多摩よこやまの道 台風一過秋晴れの多摩丘陵を駆ける

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東京都稲城市、多摩市、町田市と神奈川県の川崎市の境界にまたがる、多摩よこやまの道を歩いて来ました。
多摩丘陵の尾根筋に沿って整備された遊歩道です。行程の大くが住宅地の中や公園の敷地内を通る道ですが、所々に眺望の開けた場所が存在し、そこからは丹沢や奥多摩の山並みをを望むことが出来ます。
台風一過の素晴らしき晴れ空のもと、多摩丘陵を足早にめぐって来ました。

2019年10月13日に旅す。


時は日本列島に壊滅的な被害を与えた台風19号が去った翌日のこと。窓から空を見上げると、そこには台風一過の素晴らしい秋晴れの空が広がっていました。

これは是非とも山へ行きたい。しかしながら、未曽有の超大型台風が関東地方におよぼした被害は、想像を越えたものでありました。
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山へ行きたくとも、まずそもそも電車が動いておりません。もっとも、台風直後の山は地盤も緩み落石等が発生しやすい不安定な状態にあるので、仮に行けたとしても山登りは止めておいた方が無難ではあります。

どこぞ電車の動いている範囲内に、この素晴らしき秋晴れの空を存分に満喫することの出来る散歩道でもないものか。そこで不意に、多摩よこやまの道があるじゃないかと思い至った次第です。。
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多摩よこやまの道は多摩丘陵の尾根上に整備された、全長およそ10kmほどの遊歩道です。ほぼ全域が東京都と神奈川県の境界となっており、市街地のすぐ脇であるため、仮に途中で寸断されていたとしても容易にエスケープすることができます。

よって今回は、写真多め言葉少なめでさらっとお送りしようかと思います。

思い立って行動を開始したのが正午過ぎであったため、少ばかり急がないとコースタイム的に日没に間に合わない状態での訪問となりました。
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いざ足早に、多摩丘陵を駆け抜けます。

コース
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京王線若葉台駅近くにある丘の上広場から、ゴールの長池公園までの全工程を歩きます。長池公園からは京王堀之内駅へ歩いて戻ります。

なにしろスタートしたのが14時過ぎだったので、なにも全行程を歩かずとも良かったのですが、引き上げ時を見いだせずにズルズルと結局最後まで歩いてしまいました。

ついカッとなってやった。後悔はしていない。

1.多摩よこやまの道 アプローチ編 若葉台駅からスタート地点の見晴らしの丘へ

14時 京王線 若葉台駅
都内の鉄道の運行状況を眺めつつ、出かけようかじっとしていようかとウダウダ悩んでいたら、こんな時間になってしまいました。
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前回よこやまの道を訪問した際は、全踏破するのに6時間10分を要しています。ただしこれは、途中で雑草の花の撮影に勤しんだり道に迷ったりした結果であり、脇目も振れず一直線に歩けばずっと短縮できることでしょう。

いずれにせよ、日没時間まであと3時間と少々しかありません。少しばかり先を急ぐ必要があります。

もう京王線にこの黄色いノボリが掲げられる季節になりましたか。久しぶりにスタンプ集めでもしてみましょうかね。
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高尾・陣馬スタンプハイクは2019年からスタンプの設置場所が変わり、城山の登山口にある富士見茶屋が外れたたことにより、一日でも集めやすくなったようですね。

驚愕の新事実が発覚しました。実は若葉台は山梨だったのです。←違います。
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上空には素晴らしき秋晴れの空が広がっています。もっと早くに行動を開始する決断していればと、悔やまれるようなお天気です。
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若葉台には京王線の車庫があります。酔っぱらって終電で寝過ごしてしまい、真夜中にここで降ろされたと言う経験のある人もいるのではないでしょうか。
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よこやまの道の入り口がある、丘の上広場に向かって坂を登って行きます。脇にはまるで城塞の様なマンションが林立しています。
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道なりに進んでもたどり着けますが、途中でこの脇道に入った方が短縮できます。
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木漏れ日が気持ち良い名もなき遊歩道を進みます。
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すでにかなり陽が西に傾いているのが少々気になる所です。「本当に今から最後まで歩くの?」と言う言う自問自答がしきりに頭の中に沸いては消えます。

ススキの穂が育ちつつありました。もうすっかり秋ですねえ。
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西日を浴びで金色に輝く猫じゃらし。風でバタついて、全然狙っている所にピントがあっておりませなんだ。
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多摩よこやまの道は、そのほぼ全域が東京都と神奈川県の県境となっています。横を向くと、すぐそこは神奈川県です。
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よこやまの道は、尾根の最も高い地点にそってつけられています。よって、若葉台駅から坂の上を目指し続ければ、自然と辿り着きます。
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14時20分 よこやまの道の入り口まで登って来ました。
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2.東京近郊の山を一望する好展望地、防人の見返りの峠

では張り切ってお散歩をスタートしましょう。お散歩と言いつつも、あまり時間も無いので少々急ぐ必要がありますがね。
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早速前方に、奥多摩の山並みが見えました。素晴らしいまでの空気の澄み具合です。見よや、これが多摩丘陵の本気だ。
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お楽しみの山座同定は、この先にある好展望地の防人見返りの峠でじっくりと行う事にしましょう。何はともあれ、とにかく今は前進です。すこし駆け足気味に行きます。
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時間が時間だけに、まったく人の姿が見当りません。よこやまの道を貸し切りです。
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はるひ野駅付近で、小田急線の上を通り越します。小田急多摩線は、特に運休や遅延などは発生していないようですね。
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道の本当にすぐ傍らに、市街地が広がっています。
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強そうな働く車が大量に停まっていました。台風19号により生じた瓦礫の撤去などで需要がひっ迫していそうなものですが、今日は休業中なのでしょうか。
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逆光の中を進みます。南西方向に向かっているため、この後も基本的に最後までずっと逆光です。
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尾根の途中に、川崎市の最高峰である諏訪ヶ岳があります。標高は144メートルです。
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ほどなく前方に、視界の開けた場所が絶景の予感がする場所が見えてきました。
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前方に広がる大パノラマ。東京近郊の山が軒並みそろい踏みです。見よや、これが多摩丘陵の本気だ。(2度目)
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ここが多摩よこやまの道きっての好展望地である、防人見返りの峠です。コースマップ上では展望広場と呼ばれています。
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14時50分 防人(さきもり)見返りの峠に到着しました。脇目もくれず真っすぐに歩いて来れば、若葉台駅からは1時間未満で辿り着ける言うことが判明しました。
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峠の様子
展望広場と言う名の通りの、木が刈り払われて大きく視界の開けた好展望地となっています。
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それでは早速、先ほどはおあずけした山座同定をはじめましょうか。
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視界の左端から順に見ていきましょう。これは神奈川県の丹沢山地です。空気の澄んだ冬晴れの日であれば、都心部からでも割とよく見える山並です。
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端にあるこの一番目立つ独立峰のごとき山は大山(おおやま)です。ケーブルカーを使えば比較的楽に登れるため、初心者向きの山として人気です。
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大山の隣に居並ぶのは、丹沢主脈の山並みです。富士山は雲に隠れてしまって見えませんでした。
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さらに右へと目を向けると、中央本線沿線に連なる山梨方面山が並びます。
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そしてこちらが奥多摩方面です。こうして見ると、奥多摩も意外と近いものですな。
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素晴らしい眺望にすっかり満足してしまい、今日はもうこのまま、ここから夕焼けを眺めてから帰ろうかと言う気分になってしまいました。

 

3.尾根幹線と並行して延々と続く散歩道

15時 後ろ髪をひかれつつも、行動を再開します。後ろなんてないけどな!
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日没までは残すところあと2時間と少々です。さあ果たして、ゴールの長池公園まで歩き切ることは出来るのでしょうか。

振り返って見た防人見返りの峠は、すっかり西日に照らされていました。さあ、急ごう。
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台風の爪痕なのか、この付近には地面にやたらと小枝が散乱していました。
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ここで一旦、車道に出ます。この先も幾度となく、横切る別の道によってコースは寸断されます。道標はあるので、違う道に迷い込んでしまわないよう、よく周囲を見て歩きましょう。
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国士舘大学多摩キャンパスの只中を突っ切るようにして道が続いています。台風翌日だと言うのに、練習に勤しむ運動部員たちの喧騒が、周囲にとどろいていました。
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薄暗い道に差し込む木漏れ日が心地よい。
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遊歩道が完全に途切れて、町の中に飛び出しました。ここからはしばし、舗装道路を歩きます。
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鎌倉街道の切通に向かって、一度大きく下ります。
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下り切った所で、陸橋で鎌倉街道の上を横断します。
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ここから再び登り返しです。意外とアップダウンがあります。
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多摩丘陵の県境のラインに沿うようにして、南多摩尾根幹線と呼ばれる道路が続いています。よこやまの道は、ほぼ全域でこの道と並走しており、こうして所々で合流します。
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台風でかなり散ってしまったものの、ほのかに紅葉の色づきが始まりつつありました。
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ここからルートは一本杉公園牡敷地内に入ります。
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薄っすらと黄色く色好き始めた広葉樹が実に美しい。もう1~2週間もすれば素晴らしい色付き具合となる事でしょう。
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公園内の池は特に茶色く濁るという事もなく、透明な水を湛えていました。
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タイヤモンド木漏日。
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公園内には18世紀頃の古民家が展示公開されています。この日は台風対策なのか休業中でした。
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どう見ても普段は池でないところに水が溜まっていました。もともと水はけは余り良くはなさそうな場所ですが。
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とりあえずは、一本杉双子池と命名しておく。
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ここで再び、公園内を突っ切る尾根幹線と合流します。しばしの間、車の喧騒と共に進みます。
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しばらく行ったところで、道路と袂を分かって横道へと分け入ります。
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この付近は少々ルートが分かりにくいですが、必ず案内はあるので良く周囲を観察しましょう。
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丘陵の頂上部付近にまで住宅地が迫ってきており、よこやまの道はの法面の上へと追いやられていました。
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ここで再び、前方に絶景の予感です。
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土手の上から眺望が開けました。見よや、これが多摩丘陵の本気だ。(3度目)
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左手に見えている白い煙突は、唐木田にあるゴミ焼却場です。日没時間が近づきつつあるし、今日は唐木田までで終了かな。などとぼんやり考えつつ、しばし絶景に見入りました。

快適な法面上ウォークがしばし続いたのち、またもや道路の横断により道が寸断されます。
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ここにもしっかりと案内が存在するので、その導きに従えば問題ありません。
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道路を横断した後、また尾根の上へと登ります。
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住宅地沿いの稜線歩き(?)を楽しみます。ニュータウンが造成される以前の景色と言うのが、どんなだったのか見てみたかったな。
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先ほどよりもずっと近くなった大山の姿が良く見えました。
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これは方角からして箱根かな。左の方にピョコっと飛び出した突起が見えるので、おそらくはそれが金時山です。
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陽がかなり傾いて来ました。日没ゲームセットまでの残り時間は、もうあと1時間を切ってしまっていそうでうす。
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ここでまたもや尾根幹線と合流します。この付近には顕著な尾根筋は見当たらず、比較的平坦な丘陵地が続きます。
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こんな立派なトイレまで設置されていました。ずいぶんとお金をかけて整備しておりますねえ。
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尾根幹線の脇を延々と進みます。この道の交通量は結構多めで、絶えることのない車の喧騒が辺りに響きます。
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夕日に照らされたススキが実に美しい。朝夕のごく限られた時間帯にしか目にすることの出来ない光景が、目の前で繰り広げられます。
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こちらはまるで古代の神殿のようだと評判の、多摩市の市営プールであるアクアブルー多摩です。丘の上にそびえ立つその姿は、まるでモンテカッシーノのようです。
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ここから遊歩道が復活し、またもや高度を上げ始めます。
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日陰の部分はもうすっかり薄暗くなっていました。街灯は無いので、夕方に歩くのであればライトを持参しましょう。
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遠くからずっと見えていたゴミ焼却場のすぐ傍らに、ガスタンクがあります。
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ゴミ焼却場の隣に、唐木田駅の車庫があります。
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さあここでファイナルアンサーです。唐木田までで切り上げるのであれが右へ。ゴールの長池公園まで歩き切るのであらば左です。
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現在時刻は16時45分。日没までは残すところあと20分と少々と言ったところです。さあ、どうしてくれようか。

このまま行っちゃえー、とばかりに行動を続行します。
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一応ライトは用意してあるし、それに何とかギリギリ黄昏時の明かりが尽きる前にはゴールできそうなペースだったので。

今までは分岐地点に必ず親切丁寧な道標があったのに、ここには何故かありません。唐木田までで切り上げてしまう人が大多数で、この先はマイナールート扱いなのでしょうか。
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ちなみに、ここは左へ進むのがが正解です。

次の分岐を右です。ここにも道標はありません。
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この土手を登りきると、好展望スポットがあります。
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ここがその展望地です。コースマップを見る限りでは、この場所に特に名称は存在しないようです。
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正面の彼方に見えているのは、秩父の山並みです。
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ゴールまではもうあと一息です。急速に薄暗くなりつつある道を足早に駆けます。
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この給水塔が現れたところで、遊歩道は終わりです。ここから長池公園までは、舗装道路歩きとなります。
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尾根幹線の上を跨ぐ陸橋を渡り、長池後編へと向かいます。
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この道には街灯が存在せず、昼間であっても薄暗くてヤな感じのする場所です。写真には明るく写ってしまっていますが、実際は足もとも良く見えないような薄暗さでした。
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17時20分 長池公園に到着です。結局またもや、多摩よこやまの道を完歩してしまいました。
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4.オレンジ色の街灯に照らられたせせらぎ緑道

公園内には街灯らしきものが並んでいますが、何故か点灯はしていません。節電のためでしょうかね。
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やがて築池(つくいけ)が見えてました。水面のリフレクションが素晴らしい。
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そしてこちらが、長池公園のランドマークとでもいうべき姿池と見附橋です。
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ライトアップされてたりしないだろうかと実は少し期待していたのですが、街灯があるだけで特にそのような設備は備えていませんでした。
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シンクホール的な何かに、水が吸い込まれていました。なにこれ怖い。
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この見附橋は、もともとはJR四ツ谷駅の上に架かっていた橋です。架け替えの際に、バラしてここに移築したそうです。
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橋の袂にはやたらと豪華な教会がありました。見るからにお金がありそうだから、たぶんカトリック教会だと思います。
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私は特に宗教に造詣が深いわけでもないので、キリスト教の教会についてはだいたいこんな感じに識別しています。

教会が立派な建物でお金を持っていそう=カトリック
教会がボロい建物でお金がなさそう=ルーテル派(プロテスタント)
教会にキランキランのモザイク画がある=正教会

振り返って見た見附橋。水面に見事な逆さ見附橋が映っていました。
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ここからはせせらぎ緑道と呼ばれる歩道を通って、京王堀之内駅へと向かいます。一応街灯があることにはあるのですが、かなり薄暗いので、ライトはあったと方が良いと思います。
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街灯が何故かオレンジ色です。多摩ミュータウンでは今、オレンジ色のライトが流行っているのでしょうか。
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いつしか頭上に、真ん丸のお月様が出ていました。
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ライトアップされたせせらぎ緑道は、なかなかどうしてよい雰囲気です。夜に歩くと言うのも悪くは無いのかもしれません。
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18時15分 京王堀之内駅に到着しました。何故か妙に疲労を感じておりましたが、よくよく考えてみると、一度も腰を下ろして休憩をしていませんでした。そりゃ疲れもしますね。
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直後にやってきた電車に乗り込み、帰宅の途につきました。
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せっかくの晴天を無駄にしたくないないと言う一心で再訪したよこやまの道でしたが、防人見返りの峠からの眺望は期待以上の光景でした。この道へは、空気が澄んでいて遠くまでよく見える、秋から冬にかけて訪問するのが一番良いのかもしれません。
途中で道に迷わずに延々歩き続ければ、大体4時間ほどで完歩することが可能だという事が今回判明しました。正午12時くらいのスタートであれば、無理なく日没前にゴールできると思います。
晴天の日に時間が空いた際などに、多摩丘陵へふらっと散歩に繰り出してみてはいかがでしょうか。

<コースタイム>
若葉台駅(14:00)-丘の上広場(14:20)-防人見返りの峠(14:50~15:00)-一本杉公園(15:35)-中坂公園(16:00)-唐木田ガスタンク(16:40)-長池公園(17:20)-京王堀之内駅(18:15)

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

コメント

  1. のぶ より:

    オオツキさん、こんにちは。台風の後どちらへ登られるのかと思ってましたが、うちの近所でしたね。ちなみに長池見附橋脇のカトリック教会は、「丘の上のティアラガーデンズ」という結婚式場です。ではまた。

  2. オオツキ より:

    >>1
    のぶ様
    コメントをありがとうございます。
    やはりカトリック教会でしたか。何となくそうだろうと思っておりました。