六甲山 名水を育む花崗岩の山と1000万ドルの夜景

芦谷川駅付近から見た六甲山
兵庫県神戸市にある六甲山(ろっこうさん)に登りました。
大阪平野と大阪湾を広く見下ろすことの出来る、近畿地方を代表する山です。六甲山系は東西に連なる山脈で、尾根上まで車道が通じており、山上は観光地として広く開発されています。六甲山系に属する摩耶山にある展望台は、夜景スポットとして広く知られた存在で、1000万ドルの夜景と称されています。
山頂からの絶景と夜景を求めて、麓から直接歩いて登って来ました。

2020年11月26日に旅す。

前日の比叡山と京都観光から引き続き、今回は近畿遠征二日目の記録です。神戸市の背後に連なる六甲山に登って来ました。

生まれも育ちも現住所も関東地方である私にとって、六甲山はこれまでまったく縁もゆかりもない場所でした。六甲山と聞いて想起するものと言えば、ミネラルウォーター「六甲のおいしい水」か、もしくば阪神タイガースの球団歌くらいなものです。

広義に六甲山と称される六甲山系は、全長30kmにも及ぶ東西に長い山脈です。標高こそ1,000メートルに満たない低山ですが、大阪湾のすぐ近くから屹立しているため、広く周囲を見晴らすことが出来ます。
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六甲山は観光地としての色合いが非常に強い山です。兵庫県道16号明石神戸宝塚線が、山脈の尾根をなぞるそうにして通じており、車で山頂のすぐ下まで登れてしまいます。
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また、ケーブルカーからロープウェイまで完備しており、車が無くとも公共交通機関だけで手軽に登れます。山上は多くの観光客で賑わっており、山登りの格好をしている人間はむしろ少数派でありました。

そんな六甲山ですが、麓から歩いて登る登山ルートもしっかりと存在します。今回は数多く存在する六甲山の登山ルートの中でも特に人気の高い、ロックガーデンコースを歩いて来ました。
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海際から屹立している山であるため、標高差はそれなりにあります。また奥行きの懐も広く、小刻みにアップダウンを繰り返すなかなかの険路となっています。

登頂後は、山上バスを利用して夜景スポットとして名高い摩耶山へと移動します。大阪平野を見下ろす絶景と、名高き1000万ドルの夜景を満喫した、遠征二日目の記録です。
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コース
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芦屋川駅からスタートし、ロックガーデンコースを経て六甲山最高峰へ。その後は尾根上を歩き、山上バスの発着する六甲ガーデンテラスまで移動します。

海際近くの駅から山頂までを登り上げる、骨太なコースです。

1.六甲山登山 アプローチ編 前日の宿泊地から、六高山の懐芦屋川へ

JR岸辺駅前よりお早うございます。前日に一日中歩き回った疲れもあってかなかなか目が覚めず、本日は8時を回ってからのゆったりとした行動開始です。
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目の前の岸辺駅からJRに乗っても良かったのですが、少し歩いたところに阪急線の正雀駅(しょうじゃくえき)があるのでそちらへ向かいます。
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これから目指す芦屋川駅は阪急線の駅であるため、正雀駅から乗車した方が乗り換えが少なくて済むからです。

岸辺駅から徒歩5分少々で正雀駅へとやって来ました。特に案内等はありませんでしたが、乗り換え可能駅であると考えて差し支えの無い距離感です。
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駅近くのコンビニで、昼食と飲み物を調達しました。本当にどうでもいいことですが、関西のコンビニにも納豆巻はしっかりと置いありました。

前日に京都市内を走る京阪線に乗った時にも感じましたが、到着の案内があってから電車が入線して来るまでの間隔が、関東の鉄道よりも明らかに短いです。
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扉の開閉タイミングも早く「早く降りろ、早く乗れ」という無言のプレッシャーをひしひしと感じます。いったい何をそんなに急いでいるのか・・・

9時3分 芦谷川駅に到着しました。今の所空は雲一つない快晴ですが、残念ながら予報によればこの快晴は、午前中の間だけとのことです。
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駅前にある小さな広場には、山登りの格好をした人の姿が多くありました。これから歩こうとしているロックガーデンコースは、ロープウェイやケーブルカーを使わずに六甲山へ登るルートの中では一番人気であるとのことです。
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駅前にある橋の上から、目指す六甲山の姿が良く見えました。もっとも、今見えているのは前衛部で、ここから山頂は見えません。
芦谷川駅付近から見た六甲山
六甲山は東西に長い山ですが、南北の懐も深く、山頂へ至る横への移動距離はかなりのものです。決して容易な山ではなく、低山だと思って侮ると痛い目を見ることになります。

橋の下を流れるのはその名も芦屋川です。六甲山を水源としています。つまり今流れているこの水はすべて、六甲の美味しい水であるという事ですな
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2.芦屋の高級住宅地を抜けて、高座の滝を目指す

身支度を整えて、9時15分に行動開始です。まずは川沿いの道を道なりに進みます。
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程なく道標が現れるので、その導きに従います。六甲山の名はどこに書かれていませんが、高座の滝と言うのが登山口になります。
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この芦屋の一帯は山がすぐ海際まで迫ってきている地形となっており、最初から結構な急勾配の坂道です。
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なお芦屋は、昔から高級住宅地として名高い場所です。東京で言うところの田園調布ポジションと言ったところでしょうか。沿道には車庫に高級外車の停まった豪邸がズラリと立ち並んでいました。
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結構な距離を登ったところで、ようやく住宅地が切れて山間部へと足を踏み入れます。
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舗装道路歩きがしばしの間続きます。前にも後にも途切れることの無い人波が続いており、六甲山の人気のほどが伺えます。
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ロックガーデンの入り口まで登って来ました。茶屋が営業しており、完全に観光地の装いです。
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六甲山にケーブルカー等を使わずに下から直接歩いて登ろうと言う人は、どちらかと言えば少数派なのかと思っていましたが、そんなことは無かったようですね。

宿泊施設らしき建物もあります。もっとひっそりとした場所を思い浮べていたので、これだけ賑わっているのは予想外でした。
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自動販売機もあり、下界と変わらないお値段です。水の携行量に不安のある人は、ここで補充して行くと良いでしょう。
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9時40分 高座の滝に到着しました。ここがロックガーデンコースの登山口となります。
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こちらが高座の滝(こうざのたき)です。落差は10メートルで、昔は水行場にもなっていたそうです。
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3.白亜の花崗岩が連なるロックガーデンコース

ここからようやく登山道が始まります。登り始めから言いなりの、急な岩場の登りです。
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登山道には人一人分の横幅しかなく、渋滞が発生していました。こういう時には焦ってもしょうがありません。気長に行きましょう。
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ロックガーデンと言う名称の通りに、岩場が現れました。この白く輝く岩は、一目でそれとわかる花崗岩です。
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花崗岩の山は水をろ過する作用が強く、名水と呼ばれる水の源となっている山の多くは花崗岩でできた山です。「六甲のおいしい水」もまた、花崗岩に磨かれた水であるという事ですな。

背後の眺望が少しだけ開けて、大阪湾が見えました。本当にすぐ海際から屹立している山であるのが、よくわかる光景です。
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クサリ場が現れましたが、特段難しくはありません。鎖がなくても登れそうな岩場です。
六甲山のクサリ場

岩の尾根歩きが続きます。眺めも良く純粋に歩いていて楽しい道です。麓から直接登るルートの中では一番人気だと言うのにも納得です。
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下からも良く見えていた、送電鉄塔のある高さまで登って来ました。
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こと低山歩きにおいては、鉄塔のあるところに好展望ありです。という事で展望が開けました。大阪平野を一望です。
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ここからでも十分すぎるほどに素晴らしい夜景を拝めそうです。何も摩耶山まで行かずとも、もうここからで良いのではと言う気分になってくるほどです。

鉄塔下の眺望スポットから程なく、大勢の人の話し声のする開けた場所へと辿り着きました。
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10時35分 風吹岩に到着です。ロックガーデンコースにおける、最初のチェックポイントと言った所です。
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この岩が風吹岩なのかな。実に大勢の人が所狭しと休息を取っていました。
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せっかくなので岩の上に登ってみましたが、特に眺めが良いと言う事もありません。ただの休憩向きなスポットと考えたほうが良さそうです。
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少し小腹もすいて来たので、私もここでザックを落として小休止しました。

岩の周囲には、野良猫が沢山いました。登山者に餌付けされて暮らしているのかな。これだけ多くの登山者がいれば、確かに食うには困らなそうではありますが。
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4.六甲山登山 登頂編 幾多のアップダウンを経て六甲山最高峰へ

10時50分 行動を再開します。風吹岩を過ぎると岩場の急登は終わり、しばしの間緩やかな道となります。
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途中に横池なる場所への分岐があります。大した往復距離ではないようなので、立ち寄って行きましょう。
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分岐からは5分とかからずにたどり着きました。言ってはなんですが、まあただの雨水だまりですかね。だいぶ干上がっていたので、季節によってはもっと大きな池なのかもしれません。
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横池分岐を過ぎると、道は下りとなります。せっかく稼いだ位置エネルギーが無駄に費やされてしまいますが、道がそうなっている以上は仕方がありません。
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下りきった鞍部の一帯は、周期から水が染み出してきて泥濘状態となっていました。
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ちなみに、この小川の水は汚染されているとの事なので、六甲のおいしい水だとか言って飲んではいけません。ゴルフ場と隣接している場所なので、恐らくは除草剤の影響を受けているものと思われます。

小さなゲートを開けて通行します。これは鹿よけのための柵ではなく、登山道がゴルフ場の敷地を横断しているため、その境界を示しているものです。
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という事で、ゴルフコースの只中を突っ切ります。
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再び小さなゲートを通って敷地外へ抜けます。この看板に書かれた「危険です」という言い回しは、かなり分厚いオブラードに包まれた表現で、実際に言わんとしていることは恐らく「邪魔だから入ってくんな」でしょうな。
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ゴルフ場を過ぎると、道は再び登りに転じました。
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僅かですが、紅葉の名残がありました。
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11時40分 雨ヶ峠まで登って来ました。ここから東おたふく山というユニークな名前のピークに向かう道もあるようですが、六甲最高峰へ向かう道からは外れてしまうので割愛します。
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峠と名乗っている以上、その後に来るのは当然下りです。なかなか登ったり下りたりが激しい山ですな。
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ここで前方の視界が大きく開けました。一度目の前の谷底へと下り、そこから再び稜線へと登り返す必要があるようです。これは思った以上に懐の深い山ですぞ。
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登り返しの事を思うと気乗りしませんが、道がそうなっている以上は従うほかありません。谷底へと下ります。
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下りきったところで沢を渡します。橋はかかっていませんが、飛び石伝いに渡れます。
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続いて分岐が現れますが、ここはどちらへ進んでも行き先は同じです。お好きな方へどうぞ。
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上からも見えたいた、巨大な砂防ダムの脇を通過します。六甲山は市街地のすぐ背後に立つ山だけに、そこを流れる沢には厳重な治水的処置が加えられています。
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ダムの上流で再び本流を渡渉します。この先から七曲がりと呼ばれる急登が始まるからなのか、ここで休憩を取るの人の姿が多く見られました。
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この七曲が、山頂へ至る最後の急登となります。いっちょう気合を入れて行きましょう。
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妙に長かった道のりも、ようやく終わりが見えてきました。左上の頭上に見えているアンテナ塔があるのが、六甲山の最高地点です。
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最後の登りを喘ぎつつ登りきると、唐突に多くの人で賑わう場所へと飛び出しました。
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六甲山の尾根上を通る県道まで登ってきました。そして御覧の通り、実はここまで車で上がって来ることも出来ます。まあ、最初からそれは知っていましたがね。
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山頂直下最後の登りです。ビクトリーロードを一気に駆け上がると言いたいところですが、七曲がりの登りに若干な打ちのめされ気味の私は、グロッキーになりつつ牛歩で登ります。
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ここまで来て一気に展望が開けました。おお、これは素晴らしい。何も摩耶山まで行かずとも、もうここからで良いのではと言う気分になってくるほどです。(2度目)
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このビルが密集している一帯が大阪の中心でしょうか。もっと大阪湾の目の前にあるものだと勝手に思っていましたが、割と内陸寄りにあるんですね。
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山頂には巨大な電波塔が立っていました。確かにここからであれば、隅々にまで電波を飛ばせそうですね。
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13時10分 六甲山最高峰に登頂しました。いやはや、とても標高1,000メートル未満の山とは思えないような、歯ごたえのある登りでありましたよ。これほどの奥行きを持つ山だとは思っておりませんでした。
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かなり広々としている空間です。ベンチ等は無いので、ここで休憩するのであらば、レジャーシートの持参を推奨します。
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ここまで全く見えていなかった、北側の展望が開けます。なお、まったくない馴染みのない山域なので、見ている山の名前は一切わかりませぬ。
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そしてこちらが、これから向かう摩耶山方面の尾根です。天気予報の言う通り、朝の青空が嘘の様にどよーんと曇ってしまいましたな。
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空中を行くゴンドラの姿が見えます。六甲山と有馬温泉を結んでいる、六甲山ロープウェイです。神戸側を六甲山の表とするならば、有馬温泉があるのは裏側です。
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5.山上バスが乗り入れる六甲ガーデンテラスを目指す

13時50分 ボチボチ行動を再開しましょう。お次に目指すは、六甲山ロープウェイの山頂駅がある六甲ガーデンテラスです。
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本日の最終ミッションは、夜景の名所として名高い摩耶山の山頂から、1000ドルの夜景と称される光景を眺めることにあります。

現在地の六甲山最高地点から摩耶山までは、ハイキングコースが整備されており、その気になれば歩いて行けないこともありません。しかし相当な距離があるため、今から歩いたのでは下りのロープウェイ最終時間には間に合わなくなります。

最高地点から少し下ると、すぐに県道とぶつかりました。この県道もまた摩耶山までつながっており、六甲ガーデンテラスまで行けば山上を走る路線バスもあります。そんな訳で、今からそのバス停を目指して歩きます。
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振り返ると、六甲山最高地点の頭上に青空が広がっていました。えぇ、今さらですか。できれば私が山頂に居るタイミングで晴れて欲しかったんですがねえ。
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ハイキングコースは、その後も何度か県道を交差しつつ続いています。
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ここで海側の展望が開けました。これはまた気持ちの良い道ですね。
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神戸港には、六甲アイランドとポートアイランドと言う二つの人工島が存在します。今眼下に見えているのは六甲アイランドの方です。
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沖合の彼方に、橋で陸と連結されている島があるのが見えます。これが関空なのかな。
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ちなみに関空に降り立ったことは一度もありません。私は基本的に乗り鉄なので、飛行機での旅はあまり好みではないのよ。

尾根上の移動はほとんど水平移動のようななものなのかと思いきや、意外とアップダウンがあります。今日はもう登るのはお腹いっぱいな気分なんですがねえ。
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この電波塔が林立する場所までやってきたら、登りはようやく終了です。
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ここらの眺めもまた、実に素晴らしい。何も摩耶山まで行かずとも、もうここからで良いのではと言う気分になってくるほどです。(3度目)
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背後を振り返ると、つい先ほどまで居た六甲山最高峰が、いつの間にかすっかりと遠くなっていました。
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海をのぞみながら歩ける、実に気持ちの良いトレイルです。こういう海の見える山は大変好みです。六甲山のことも大いに気に入りました。
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私は丹沢山系を愛してやまない丹沢フリークである自認していますが、もし丹沢から相模湾が一切見えなかったら、恐らく今ほどには丹沢の事を愛してはいなかっただろうと思います。

相模湾の眺めこそが丹沢を丹沢たらしめている重要な要素であり、六甲山と大阪湾の関係もまたそれと同様のものであると思います。

前方に人工物が現れ、人の話が聞こえて来ました。ようやくたどり着いたようです。。
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14時50分 六甲ガーデンテラスに到着しました。到着するなり、あまりの人の多さに面くらいつつ、慌ててマスク取り出し装着しました。
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何故か西洋風の城があったり。うーん、観光地っすなー。六甲山最高峰までの道程が割と骨太な登山であっただけに、この観光地エリアとのギャップが激しすぎます。
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6.山上バスで1000万ドル夜景スポットの摩耶山へ

という事で山上バスの停留所までやって来ました。ここからは、バスを使って一気にワープします。
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なお、ここから摩耶山まで直通してくれるバスは存在しません。まずは一度、六甲ケーブルの山上駅へ移動します。

15時30分 六甲ケーブル山上駅に到着しました。交通系ICカードには対応していなかったので、小銭を用意しておきましょう。六甲ガーデンテラスからの運賃は260円です。
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ここで摩耶山行きのバスに乗り換えです。少しばかり待ち時間があるので、しばし景色を眺めて過ごします。

眼下には神戸の街並みが広がります。こうして見ると、神戸と言うのは海と六甲山に挟まれた、かなり狭い空間でしかないのが良くわかります。
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関空の先に見ているのは紀伊半島の山並みです。いつか熊野古道を歩いてみたいと思いつつ、紀伊半島にはまだ一度も足を踏み入れたことがありません。
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程なくやって来た、摩耶山行きのバスに乗り込みます。運行会社が違うらしく、こちらは交通系ICカードに対応していました。・・・わざわざ自販機で千円札を崩しちゃったよ。
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16時13分 摩耶ロープウェイ星の駅に到着しました。このバスと言う偉大なる文明の力を借りて、やけにあっさりと目的地に到着することが出来ました。
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7.摩耶山から望む1000万ドルの夜景~ちょっとインフレ過ぎませんか

摩耶山ロープウェイの山頂駅(星の駅)が、展望台のすぐ脇にあります。帰りはこれに乗ってラクラク下山する予定です。
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夜景を見た後の下りのロープウェイはかなり混雑するので、チケットはあらかじめ確保しておいた方が良いです。下までの運賃は確か900円だったかな。

山頂駅の前はかなり広々とした広場になっており、掬星台(きくせいだい)と言う洒落た名前がつけられています。早速展望スポットへと移動しましょう。
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確かに素晴らしい眺めです。途中で妥協しなくて良かった。。さあ、ミリオンダラーの衝撃に備えよ!
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ずっと100万ドルの夜景だとばかり思っていたら、良く見たら100万ではなく1000万だと称していまいした。ずいぶんとインフレが激しいですね。

こちらが二つある人工島のもう一つ、神戸ポートアイランドです。現役の港であり、かつ観光地でもあります。
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17時を回ったあたりで、ポツポツと街の明かりが灯り始めました。
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完全に暗くなったところで、素晴らしき夜景を見せてくれました。ブラーボゥ―!
摩耶山から見た夜景
1000万ドル分の価値があるかどうかはひとまず脇に置くとして、確かに圧巻の光景です。惜しむらくは、三脚を持ってきてはいないことですかね。先ほどから、気合の手持ち腕力手振れ補正で撮影をしております。

六甲アイランドと神戸ポートアイランドの人工島ツーショットです。
摩耶山から見た夜景

こちらは眼下の神戸市街です。凄まじい密度の光源ですね。
摩耶山から見た夜景

この摩耶山からの光景は、日本三大夜景なるものの一つに数えられています。なお、後の二つは函館と長崎です。
摩耶山から見た夜景
函館山には大昔一度訪れたことがありますが、長崎にはまだ行ったことがありません。これはもう、ミヤマキリシマシーズンにでも九州遠征いっちゃうか。

8.六甲山登山 下山編 摩耶ロープウェイでラクラク下山

17時30分 心行くまで1000万ドルの夜景を堪能しました。ボチボチ撤収に移りましょう。下りのロープウェイには、すでに行列が出来上がっていました。
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この摩耶山ロープウェイは小型のゴンドラで、定員はわずかに29人です。すでに時刻表無視で連続運転していましたが、それでもなかなか行列は捌けません。

結局40分近く待って、ようやく順番が巡って来ました。
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夜間運転という事で、ゴンドラ内の照明は消されています。なかなか良い景色ではあるもの、これだけ暗いと流石にうまく写真は撮れません。
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ロープウェイだけでは麓までは下ってくれず、中間地点の虹の駅でケーブルカーに乗り換えます。
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こちらはさほど待ち時間もなく、スムーズに乗り換え出来ました。
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時刻は間もなく19時になろうと言うところで、ようやく麓の摩耶ケーブル駅へと下ってこれました。この駅はごく普通の住宅地の中にポツンとあるので違和感が凄い。
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JR灘駅行きの坂バスに乗車します。こちらは交通系ICカードには非対応で、駅までの運賃は210円です。
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その後は普通列車で新大阪へ移動します。新大阪から新幹線に乗り込み、帰宅の途に付きました。
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二日間に渡った慌ただしき近畿遠征は、こうして大満足の内に幕を下ろしました。少々行程をギチギチに詰込み過ぎたきらいはありますが、見たいと思っていた光景はすべて一通り回収することが出来ました。この旅の唯一の心残りと言えば、神戸まで行ったのに神戸牛を食べ損なったことくらいでしょうか。完全にタイミングを逸してしまいました。
六甲山は懐の深い山であり、登山ルートは多岐に及びます。地元在住の人にとっては、まさしく近くて良い山の代表格なのではないでしょうか。たった一度の訪問では、その魅力を到底味わい尽くすことなどできません。もう少しゆっくりと時間かけて廻ってみたい山です。

<コースタイム>
芦屋川駅(9:15)-高座の滝(9:40)-風吹岩(10:35~10:50)-雨ヶ峠(11:40)-六甲山(13:10~13:50)-六甲ガーデンテラス(14:50)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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