですか。
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どっちが本物でどっちが反射なのかわからないくらいの写り具合ですね。
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なお、この池には柵などと言う気の利いたものはありません。足元は真っ暗なので、くれぐれも落っこちないように。

続いて池に架かる橋を渡ってみましょう。
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橋の上からみた池には、ほぼ完ぺきなシンメトリックの世界が広がっていました。
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逆さ松
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どこを見ても絵になる世界です。インスタ映えしまくりなのではないでしょうか。
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池の周囲の紅葉もライトアップされていますが、やはりどうしても池の方に目が向いてしまします。
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1時間ほど散策し、十分満足しました。庭園を後にします。
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再び薄暗い夜の公園の中を足場に通り抜け、イチョウ並木へと引き返します。
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先ほどよりは少し人が少なくなっているかな。人混みが苦手だと言う人は、閉園間際の時間帯を狙ってくるのが良いかもしれません。
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先ほどよりも心なしか小さくなった気のする奇跡の水たまりの光景をもう一度写真に収め、撤収します。
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正味2時間少々の夜のお散歩でありました。
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イマイチな天気で山へ行けなかった憂さ晴らしにやって来た夜のお散歩でしたが、思いのほか満足度の高い時間を過ごすことが出来ました。たかがライトアップ、されどライトアップです。ただ照明で照らしたというだけでも、これほどまでに幻想的な光景にかわるものなのですね。
私が訪れた11月24日は黄葉祭りの最終日だったわけですが、今年の秋は黄葉色付きが遅かったため、今週末の11月29から12月1日にかけて、秋の夜散歩を延長して開催するそうです。興味が湧いた方は、フラっと秋の夜のお散歩に繰り出してみては如何でしょうか。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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