伊吹山 琵琶湖を見下ろす近畿地方きっての名峰

伊吹山の山頂
滋賀県米原市にある伊吹山(いぶきやま)に登りました。
琵琶湖の傍らに立つ滋賀県の最高峰にして、古くから信仰の対象となってきた霊山です。夏には多くの野草の花が咲き誇り、冬になればスキー場へと早変わりします。近畿地方における山岳リゾートの中心を担う、地域を代表する名峰です。
梅雨空を避けるべく遠路はるばる赴いた山で待ち受けていたのは、前評判に違わぬ素晴らしき花の宝庫と、ガスに巻かれた少々残念な感じのする空模様でした。

2019年7月15日に旅す。

 


さて今回は、一向に梅雨の明ける気配を見せない関東甲信地方に見切りをつけて、近畿地方へと遠征してきました。・・・どうも最近は、このパターンばっかりですね。

行き先は、新幹線で行けば日帰りできそうと言う安直な理由で選んだ滋賀の名峰、伊吹山です。

この山は九合目まで車で上がれるため、30分もあれば登頂で来てしまいます。半ば観光地化されており、言うなれば高尾山と同じカテゴリーの山です。
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今回私は、当然ながら麓の一合目より全行程を歩いて山頂を目指します。

夏の伊吹山は、多種多様な野草が一斉に開花する花シーズンの最盛期です。さほど標高の無い山であるが故に、暑いのだけは避けようがありませんが、伊吹山のベストシーズンの一つであることは間違いありません。
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西から天気は回復すると言う天気予報を信じて、遠路はるばると赴いた私を待っていたのは、山頂部がすっぽりと濃厚な雲に覆われた残念な感じのする伊吹山の姿でした。
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それでも伊吹山は、最後の最後にほんのちょっとだけ微笑んでくれました。
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ガスと猛暑と花々に飾られた、西日本遠征記を送りします。

コース
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伊吹山登山口から山頂を往復します。標高は1,377メートルとさほど高くはない山ですが、登山口の標高も低いため、累計の標高差は1,200メートル近くあります。

低山だと思って侮ると痛い目にあう、なかなか骨太な行程です。

1.伊吹山登山 アプローチ編 新幹線の運転見合わせによる波乱の幕開け

5時51分 JR東京駅
今回の登山はなにしろ遠出です。少しでも登山開始時時刻を早めるべく、始発電車で始動します。
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ところが出発して早々に、品川駅で足止めを食らいました。熱海駅付近で夜間工事が遅れていると言う理由で、東海道新幹線の全線が運転見合わせとなりました。
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緻密に練り上げていた、その後の乗り継ぎの計画が全て水泡に。なんてこったい。

8時36分 名古屋駅に到着しました。
結局、品川駅で1時間近く足止めを食らいました。何の工事をしていたのかは知りませんが、世界最大の輸送密度を持つ東海道新幹線を1時間も止めてしまったら、損害額がとんでもないことになるのでは。。
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遅延による影響で、名古屋駅は混乱の極みにありました。3分に1本のペースで次々と新しいのぞみが入線してきては出発して行きます。
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おかげで、私が乗りたい鈍行のこだまが一向にやって来ません。

ようやく現れたこだまに乗車します。目指すは二駅先の米原駅です。
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車窓から望む山々には、嫌な感じのガスが掛かっております。今はただ、西日本から天気が回復に向かうと言う予報を信じるしかありません。
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9時17分 米原(まいばら)駅に到着しました。
・・・つい今しがた到着の車内アナウンスを聞くまで、「よねはら」と読んでいました。
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一つ言い訳をさせてもらいますと、岩手にルーツを持ち東京生まれの東京育ちな私は、西日本にはまったく地縁が無く地理に疎いんです。

今は米原の読み方のことなど、ひとまずどうでもいいです。そんなことより、乗り換えの時間が2分しかありません。階段を駆け下りて何とか間に合いました。
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9時30分 近江長岡駅に到着しました。
当初の予定よりも1時間以上遅れての到着です。まだ登山が始まってすらいないと言うのに、波乱に満ちた幕開けです。
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駅のホームからは早速、お目当ての伊吹山の姿が・・・見えません。見事に頭に雲を被っておりますな。これが遠方からの客人をもてなす、上方流のぶぶ漬け応接なのか。
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晴れていればこんな風に見えるそうです。山頂部が広々としていそうなシルエットですね。
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駅前から伊吹山登山口行きのバスに乗車します。だいたい1時間に1本の割合で走っています。運賃360円で、交通系ICカードには対応していません。
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10時 伊吹山登山口に到着しました。
バス車内で聞こえてくる周囲の会話は、完全に関西のイントネーションです。だいたい岐阜の大垣あたりが境界だという話を、どこかで聞いたような気がします。
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2.泥にまみれた登山道と山腹のお花畑

入り口からして、いきなり立派な佇まいです。伊吹山は日本武尊にまつわる伝説の残る信仰の山でもあります。
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石灰岩の山である伊吹山には、山腹に大規模な採掘場が存在します。鉱山だったりスキーリゾートだったり観光地だったり霊山だったりと、この山は一人何役をこなしているのでしょうか。

スキーレンタルの看板に凄い違和感を感じますが、伊吹山は何気に豪雪の山であったりします。
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入り口に靴の洗い場があるのが何気に嬉しいポイントです。先へ進めば分かりますが、この山の登山道は基本的に泥んこです。
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入り口で環境協力金300円を納めると、地図付きのパンフレットを貰えます。これには大助かりです。実は地図を持ってきていなかったので。。
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いや、用意しようとはしたのですよ。前日に地元の本屋を何件か回ってみたのですけれど、伊吹山を始めとする関西近畿エリアの山と高原地図はどこにも置いていなかったのです。屋久島は置いてあるに。

しかしよくよく考えてみれば、東京の書店に滋賀県の山の地図を置いても、ほとんど売れはしないでしょうね。

身支度を整えて10時15分に行動開始です。相変わらず天気はピリッとしませんが、張り切って行って見ましょう。
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山頂までの距離は6kmあります。そして標高差がおよそ1,200メートルあるという事なので、おおむね丹沢の大倉尾根と同程度でしょうか。
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登り始めは杉の植林の中をゆるゆると登ります。里に近い山と言うのは、大体どこもこんな感じですな。
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樹木の表面にびっしりと苔生している様子が目につきます。豪雪の山であるという事実からも察せられる通り、ここはもともと湿気の多い場所なのでしょう。
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梅雨の長雨の影響か、足元はチョコレート・ペースト状態です。コケたら悲劇なのでここは慎重に。
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やがて前方に人工物の姿が目に入って来ました。
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10時40分 スキー場のゲレンデまで登って来ました。この場所が一合目になります。
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ここからはしばらく、ゲレンデ脇の登山道を登って行きます。何気に急登で、早くも大粒の汗が流れ出てきました。
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夏のゲレンデは、パラグライダー場として使用されていました。
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インストラクターと思しき人物が、拡声器でやたらと「肩、肩」と連呼しています。というか、むしろそれしか言っていません。やったことが無いので何とも言えませんが、パラグライダーと言うのはそんなに肩の使い方が重要なスポーツなのでしょうか。

やがて頭上に、駅のホームから伊吹山の姿を望んだ時からすでに約束されていた未来、ガスに覆われた山腹が見えて来ました。
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この雑草に覆われた「みはらしや」は、冬には営業しているのでしょうか。
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みはらしやからの眺望はこの通り、素晴らしいものがありました。奥に微かに霞んで海岸線のようなものが見えておりますが、あれが琵琶湖なのでしょうか。
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二合目よりゲレンデ沿いを外れ、森の中へと入って行きます。
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眺望はしばし見納めです。もっとクリアに晴れてくれると嬉しかったのですがねえ。
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相変わらずの、泥まみれの位置を黙々と登って行きます。
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ここで前方に絶景の予感です。親子が見入っている先には何が見えるのでしょうか。
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今度ははっきりと見えました。言わずと知れた日本一大きな湖、琵琶湖です。霞んではいるもの、かろうじて対岸も見えています。
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西日本にまったく地縁のない私にとって、琵琶湖と聞いて真っ先に脳裏に浮かぶのは「鳥人間コンテストの会場」です。

ついに約束されていた未来へと辿り着てしまいました。上がり調子だと言う天気予報に一縷の望みを託し、今はただ前へ得進むしかありません。
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再び広々とした草原状の場所へとやって来ました。ここもゲレンデなのでしょうか。
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ここ三合目には、鹿よけのネット覆われて保護されたお花畑が広がります。
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保護エリア内には散策路が整備されており、見て回ることが出来ます。当然、立ち寄って行きますよ。
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この紫の花は、すっかりお馴染みな高山植物の大定番である、ハクサンフウロです。
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ニッコウキスゲは、まだ大半が咲き始め前の蕾状態でした。
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数輪だけは、フライングで開花を始めていました。
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これはウツボグサです。武士が矢を収容するために用いた靫(うつぼ)と呼ばれる収納具が由来だとの事です。なるほど、さっぱりわからん。
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これはアキノキタムラソウです。わざわざ「秋の」と付いていると言うことは、ナツノキタムラソウも存在するのでしょうか。
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これはクルマバナです。名前の由来はと言うと、真上から覗けばわかります。
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こんな風に、車輪のように見えます。
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これはキバナカラマツバです。ハクサンフウロと並んで、非所に多く目につきました。ちょうど最盛期だったようですね。
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これはテリハノイバラです。その名の通りバラの仲間で、草ではなく樹木です。
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という事で、このお花畑のある地点が三合目です。まだ半分も登っていないと言うのに、少々のんびりしすぎました。
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三合目にトイレがあります。ここ過ぎると、もう山頂までありません。
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3.伊吹山登山 登頂編 ガスに覆われたの急坂を越えて頂きへ

またもやゲレンデと思われる草付の斜面を登って行きます。周囲は変わらずシルキーなガスに覆われたままです。
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登るにつれて、徐々に周囲の植生が変わって来ました。いかにも豪雪の山らしい、雪の重みに負けたかのような生え方をした木の姿が目立ちます。
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やがて開けた場所へと辿り着きました。
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12時20分 5合目に到着です。歩行距離で言うと既に半分を越えていますが、登りがキツくなるのは、むしろここからが本番です。
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・・自動販売機・・・だと。まさか高尾山以外の山中で、こんなものを見かけようとは。
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五合目で森林限界を超えたらしく、周囲に背の高い樹木の姿が見えなくなりました。
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晴れていれば、さぞや素晴らしい眺望が広がるのでしょうね。その分、直射日光にも容赦なく晒されることになるでしょうけれど。

えっちらおっちら登るうちに、立派な石造りの建物がぼんやりと見えて来ました。
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6合目の避難小屋です。厳冬期に吹雪かれても大丈夫なように作られた堅固な建物です。なお、トイレはありせん。
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道はひたすら単調に、ジグザグと九十九折れを繰り返しながら続いています。最も効率的に高度を稼げるけれども、面白味の無い道とも言えます。
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7合目を越えた辺りから、目に見えて道の傾斜度が大きくなって来ました。
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手を使わないと登れないような場所もチラホラと現れます。ちょうど下山のピークの時間にぶつかってしまったらしく、しばしすれ違いが発生します。
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そういう時は、花でも愛でてゆっくり気長に待ちましょう。これは咲き始めのシモツケです。名前も姿も似ていて紛らわしいですが、シモツケソウとシモツケは別物です。
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やがてガスの先に薄っすらと、頂上らしき場所が見えて来ました。
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山頂に向かってラストスパートです。駅にあった写真で見た姿の通り、山頂部は広大な平地状となっていました。
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そして突如としてガスの中から、異様な光景が現れたました。なんだこりゃ、売店だらけではありませんか。
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まるで私が登頂するタイミングを見計らっていたかのように、立ち込めたガスが引き始めました。
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眼下には見事な雲海が広がっていました。この中をずと登っていたわけですな。
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方角的に琵琶湖の姿は見えませんでしたが、僅かに眼下の市街地が見えました。
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13時40分 伊吹山に登頂しました。
三合目のお花畑で空費した時間を差し引いても、なかなかどうして登りごたえのある山でありました。
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山頂に立つ日本武尊の像。確か深田久弥に「日本武尊が気の毒なくらいみっともない出来の像」とか書かれていたような?
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冒頭で少し触れましたが、伊吹山ドライブウェイなる道がこの山の9合目まで通じています。車で簡単に上がってこれる山だけに、山頂は完全に観光地の様相です。この有様では霊山もなにもあったものではありませんな。
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やたらとソフトクリームの看板が目立つので、お勧めなのかと思い買ってみたら、スジャータでした。・・・いやまあ別に、スジャータが駄目だと言っているわけではありませんが。
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これは伊吹山のマスコットのイブちゃんです。鼻だけ見るとブタのようにも見えますが、これは一体何と言う生き物なのでしょうか。
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※白イノシシだそうです。
山頂部の平地にもお花畑が広がっており、散策路が整備されています。

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時期的な問題なのか、見ごろを迎えている花はアザミだけでした。この蝶々は、アザミにの花にとまってもチクチクしないのでしょうか。
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奇跡的にガスが取れてくれた山頂でしたが、それは短期間の出来でした。再びガスが舞い上がり、山頂部を覆い始めました。
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4.伊吹山登山 下山編 入浴をかけた時間との闘い

14時5分 電車遅延で出鼻をくじかれた影響もあってか、だいぶ時間が押してしまいました。僅かな滞在時間で山頂を辞去し、下山を開始します。
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相変わらずガスの中の登山道を足早に駆け下ります。
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本日は何が何でも、2時間以内に下山を完了する必要があります。と言うのも、帰路の途中にあるジョイ伊吹と言う日帰り入浴施設に立ち寄るためには、最終便の一本前のバスに間に合う必要があるからです。

14時50分に五合目を通過します。ここまでは極めて順調なペースです。
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3合目は付近も、登った時と変わらずのガスの中です。
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2合目まで下りてきて、初めて視界が開けました。ガスの状況は朝の時点から全く変化していません。まるでこのガスには粘着性があり、それが伊吹山の山頂部にへばり付いているかのようです。
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その後も、脇目も触れずに黙々と下り続けました。なるほど確かに、下山の辛さもバカ尾根級でした。
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洗い場で素早く靴の泥を洗い落とし、何とか最終便の1本前の16時5分のバスに間に合うことが出来ました。
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という事で、帰路の途中にあるジョイ伊吹で下車します。ここの浴場は温泉ではありませんが、薬草湯で有名な風呂です。
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建物の裏手を見ると、伊吹山が目の前にありました。素晴らしい立地です。晴れていれば、さぞ素晴らしい光景を目に出来ることでしょう。晴れていれば。
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ゆったりと今日一日の汗と汚れを洗い流し、近江長岡駅行きの最終便で撤収します。
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駅のホームから眺めた伊吹山の姿は、やはり朝見た時となんら変わらない姿でありました。「これに懲りずにまた来いよ」と言われているような気がしました。
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東海道線の鈍行列車で名古屋まで移動し、そこから再び新幹線で帰宅の途につきました。
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かくして晴天を求めて敢行した近畿遠征登山は、結局終日ピリッとしない天気のまま終わりを迎えました。勝ち負けで言うならば、間違いなく負け戦でしょう。花の名峰と言われているだけの事あってか、三合目のお花畑に咲く花々は見事なものがあり、それだけが今回の山行き唯一の慰めでもありました。
お花が目当てであるならば、この山のベストシーズンは夏です。暑さと虫の多さには少々閉口させれますが、期待に十分こたえてくれるだけの花々に出会えると思います。
次回があるとすれば、今度は季節を変え雪山シーズンにでも再訪してみようかと思います。

<コースタイム>
伊吹山登山口(10:15)-一合目(10:40)-三合目(11:40~12:00)-五合目(12:20)-伊吹山(13:40~14:05)-五合目(14:50)-伊吹山登山口(16:00)

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

コメント

  1. 通りすがりのファン より:

    だいぶ前の記事ですが、地元伊吹山の事なのでコメントさせて頂きます。
    マスコットイブちゃんは、伊吹山の神様の白イノシシがモデルなんですよ〜

  2. オオツキ より:

    通りすがりのファン様
    コメントを頂きましてありがとうございます。
    なるほどイノシシでしたか。確かによく見ると牙が描かれていますね。情報をありがとうございました。

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