ご近所散歩 深大寺から調布飛行場まで散策

武蔵野の森公園の池
東京都調布市の深大寺から調布飛行場までをブラブラと散歩してきました。
軽く近所を歩くだけのつもりで出かけたのですが、引き返し時を見いだせないままズルズルと歩き続け、最後は何故か調布飛行場から飛行機を眺めました。
無計画に当所もなく適当にほっつき歩いた、ゴールデンウィークの一日の記録です。

2020年5月5日に旅す。

時は日本全国にSTAY HOME 週間が呼びかけられたゴールデンウィークのある日。流石に全く運動しないのもかえって健康に悪かろうという事で、軽く近所を散歩してきました。

とりあえずは、人と一切接触することなく徒歩で行ける範囲という事で、水辺が何となく涼しそうな深大寺まで歩きました。
深大寺の表参道
当然ながら神社は閉門されており、周囲の店もすべて休業中でした。

深大寺まででは、まだまだ全然歩き足りない気分であったので、その後は野川沿いを散歩を続けます。特に行き先も何も考えてはおらず、野川公園までで引き返そうかなどとと、漠然と考えていました。
野川沿い風景
考えることは皆同じと見えて、野川沿いの歩道には散歩中の多くの人の姿がありました。遠出できないとなれば、それこそ近所を練り歩くくらいしか出来ないですからね。

そして目的もなしに野川沿いを北上していた私は、何故か最後は調布飛行場から飛行機を眺めているのでした。
調布飛行場に着陸するドルニエ228
無計画に近所を練り歩いた一日の記録です。大した内容の話ではありません。それはいつもだけれど。どうぞ軽く流し読みしてくださいませ。

1.当所もなく深大寺を散策する

という事で、何となくプラプラと深大寺まで歩いて来ました。いつも入庫待ち行列の出来ている駐車場も、本日は休業中です。
深大寺の有料駐車場

この白い花は一体何と言う名なのでしょうか。手持ちの野草図鑑には見当たりませんでした。そもそも、どう見てもこれは草ではないですしね。
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こんな人の気配のない深大寺を見たのは初めてかもしれません。なんだかんだで、いつも人のいる場所ですからね。
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止めどもなく湧き出るハケの湧水。期待していた通り、周囲には水辺の涼しい空気が漂っていました。
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水辺の光景にしばし癒されます。実は私、昔から湧水には目がない湧水マニアなんです。
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・・・湧水マニアなどと言うカテゴリは、果たして世間一般に存在するのでしょうか。

普段よりは全然人の数が少ないものの、完全に無人と言うことは無く、お散歩中の人の姿がチラホラとあります。密にならないように、意識して周囲の人と距離を大きく取って歩きます。
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雀のお宿も休業中。張り紙には6日まで休業とありますが、7日以降はどうするのでしょうか。店の人も生活がかかっているでしょうし、難しい判断だと思います。
深大寺 雀のお宿

別にお客が居ようが居まいが、池の鯉達の日常は何も変わらないようです。羨ましいことで。
池の鯉

タヌキもどうでも良さそう。
タヌキの置物

水遊びに精を出す犬。今日は暑いですからねえ。格好の水遊び日和でしょう。
水路で遊ぶ犬

深大寺の境内に通じている門は、すべて閉じられていました。これもまあ、当然の処置ですな。
閉門中の深大寺の山門

公共交通機関である以上、例え門が閉じられていようと路線バスは普通に運行されています。しかし、乗客の姿は全く見当たりませんでした。
深大寺のバス停

鬼太郎茶屋なるものあったのですね。初めて知りました。
深大寺の鬼太郎茶屋

昔はこの弁天池に浮かぶ島に赤いタイコ橋が架かっていて、上陸できたような記憶があるのですが、今は橋がないんですね。撤去されてしまった理由は、やはり誰かが落ちたからでしょうか。
深大寺の弁天池

特にゴールも決めてもいないので、さらなる奥へと進みます。
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個人的に深大寺の象徴だと思っている休庵の水車も、停止していました。
深大寺の蕎麦屋 休庵

水の流れる音が心地よい。一見するととても清冽な水ですが、飲料には適さないとのことです。
深大寺の湧水

まるで山奥にいるかのような錯覚を覚える光景です。利用価値に乏しい崖地であるが故に、大昔から変わらぬ武蔵野の自然がそのまま保存されているのでしょう。
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これはキジバトですね。公園でよく見かけるドバトとは違って、それなりに警戒心の強い鳥です。・・・その割には全然逃げませんな。
キジバト

木々に囲まれているだけで、妙に気分が落ち着きます。そんな人間が、何の因果でコンクリートジャングル東京なんぞに住んでいるのかと、自問自答する今日この頃です。
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階段があれば、用事は無くともとりあえずは登る。そもそも運動がしたくて散歩をしているわけですからね。
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季節外れに紅葉している楓がありました。はて、何故この季節に。
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こういう種類なのでしょうか??新緑の中で、かなり浮いていました。
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何となく山道っぽい場所もあります。登山に行けない憂さ晴らしには良い感じの場所です。
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2.野川の辺をブラブラと散歩する

深大寺の領域を抜けてしまいました。ゴールをどこにするかも決めずにほっつき歩いているので、次はどうしてくれましょうか。
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そんなことを考えつつ歩いていると、野川にぶつかりました。このまま野川公園まで歩くかと、何となく目標を決めました。
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川べりの歩道を歩く人の姿は、明らかに普段よりも多めです。中でも家族連れの姿が目立ちます。
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終わりかけの菜の花。最盛期に訪れると、河原が一面黄色くなっていてる光景を見ることが出来ます。
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亀が日向ぼっこをしていました。これは土着のノラ亀なのか、それとも不法に遺棄された元ペットなのでしょうか。
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何かは分からないけれど、とにかく花。見た目からしてバラ科っぽい。
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奴らはカモだ!
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これはドバトですね。人の足元をウロウロして餌を督促する、極めて厚かましい鳥です。
橋の欄干にとまるカワラバト

川縁を気持ちよく歩いていたのですが、「後天性高台を見ると登りたくなる奇病」の発作が起きたので、少し寄り道します。
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別名で「馬鹿と煙は高い所に登る」とも言います。

丹沢山地の大山(1,252m)が見えました。この山は遠くからでも良く目立ちます。
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奥多摩も見えました。中心の尖った山は大岳山(1,266m)ですね。この山もまた、遠くからでも分かり易い。
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この観覧車にジェットコースターらしきものは、よみうりランドのものです。
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これは東京スタジアムですね。正式には味の素スタジアムと言うんでしたっけか。スポーツ観戦にはまったく関心がない人間なので、中へ入ったことはありません。
味の素スタジアム

調布飛行場の管制塔が見えました。ここでふと、せっかくだから飛行機でも見て行こうかと言う思い付きが頭をよぎりました。どうせ始めから目的もなにもない散歩であることですし。
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そうと決まれば、目的地を調布飛行場に変更します。
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それにしても野川は大人気ですね。こんなに人が大勢いるところを見たのは初めてです。それでも、密にはならない程度の間隔は自然に取られている感じです。
野川で遊ぶ子供

調布飛行場のすぐ近くの野川沿いに、三鷹の水車しんぐるまがあります。飾りの伊達水車ではなく、昔ほんとに実用されていたものなのだそうです。
三鷹の水車 しんぐるま

回っている水車を見かけたら、スローシャッターで撮影すると面白い画が撮れます。
スローシャッターで撮影した三鷹の水車しんぐるま
三脚は無いので、手持ちスローシャッタの限界に挑戦します。ちなみにこれはシャッター速度0.4秒です。

湧水マニアなので、水源がどこなのかが気になります。この井戸、ハケの崖地があるのとは反対側にあるんですよね。どこから来ている水なのでしょうか。
三鷹の水車しんぐるまの湧水
見たところサイフォン井戸っぽいので、はけの湧水を野川対岸から川底を潜らせているのでしょうか。

どこから見た姿が一番カッコ良いか、いろいろ試してみた図。
三鷹の水車しんぐるま

3.調布飛行場で飛行機を見物する

武蔵野の森公園へとやって来ました。この公園は調布飛行場を取り囲むようにして存在しています。と言うよりは、そもそもかつては飛行場の一部だった場所が公園になっています。
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太平洋戦争中、この調布飛行場には陸軍の首都防空隊が駐留していました。公園内には当時の掩体壕(えんたいごう)の跡が残されています。
武蔵野の森公園の掩体壕

掩体壕と言うのは、こんな風に飛行機を隠すための場所です。使用機材は三式戦だった模様。
武蔵野の森公園 掩体壕の模型
三式戦と言うと、航空機の出来の良し悪しと言うのは、8割方はエンジンで決まってしまうと言う事実を如実に示してしまった悲運の飛行機ですな。

つまりは、駄目エンジンを当てがわれてしまった駄目飛行機だった訳ですが。エンジンを乗せ換えただけの五式戦が傑作機扱いされている所がまた、哀愁を誘います。

飛行場の滑走路を見渡せる丘までやって来ました。
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丘に上がると、滑走路の全容が見渡せました。運航スケジュールを確認したところ、今からちょうど10分後に着陸予定の便があるようなので、それを待つことにしました。
調布飛行場の滑走路

小型のレシプロ機が何機か並んでいるのが見えます。そもそもこの調布飛行場には、大型機が離着陸できるような長さの滑走路はありません。
調布飛行場の滑走路

飛行場のすぐ脇には味の素スタジアム。このスタジアムもまた、かつては調布飛行場の一部だった土地に立っています。
調布飛行場から見た味の素スタジアム

待つこと10分。時間通りピッタリに飛来しました。
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新中央航空のドルニエ 228です。運行表によると、この便は伊豆諸島の神津島から飛来しています。
新中央航空のドルニエ228

このドルニエ 228は、日本国内では新中央航空でしか運用されていません。ここ調布飛行場と伊豆諸島の空港でしか目にすることの出来ない、レアな機体です。
調布飛行場に着陸するドルニエ228
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滑り込むように鮮やかに着陸しました。
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そのままターミナルへと移動して行きます。
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飛行機も見れたことだし、飛行場をグルっと一周したらそろそろ撤収に移りましょうかね。
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自宅からここまで、結局は2時間以上も歩きまわってしまいました。ちょっとご近所を散歩とは一体なんであったのか。

水上で鳥が激しく戦いを繰り広げていました。縄張り争いですかね。
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湧水マニアなので、水源がどこなのかが気になります。
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そうこうしているうちに、もう1機下りて来ました。今度は新島からの便です。
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せっかくなので、着陸ではなく離陸するところも見ようと、少し待機することにしました。
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滑走路に入ってきたこの機体はアジア航測のセスナ208です。旅客機ではなく、航空測量を行う機体のようです。
調布飛行場を離陸するセスナ208

驚くほど短い滑走距離で、軽やかに飛び立って行きました。
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さあ、飛行場の周囲を一回りしたら帰りましょう。
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滑走路の脇がちょっとしたポピー畑になっていました。今がちょうど見頃ですね。
調布飛行場のシャーレ―ポピー

路肩は雑草の花が満開です。これは雀の袴かな。
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バラのような何か。と言うか、恐らくバラです。
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その後再び2時間近くをかけて、帰宅の途につきました。
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当所もなしに何となく出かけたご近所散歩は、もはやご近所とは言えない場所まで出向い挙句に、何故か飛行機を見物をして終わりました。飛行機を見るだけならば、羽田まで出向かずとも調布でも見れます。ご近所にお住まいの方には散歩の行き先としておススメです。
従来、散歩と言うのは特に目的地もなしに歩くものなのだから、こんなもので良いのだと思います。久しぶりに沢山歩けたのには満足ですが、やはり山が恋しいと言ううのが本音です。
大手を振って山へ出かけられる日が戻って来るのを願ってやみません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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