面白山 奥羽山脈の高原地帯に連なる駅チカの深山

北面白山から見た南面白山と大東岳
宮城県仙台市と山形県山形市にまたがる面白山(おもしろやま)に登りました。
東北地方の背骨、奥羽山脈に属している古い火山です。この風変わりな名称は、宮城県側から見た際に積雪で側面が真っ白に見えることから付いた名称です。奥羽山脈を横断して仙台と山形を結んでいる、JR仙山線の面白山高原駅から直接アプローチすることが可能です。
晴天を探し求めて遠路はるばる訪れた山で待っていたのは、恐るべき酷暑の世界でした。

2022年8月21日に旅す。

面白山は宮城県と山形県の境界上にある奥羽山脈に属している山です。奥羽山脈を横断する仙山線がちょうど面白山の下をトンネルで貫いており、トンネルを出てすぐの場所にある面白山高原駅から直接登る事が可能な駅チカの山です。
仙山線の面白山山高原駅
面白山高原には、世にも珍しい電車でしかアクセスが出来きないスキー場して知られたスノーパーク面白山が存在しますが、平成22年からずっと営業が行われておらず、事実上の廃業状態となっています。

そのため面白山高原駅の利用者数は激減しており、現在は鈍行列車しか停車しない無人駅となっています

面白山自体は、駅から往復3~4時間もあれば登れてしまう山です。しかしそれでは少々ものたりない気がしたので、隣接する南面白山まで足を延ばす周回ルートを歩くことを計画しました。
中面白山から見た南面白山
そこで待ち受けていたのは、想像を上回る酷暑の世界です。標高が1,200メートル少々しかなく、冬の豪雪により稜線上は森林限界を超える面白山は、夏には灼熱地獄と化します。

結局は暑さに打ちのめされて、野心的な大周回計画は撤回して計画を大幅に縮小して歩いてきました。

若干の不完全燃焼感もありますが、面白山自体は見所満載の素晴らしき山でありました。完全に訪問時期を間違えたとしか思えない、真夏の面白山訪問記です。
面白山からの展望

コース
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面白山高原駅からスタートし、天童高原キャンプ場を経由して面白山へ登頂します。その後は南面白山まで周回したのちに駅へ戻る計画でしたが、あまりの暑さに嫌気がさして長左衛門峠までで周回を切り上げました。

1.面白山登山 アプローチ編 夜行バスと鈍行列車で行く、宮城山形県境への旅路

8月20日 22時45分 JR東京駅
仙台行きの夜行バスに乗車すべく、シトシトと雨の降りしきる東京駅へとやって来ました。仙台行きの夜行バスは運行本数が多く、出発日当日になってからの思い付きであったにもかかわらず、難なく席を確保できました。
夜の東京駅八重洲口

八重洲口から徒歩で5分少々の距離にある、丸ノ内鍛治屋橋駐車場が乗り場です。コロナ渦への対応の一環として、敷地内への入場制限が行われており、入口付近に人だかりが出来ていました。
丸ノ内鍛治屋橋駐車場

明けて8月21日の5時50分。仙台駅・・・のすぐ近くらしい場所に到着しました。三列シート車両だったおかげで、ぐっすりと良く眠ることが出来ました。
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降り立ったのは良いのですが、現在地がどこなのか良くわかりません。何となく駅のありそうな方角に向かって進みます。

幸いにも、一つ角を曲がっただけで駅はすぐ目の前にありました。地元の人からすればあの降車地はよく見知ったる場所なのかもしれませんが、一見さんには優しくないですねえ。
仙台駅の駅舎

面白山高原駅は、交通系ICカードの使用可能エリアには含まれていません。そのため切符を購入して乗車します。
面白山高原駅までの切符

6時10分発の仙山線の山形行きに乗車します。夜行バスの仙台到着予定時刻がもともと6時であったので、この電車に間に合うかどうかはかなり微妙なところだったのですが、幸いにも余裕をもって間に合い合いました。
仙台駅の仙山線ホーム

7時9分 仙台から約一時間の乗車時間で、面白山高原駅に到着しました。この駅のすぐ手前にある仙山トンネル内で県境をまたいでおり、現在地は山形県内です。
面白山高原駅

時刻表を見ると、結構スカスカです。特に日中は、概ね2時間に一本しか電車はありません。どんなに遅くとも17時23分の仙台行きには間に合わせたいところです。
面白山高原駅の時刻表

駅前に掲げられた周辺案内図に、本日歩こうとしているルートの全容が細かく記載されていました。本日は駅を基点にして、グルっと時計回りで周回する予定です。
面白山高原の案内図

駅を降りたすぐ目の間に、スノーパーク面白山のリフトがありました。この面白山高原へと通じている道路は冬季には全て通行止めとなるため、電車でしか訪れることが出来ないと言う大変ユニークなスキー場です。
面白山スノーパークのリフト乗り場
前述の通りスノーパーク面白山は平成22年からずっと営業しておらず、事実上の廃業状態となっています。リフト乗り場もすっかりと藪に覆われて、自然に還りつつありました。

2.天童市の裏山、天童高原キャンプ場

7時20分 身支度を整えて登山開始です。仙山線の線路の上に架かる橋を渡り、北に向かって道なりに進みます。
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山形方面には紅葉川渓谷と呼ばれる谷が続いています。この渓谷沿いを歩く遊歩道が整備されており、紅葉シーズになるとそれなりに賑わうようです。
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先ほど見た案内図によると、右下に見えている滝は藤花の滝という名称です。

反対側の宮城方面には、奥羽山脈を貫く仙山トンネルの入り口があります。このトンネルは全長が5,361メートルあり、昭和12年の開通当初は日本で3番目に長いトンネルでした。
仙山トンネルの入り口

下界は晴れているもの、これから目指す面白山の上には薄っすらとガスが架かっていました。私が登頂するまでに、取れてくれると良いのですが。
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歩き始めてすぐにカモシカコースの入り口がありました。面白山の山頂へ最短で至ることのできるルートですが、道が一部崩れていると言う事前情報があったため、ここはスルーして天童高原経由のルートから登ります。
面白山 カモシカコースの入り口

暫しの間、舗装道路に沿って進みます。まだ午前中のひっ買う敵早い時間帯だと言うのに、早くも蒸し暑くいなってまいりましたぞ。
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程なく天童高原方面への登山口に辿り着きました。このまま舗装道路上を道なりに進んでも最終的には天童高原に行き着きますが、登山者であればここは当然登山道一択です。
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登り始めからいきなりの、けっこうな急登です。前日は雨だったらしく、足元が湿っており滑って地味に歩きにくい道です。
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小さい秋見つけた!って、少々気が早すぎませんかね。まだ八月ですよ。
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最初の急登を登りきると、傾斜が緩んで歩きやすい山道となりました。周囲はブナとミズナラの広葉樹林となっており、紅葉シーズンにはきっと素晴らしい光景を目に出来ると思います。
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やがて前方に、動物よけの柵と人工物が現れました。苦労して登って来た先に車道があるのを見ると、何故かいつも残念な気分になります。
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8時5分 天童高原キャンプ場に到着しました。車でお越しの人は、ここまで入ってこれます。
天童高原キャンプ場
休憩所のスペースがあり、多くの自転車乗りで賑わっていました。どうやらヒルクライムのコースとして定番の場所であるようです。下界より少し割だけですが、飲み物の自動販売機もあります。

この場所は天童高原スキー場のゲレンデで、無雪期の間だけキャンプ場として利用されています。面白山スノーパークとは違い、こちらのスキー場は現役です。
天童高原スキー場

眼下に山形県天童市の街並みが見えます。まさに天童市の裏山と言える立地です。
天童高原から見た天童市の市街地

3.面白山登山 登頂編 宮城と山形の周囲一帯を広く見晴らす、お日様ギラギラの頂

この時点でもう既に汗だくで、早くも挫けそうな気分になりつつありましたが、ともかく行動再開です。
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ありえないくらい巨大なクワガタ虫がいました。山形県ではこれが標準サイズなのだろうか。
木彫りのクワガタムシ

再び動物除けのゲートを通って、登山道へと分け入ります。
天童高原キャンプ場の動物除けゲート

キャンプ場からはしばしの間、傾斜の緩いほぼ水平移動の道が続きます。周囲には見事なミズナラ林が広がっていました。
天童高原のミズナラ林
ちなみに、ミズナラのドングリはクマの大好物です。先ほどから何度かフンを目撃しており、確実に近くに居るのは間違いなさそうです。

地図には記載のない、吉野平牧場方面と書かれた分岐がありました。これは今でも歩ける道なのか、地元の人でないとわからなそうです。
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8時50分 長命水まで歩いて来ました。道が緩やかなのはここまでで、この先から本格的な登りが始まります。
面白山 長命水

水場からは冷たい水が滾々と湧き出していました。この先は稜線歩きとなるため、水を取れるのはここが最後です。必要な量を確保しておきましょう。
面白山 長命水

急登が始まりました。足元はドロドロのグチャグチャ状態で、かなり歩きずらいコンデションです。じっとりとしていて蒸し暑く、既に汗だく状態です。
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まだ直射日光に晒される稜線に辿り着いてすらいないと言うのにこの体たらくで、果たして歩き切ることが出来るのだろうかと、前途に不安が募る展開です。

前方に目指す面白山の山頂が見えてきました。登山道は面白山へは直接向かわずに、その隣にある三沢山と言う小ピークを経由します。
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9時15分 三沢山に登頂しました。山頂は頭上が開けており、容赦のない直射日光が降り注ぎます。わかってはいたことですが、しかし暑っちいな。
三沢山の山頂

面白山が目の間に立ちはだかります。一見すると山頂まで樹林に覆われているように見えますが、山頂部はしっかりと森林限界を超えています。
三沢山から見た面白山
標高1,200メートル少々しかない山なのに森林限界を超えているのは、冬になるとそれだけ多く雪が降ると言う事なのでしょう。面白山と言う名前自体が、側面が白一色に見えることに由来していると言うくらいですからね。

三沢山からは、一度鞍部に向かって下ります。幸いにも、大した下りではありません。
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山頂直下登りはかなりの急登です。相変わらず足元はドロドロで滑りやすく、特に下るときには気を使いそうな道です。周回する予定でいる私は、下りのことは一切気にせずに登ります。
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頭上が開けて、眩いお日様が照りつけてきました。いよいよ森林限界を超えるようです。
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周囲の展望が開けました。背後の眼下に見えているこの草原状の場所は、つい先ほど通って来た天童高原キャンプ場です。
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眼下に天童市の街並みが広がります。その背後には出羽の名峰月山(1,984m)が裾野を広げているはずなのですが、生憎と雲が多くて見えません。
面白山から見た天童市

反対側には奥羽山脈の山並みが団子状に連なります。この付近にはあまり顕著なピークが存在しないため、見えている山の名前は一切わかりませぬ。
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面白山の山頂が見えました。厳密に言うと北面白山と言う名前のピークなのですが、主峰であることから単に面白山と呼ばれることが多いようです。
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頭上を遮る樹林が無くなったことにより、容赦なく日差しが照り付けて来ましたぞ。

右前方に見えているのが、この後周回するつもりでいる南面白山です。左奥の台形状の山は大東岳(1,365m)という名の、蔵王国定公園に含まれている一座です。
面白山から見た南面白山と大東岳

山頂へとやって来ました。お日様ギラギラでありえないくらいに暑いし、貸し切り状態だろうと思いきや、先客が一人いました。
面白山の山頂

9時50分 面白山に登頂しました。駅を出発してから2時間30分での登頂です。実にお手軽と言える行程でありました。ありえないくらいに暑いと言う一点を除けば。
面白山の山頂

前方に、この後歩く予定の南面白山へと続く稜線を一望できました。まだまだ遠そうですね。
北面白山から見た南面白山と大東岳

大東岳の姿が非常に目を引きます。道は繋がっており、あそこまで縦走することも可能ですが、コースタイムはかなりの長丁場となります。行ってみたい気もしますが、もうすこし涼しい季節になってからの方が良さそうです。
面白山から見ただ大東岳

仙台方面の展望です。雲が多めですが、何となく海らしき場所まで見えます。東北地方の日本列島には中部地方ほどの厚みがないため、中央分水嶺の山から海までの距離がだいぶ近く感じられます。
面白山から見た仙台方面の展望

反対側の山形盆地方面です。仙山線は、今ちょうど眼下に見ている谷に沿って仙台と山形とを結んでいます。よくもまあこんなところに鉄道を通そうと思い至ったものだと感心します。
面白山から見た山形盆地

山頂に二体のお地蔵様がひっそりといらっしゃいました。綺麗に保たれており、地元の人々から愛されている山なのであろうことが伺えます。
面白山山頂の地蔵

4.中面白山を越えて長左衛門平へ。そして暑さに音を上げて計画を縮小する

10時5分 だいぶ暑さにやられてグロッキー気味ですが、ともかく先へ進みましょう。
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右手に天童高原とここまで登って来た尾根が良く見えました。
面白山から見た天童高原

分岐地点まで下ってきました。右へ下れば天童高原方面へ戻れます。南面白山方面に向かうのであれば、ここを左です。
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前方にこんもりと盛り上がったピークが立ちはだかります。中面白山と呼ばれているピークです。
面白山から見た中面白山

この周回ルートはあまり歩かれていないらしく、足元がだいぶ藪っぽくなって参りましたぞ。天童高原から往復するのが最も一般的なんでしょうかね。
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登り切ったところで、振り返って見た面白山です。こちら側から見ると、あまり存在感がないピークです。
中面白山から見た北面白山

この場所が中面白山の山頂だと思われますが、標識も何もありませんでした。ただの通り道扱いされているピークです。
中面白山の山頂

鞍部に向かって大きく標高を落とします。面白山の山頂からは300メートル近く下ることになります。
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再び藪の中に突っ込みました。稜線上の藪のなかにはそよとも風が吹かず、灼熱地獄さながらの世界となっていました。
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あまりの暑さに、この辺りから大幅にペースダウンしました。既にTシャツを絞れる程の量の汗をかいており、このままでは浅草岳の二の舞になると言う予感めいたものがあったためです。

ようやく鞍部が見えて来ました。この先にも結構なアップダウンが待ち構えているのが見て取れます。
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そして何よりも、南面白山への登り返しがかなりエグそうです。この光景を見て、すっかりと先へ進む気力が萎えてしまいました。このルートを歩くには、いくら何でも時期が悪すぎる。
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11時20分 長左衛門平まで下ってきました。草の上に崩れ落ちるようにして小休止を取ります。
面白山 長左衛門平

ここから南面白山までは、標準コースタイムでまだあと3時間以上を要します。水は十分に足りていますが、しかしいかんせん暑すぎます。このままのペ-スで行動を続ければ、間違いなく熱中症になるでしょう。
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ペースを落として前進を続けるのか。それともここまでにするのか

5.面白山登山 下山編 紅葉川沿いに駅へと下る

暑いからもうヤメタッ!特に深く悩むことのなく、あっさりと計画の縮小を決断しました。どう考えたって、今回は訪問時期が悪すぎました。
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ということで、長左衛門平から駅へと下山します。

少し下ったところで分岐がありました。まっすぐに進むと天童高原方面にも戻れるようです。駅に戻りたい私は、ここを左折します。
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下って行くと沢が現れました。この先はずっと、この沢に沿って下って行くことになります。
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しっとりと苔生す癒しの空間です。ここで汗を吸い過ぎて妙に重くなっていたタオルと顔をザブザブと洗って、ようやく少し元気を取り戻しました。冷たくて生き返る~。
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林壮の美しい森です。やはりこの山には、紅葉の時期に歩いてみたいですね。
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涼し気な沢沿いの道が続きます。稜線上の地獄が嘘のような癒しの空間です。
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沢沿いの道であるため、ルートは全般的に崩落気味です。崩落気味を通り押して、完全に崩れてしまっている場所もありました。
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再び分岐です。奥白川峠方面からの道と合流します。ルートの選択肢が多くエスケープ手段も豊富にあるので、面白山は登山初心者向きは山であると思います。
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合流して以降も沢沿いの道が続きます。相変わらず足音はグチャグチャで滑りやすいので、転倒しないように注意を要します。
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大きな滝がありました。駅前にあった案内図によると、戸洞の滝と言う名前です。道からは少し距離があり、目の前で眺めることはできません。
面白山 戸洞の滝

続いて今度は権現様峠へと続く道と合流します。時間的に13時24分発の仙台行きの電車に間に合いそうなので、ここからは少しペースを上げて行きます。
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このまま最後まで下りなのかと思いきや、少しだけ登り返しがありました。
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ほんの小さな沢だった水流は、いつしか大きく切れ落ちた渓谷となっていました。そんな訳で、最後の方は崖際の危なっかしいトラバースとなりました。
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踏板が腐りけている吊り橋などもあり、最後まで一筋縄では行きません。ワイヤー自体はしっかりとしているから落橋することは無いでしょうけれど、踏み抜きは十分にあり得るので慎重に参りましょう。
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前方に駅のホームらしきものが見えて来ました。しかしあらためて、凄い場所にある駅ですね。
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13時10分 スタート地点にあったリフト乗り場の横に飛び出しました。下山完了です。
面白山高原駅のトイレ
ちょどよく目の前にトイレがあったので、ここで全身をアルコールティッシュで拭いつつ着替えを済ませます。何しろ滴り落ちるレベルで汗だくでしたから。

大急ぎで着替えを済ませて、何とか13時24分の電車の時間に間に合いました。これを逃してしまうと、次の電車は2時間後です。
面白山高原駅のホーム

せっかく必死になって時間に間に合わせたと言うのに、仙台行きの電車は10分以上遅れてやってきました。まあ仙山線は単線なので、様々な要因で遅れが発生してしまうのは致し方ありませんな。
面白山高原駅に入線する仙台行きの仙山線

帰りは贅沢に仙台駅から新幹線を使います。快適な新幹線のシートに揺られて、帰宅の途につきました。
仙台駅の新幹線ホーム

今回の山行きは、明らかに訪問すべき時期を間違えました。普通に考えれば、面白山のベストな訪問時期は紅葉シーズンか、もしくは雪解け直後の初夏の季節であると思います。真夏の訪問は、まったくもって推奨しません。
この週末は全国的にピリッとしない天気模様で、そんな中数少ない晴れていそうな山域であると言うだけの理由で選んだ行き先でしたが、結果的には失敗でした。
拭い難い不完全燃焼感が漂っているので、季節を変えてこの山には再び訪れることになるだろうと思います。積雪時であっても比較的登りやすい山であるようなので、冬に訪れるのも良いかもしれません。

<コースタイム>
面白山高原駅(7:20)-天童高原キャンプ場(8:05~8:15)-長命水(8:50)-三沢山(9:15)-面白山(9:50~10:05)-中面白山(10:35)-長左衛門平(11:20~11:35)-面白山高原駅(13:10)

面白山山頂での記念撮影 width=

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

コメント

  1. GreenFielder より:

    いつも楽しく拝見しております。
    今回の記事の中では、なにげに最後の写真の蝶の映り込みがグッドポイントだったのではないかと愚考致します。
    今後出てくるであろう紅葉登山の記事を楽しみにしております。

    • オオツキ オオツキ より:

      GreenFielderさま
      コメントをありがとうございます。

      全くの偶然でしたが、あの蝶は本当に良い仕事をしてくれました。

      現状、更新がほぼ1カ月遅れ進行となっているので、紅葉記事が出て来るのにはもうしばらく時間がかかるかと思いますが、気長にお待ちくださいませ。

  2. たむ より:

    暑い中、お疲れさまでした
    豪雪地帯でも、夏は暑いんですね
    標高も低いので仕方ないですかネ。

    • オオツキ オオツキ より:

      たむさま
      コメントをありがとうございます。

      豪雪地帯の山は森林限界高度を超えるのが早いため、夏場は特は陽射しの影響を強く受けます。東北地方の山なら多少ば涼しいだろうと言うイメージを漠然と持ってしまいがちですが、まったくそんな事はありませんでした。

  3. MM より:

    ブログのタイトル通り、オオツキさんは必ず週末は山を目指されているんですね!関東以外でも晴れるエリアにフットワーク軽く行動される姿、見習いたいです。

    明日明後日は最近では1番の快晴だと思うので、残す山梨百名山に行かれるのか?別エリアに行かれるのか、投稿を楽しみにしております!

    • オオツキ オオツキ より:

      MMさま
      コメントをありがとうございます。

      極めて重篤な登山廃人なものですから、週末は常に晴れている山域を探しています。世間一般の基準に照らし合わせると、間違いなく少し頭のおかしい人になろうかと思われますので、あまり見習わない方が良いかと思います。

      雨の日くらいは大人しく休んで、無理のない登山ライフをお楽しみください。