滝子山-大鹿山 急峻な岩尾根を直登する寂しょう尾根ルートを行く

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山梨県大月市にある滝子山(たきごやま)に登りました。
笹子川の直ぐ傍らに立つ急峻な山容の鋭鋒で、大月市が制定した富士展望に優れた山の称号である、秀麗富嶽十二景の一つに選ばれている人気の山です。急峻な南陵を避けるように沢沿いに回り込みながら登るすみ沢ルートが特に人気で多く歩かれていますが、直登ルートもしっかりと存在します。
地元大月市の行政が推奨しないとはっきり明言している、バリエーションルートの寂しょう尾根を登ってきました。

2025年11月16日に旅す。

滝子山は、大菩薩嶺から南に向かって伸びる小金沢蓮嶺と呼ばれる尾根の末端に位置している山です。中央本線の笹子駅や初狩駅から直接登ることのできる駅チカの山として、知る人ぞ知る人気の一座です。
女幕岩から見た滝子山
人気があると言っても、およそ全国区の知名度があるとは言い難いですが、遠目からでもかなり目を引く存在ではあります。晴れて空気の澄んだ日であれば、東京都内の高層ビルからでも見えることもあります。

滝子山の登山コースの中でも特に人気が高いのが、沢沿いを登るすみ沢コースです。道中には複数の滝が存在し、特に岩の表面をつたうようにして流れるナメ滝の存在が印象的です。
すみ沢コースのナメ滝
この人気のすみ沢コースとは別に、笹子川に面した急峻な南鐐を直登するバリエーションルートも存在します。それが今回の舞台である寂しょう尾根(じゃくしょうおね)です。

大月市の役所と警察署に「急登、灼熱、展望無し」で良いことがないからやめておきなさいと言い放たれてしまっている、いわくつきのルートなんですけれどね。
寂しょう尾根の注意喚起
しかしそんなことを言われてしまうと、かえって興味をそそられてしまうのが物好きと言うものです。

かくして訪れた寂しょう尾根ルート。秀麗富嶽十二景のルート上に現れる「危険」と書かれたの案内は、本当に結構危険であることが多いのですが、果たしてこのルートの危険度はどの程度のものなのか。実施に歩いて検証してみましょう。
滝子山 寂しょう尾根の岩場

コース
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笹子駅からスタートして、桜森林公園から寂しょう尾根に取りつきます。滝子山に登頂後は、せっかくの機会なので未踏の大鹿山を経由して甲斐大和駅に下るルートとを歩きます。

自身にとって未踏破のルートを組み合わせたことにより、だいぶ変則的な行程となっています。

1.滝子山登山 アプローチ編 寂しょう尾根ルート入口の桜森林公園へ

6時13分 JR高尾駅
滝子山は駅から直接登れる駅チカ物件の山ではありますが、本日の行程はそこそこの長丁場なる予定であるため、始発電車で始動します。
早朝のJR高駅駅ホーム

7時9分 笹子駅に到着しました。この駅は滝子山の他に本社ヶ丸や笹子雁ヶ腹摺山などの最寄となる駅ですが、駅に降り立ったのは私を含めて2人だけでした。秀麗富嶽はあまり人気がないんでしょうかね…
笹子駅のホーム

11月の中旬にもなると、紅葉前線はもう山の麓近くにまで降りてきています。この様子だと、中腹よりも上の方はもう既に落葉してしまっていそうです。
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駅前の木も毒々しいまでに真っ赤に紅葉しています。今日歩こうとしている寂しょう尾根は急峻な岩尾根であることで知られている訳なのですが、この様子だと枯葉に埋もれてしまっているのではないかという一抹の不安がよぎります。
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7時15分 トイレと身支度を済ませて、本日の行動を開始します。もと来た初狩方面に向かって、甲州街道を道なりに進みます。
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駅チカ物件とは言っても、改札の目の前に登山口があるわけではなく少々歩きます。全然歩ける距離ではありますけれどね。
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吉久保入口というバス停が現れたら、左折して脇道へ入ります。一応は笹子駅からここまでバスに乗ってくることも出来るのですが、大した距離ではないので、わざわざバスを待つ意味は無いかと思います。
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左折してすぐに中央本線のガードをくぐります。笹子は古くから甲斐と武蔵を結ぶ交通の要衝であり、現代でもこうして笹子川の谷沿いに道路や鉄道が所狭しとひしめいています。
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続いて神社の手前にY字路が現れますが、ここは左です。分岐には必ず標識の案内が出ているので、それに従えば問題ありません。大月市はまことに親切です。
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滝子山の本体が姿を見せました。晴れてはいますが稜線上に雲がかかっており、いいとも悪いとも言えない微妙な空模様です。この様子だと、山頂からの秀麗な富嶽にはあまり期待は出来なさそうかな。
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今ちょうど正面に見えている滝子山の南側斜面は、稜線直下がほぼ絶壁状態であることが見てとれます。寂しょう尾根はこの南陵を登るわけですから、急勾配になるのも当然のことと言えそうです

今度は跨道橋で中央自動車道の上を渡ります。正面の右上のほうに小さく送電鉄塔が見えていますが、地図を見ると登山道はあの鉄塔の下を通るはずです。本当に真っすぐ一直線に登っていく感じです。
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寂しょう尾根ルートの存在自体は以前より認識はしていたのですが、正直あまり興味がわかず、これまでずっと訪問はしていませんでした。と言うのも、滝子山のメジャールートであるすみ沢コースの雰囲気が本当に素晴らしいのですよ。

そんな良いルートが他にあるのに、わざわざ危なっかしい岩尾根の急登を好き好んで登るべき理由などないのではなかろうかと、そう考えていました。

7時45分 桜森林公園まで歩いて来ました。ゲートの前に駐車スペースがありますが、すでに満車状態です。駅チカであることが売りの一つである山なのに、車で登りに来る人の方が多数派なようで。
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2.紅葉が見頃を迎えた寂しょう尾根の前半戦

動物除けのゲートを開けて道なりに進みます。すみ沢ルートの登山口である道証地蔵に向かう時と、途中までは同じ道程です。
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寂しょう尾根への分岐が道の右側にあることは分かっているのですが、5万分の1スケールの山と高原地図を見ただけでは、正確な位置まではよくわかりません。
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わかりやすい分岐があるのか。はたまたガードレ-ルに切れ目があるだけのわかりにくい分岐だったりするのか。ともかく道の右側に注視しながら進んでいきます。

ほどなく見落としようもないわかりやすい分岐が現れました。寂しょう尾根は山と高原地図上では破線で描かれている、いわゆるバリエーションルートではありますが、歩く人はそれなりに多く道筋も至って明瞭です。
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大月警察署と大月市の連名が掲げられた、注意喚起の案内が立っていました。書かれている内容を見るに、本音ではあまりこの寂しょう尾根を歩いて欲しくなさそうな口ぶりに見えます。
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ご忠告は確かに拝聴いたしました。という事で十分に注意していってみましょう。
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再び注意喚起が掲げられていました。言わんとしていることを要約すると「寂しょう尾根なんて良いことないよ。すみ沢コースの方がおすすめだよ」でしょうか。
寂しょう尾根の注意喚起
私自身が内心で薄々思っていたことそのものが書かれていたものですから、思わず笑ってしまいました。そうなんですよね。滝子山に登るのなら、どう考えたってすみ沢コースを登る方がいいに決まってはいるんです。

それならば一体何のために、良いことがないらしい寂しょう尾根をわざわざ登るのでしょうか。その答えはきっと、山頂にたどり着くまでには明らかになることでしょう。

踏み跡はありますが、枯葉に埋もれていて少々わかりづらい状態です。明らかに人の手が加わっていることを感じさせる地形ですが、枯れ木が散乱していて若干荒れ気味です。
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登山道の脇に1軒の小屋が建っていました。林業関係の作業小屋か何かでしょうか。
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正面に回り込んでみると、寂悄苑と書かれた表札が掲げられていました。読み方は「じゃくしょうえん」なのかな。山小屋作ろう会1982と書かれた表札もあります。
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気になって軽く調べてみたのですが、この小屋が一般客向も受け入れている宿泊施設だったのか、はたまた山小屋作ろう会の関係者のみが利用可能な私的な別荘だったのかは一切不明です。

どちらにしろ、現在は既に使用されていなさそうな雰囲気が漂っています。

登山道と言うよりは、作業道であるような印象を受ける光景がしばしの間続きます。相変わらず踏み跡は薄く、あまり歩かれてはいない感が漂っています。
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下からも見えていた送電鉄塔が目の前に現れました。鉄塔の下を通ってその真っまっすぐに進みます。
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何故か東京の電力を強く感じる、プラスチック製の階段が埋め込まれています。何となくそんな気がしていましたが、やはりこの道は登山道ではなく送電鉄塔の巡視路であったようです。
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この辺りの標高帯は今まさに紅葉の最盛期を迎えており、木漏れ日に照らされてステンドグラスのように輝いていました。寂しょう尾根訪問のベストシーズンはいつ頃なのかは正直よくわかりませんが、紅葉が悪く無いことは確かです。
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プラスチック階段の急登を登って行くと、やがて林道にぶつかりました。続きの登山道は、この林道を右方向へ少し歩いた所にあります。
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法面の脇に取って付けたかのような目立たない取り付きですが、一応は目印のピンクテープと手製の標識が置かれています。
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バリエーションルートだとは言っても、そこは天下の山と高原地図にもしっかりと記載のある有名どころですからね。有名どころなバリルートと言うのも、何やら奇妙な日本語ではありますが。

手も使わないとよじ登れないような急登です。寂しょう尾根の特徴の一つとされている急登が早くも始まったのかと身構えましたが、これは一時的なものでした。寂しょう尾根の本番と言えるのは、後半の山頂直下に差し掛かってからです。
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恩と書かれた識別表が立っています。これは滝子山の森林が恩賜林であることを示しています。
恩賜林標識
山梨県の山林について語るうえでこの恩賜林の存在は避けては通れない重要事項なのですが、でもよくよく考えてみると山梨県の山林について語ることは登山ブログの主題からは大きく外れてしまうし、なによりも私自身の浅学がバレるのでウンチク語りは割愛します。

興味がある方はご自分で調べてみてください。

急登を登りきると、比較的平坦な広尾根の上に出ました。周囲にはクヌギやナラなどが主体の広葉樹林が広がっています。
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ここでも良い感じに紅葉が色づいています。楓のような鮮やかさはありませんが、この黄色やオレンジ柔らかい色合いの紅葉が個人的にはとても好きです。
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寂しょう尾根を特徴付けている岩場が、尾根上にポツポツと目につくようになってきました。
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平坦な尾根歩きが結構長々と続きます。これは来る嵐の前の静けさのようなものです。今のうちに呼吸を整えておきましょう。
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この鳥獣保護区の看板が現れた辺りから、尾根の様相が一変します。ここからが寂しょう尾根の本番です。気を引き締めて行きましょう。
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3.急登、灼熱、展望無しの寂しょう尾根後半戦

平坦で歩きやすかった尾根から一転して、ここから先は手も使って岩場をよじ登ってゆく状態になります。トレッキングポールを使用している人は、この先は邪魔になるので今のうちに収容しておきましょう。
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一応はペンキのマーカーが書かれていますが、正解と言えるような道筋はあってないようなものです。登りやすそうなところを適当に見繕って登って行きます。
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確かに急登ではありますが、今のところ特に危険は感じられません。実は大したことは無いのかと言う楽観論が頭をもたげますが、この先にちゃんと危ない場所はあるので、どうぞご安心(?)ください。

岩尾根が途切れて、肩のような平坦地が現れました。なんだ、もう終わりなのか?
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などと思った矢先に、すぐに急登が再開しました。再開と言うよりは、さらに加速したというべきか。思っていた以上には、しっかりと岩場です。
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遂にはどう登ってよいのかよくわからない状態になりました。写真だとわかり難いですが、どう見ても徒手空拳でよじ登れるような勾配ではありません。はて、どこかで分岐を見逃しでもしたのか。
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正解のルートは、右側の崖際にありました。少々動揺していて足元の写真を撮り忘れてしまいましたが、右脇は落ちたら普通に死ぬ高さの断崖絶壁になっています。
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普通に死ぬというのもまた妙な日本語ですが、ここで私が言わんとしていることは、「打ち所が悪かったら」などの付帯事項はなしで落ちたらほぼ確実に死ぬよと言う意味です。

実際、寂しょう尾根では過去に複数回の滑落死亡事故が発生しています。

この滑落多発と書かれた標識が現れたら、ひとまず核心部は終了です。思っていた以上には緊張を強いられました。とりあえず、このルートを下山に使うことは避けた方がよさそうです。
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下を見下ろそうとしても、足元の先が見えないくらいには絶壁です。なるほどこれは確かに、「なにも良いことなんてないからやめておきな」と言いたくなる気落ちが良く理解出来ました。
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先へ進みましょう。足元にイワカガミらしき葉がたくさん茂っていますが、花の季節はもうとっくに終わっているため、当然1輪も咲いてはいません。
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先ほども少し触れた、寂しょう尾根訪問のベストシーズンはいつ頃であるかと言う命題についてですが、イワカガミが咲く5月上旬頃と言うのが一つの回答になるかと思います。

紅葉シーズンは次点と言ったところでしょうか。

核心部は過ぎたと言っても、油断のならない道はまだしばらく続きます。最後まで気を抜かずに登りましょう。家に帰るまでが寂しょう尾根です。
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ようやく山頂らしき場所を視界に捉えました。岩場の急峻もさることながら、体力度的に見ても意外としんどい登りでした。
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あまり滝子山にキツイ山だという印象は無かったのですが、それは単にすみ沢コースが歩きやすかったからだということが、大変よく理解できました。

稜線直下の登りは、足元が崩れかけていました。岩場以外の部分でも、最後まで油断ならない寂しょう尾根でした。
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稜線の上に出ると、トラロープで道が塞がれていました。はて、寂しょう尾根は特に通行止めの扱いでは無かったはずですが。
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反対側に回り込むと、通行止めの案内ではなく単なる注意喚起でした。繰り返しになりますが、このルートを下山に使うのは本当にやめておいた方がいいと思います。
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4.山頂からの秀麗な富嶽は空振り

前方に山頂らしき場所が見えていますが、その前に一度小さな鞍部を挟みます。
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この鞍部からの登り返しも、岩が露出していてなかなかの急勾配です。ここにはロープやクサリなどの補助は無いので、木の根などに掴まりながらよじ登ります。
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山頂だと思っていた場所にたどり着きましたが、なにもありません。ここはまだ稜線上の小さなコブの一つであったようです。山と高原地図を見ると、滝子山には東西二つの山頂があるのが描かれているので、ここがその片割れの方なのかな。
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この認識は勘違いであったのですが、それが判明するのはまだ先のことです。とにかく、この時点で私はそのように認識していました。

という事で、今度こそ本当の山頂らしき場所が正面に見えました。
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またもう一回鞍部を挟みます。なかなかアップダウンの多い稜線です。
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山頂直下最後の登りです。すみ沢コースから登ってくるとなかなか気が付きにくいかもしれませんが、滝子山はもともとかなり急峻な岩峰です。
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ここにも寂しょう尾根が危険である旨の案内板が立っていました、この念の入れようからしても、大月市はよほどこのルートを歩いてほしくないのだと見えます。
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この場所に寂しょう尾根への注意喚起が立っていることが、私の勘違いを正す一つの重要なヒントになっていたのですが、この時はまだ全く気にもかけていませんでした。

今度はしっかりと、見覚えのある山頂にたどり着きました。
滝子山の山頂

10時10分 滝子山に登頂しました。予想の通り雲が多くて秀麗な富嶽の姿は全く見えませんが、過去に何度も見たことはあるので特に落胆はありません。今日の主題は、あくまでも寂しょう尾根の踏破ですから。
滝子山の山頂標識

とは言ってもこれではあんまりなので、晴れている時の参考画像を貼っておきます。こんな風に正面にドーンと富士山が見えます。
滝子山山頂から見た富士山

滝子山は秀麗富岳十二景であると同時に、山梨百名山でもあります。こちらは毎度お馴染みの、山梨百名山の標柱です。
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富士山以外にも付近の山並みを一望できる好展望地なのですが、どちらの方向にも雲が沸いていて眺めはイマイチです。まあこればかりはしょうがありません。そういう日もあります。
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足元にここまで登って来た寂しょう尾根が見えています。途中までは比較的フラットで、最後に一気に標高を上げている様子が良くわかります。
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4.そして道を間違える。登山地図上の紛らわしき滝子山山頂の表記

さて、下山はすみ沢コース方面に下りつもりでいるのですが、山と高原地図を見ると分岐は滝子山の2つあるピークの間にあるように描かれています。
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つまりはもと来た道を少し戻ればよいのだなと、そのように私は理解しました。

分岐があるはずの暗部まで下ってきましたが、それらしき道は全く見当たりません。はて?これは面妖な。まがりなりにもメジャールートであるすみ沢コースへの分岐への道標が無いなんてことが、あり得るのでしょうか。
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矯めつ眇めつ地図に見入ること数分、ようやくにして私はひらめくものがあり、山頂に引き返します。

山頂は素通りして、そのまま登って来たのとは反対側の初狩駅方面へ下って行きます。
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思った通り、すぐにすみ沢コースへの分岐が現れました。過去に何度もここから登って来たことがあると言うのに、私は今更一体何を勘違いしたのか。
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そもそもの勘違いの正体を確認しておくべく、一旦分岐を素通りしてこのまま直進します。
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すぐに三角点の置かれた小さなピークが現れました。はい、この場所こそが私が勘違いをした元凶です。登山地図上に山頂として描かれている場所は、じつはここなんです。
滝子山の三角点

具体的に位置関係を地図上で示すとこのようになります。私は先ほどの山頂標識が立っていた場所が、地図上に三角形が描かれている地点だろうと勘違いをしていた訳です。
滝子山山頂の詳細図
国土地理院の地図が三角点のある地点を山頂として表記するのは、ルールに従っているだけなので当然と言えば当然のことなのですが、登山者向けの地図である山と高原地図は、いいかげんこの表記は紛らわしいから改めるべきだと個人的には思います。

登山者は基本的に山頂を目指して登る訳であって、三角点がどにあるかなんてことは重要な情報ではないと思うのです。

勘違いで無駄な行ったり来たりをしましたが、気を取り直してすみ沢コース方面へ下山を開始します。
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5.静かなる曲沢峠とオッ立

分岐から下って行くと、すぐに鎮西ヶ池と言う小さな池があります。源為朝が隠れ住んでいたという落人伝説がありますが、信憑性はかなり低いと思われる伝承です。
鎮西ヶ池

防火帯に沿って緩やかに下って行きます。枯葉をザクザクと踏み鳴らす音が心地よい。往路の寂しょう尾根と比べると、同じ山だとは思えないような平和さです。
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山梨県内の山を歩いているとたまに目にする謎多き標識、やまなしの森林100選がありました。これ、誰が何の目的で設置したものなんですかね。本当に謎です。
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途中で防火帯からは外れて、谷底に向かって緩やかに下って行きます。
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谷底まで下ってきました。登山道の直ぐ脇を流れているのが、ルート名の由来にもなっているすみ沢です。
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名前の通りの澄んだ清流です。周囲に響き渡るせせらぎの音が心地よい癒しの空間です。
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繰り返しになりますが、このすみ沢ルートの雰囲気の良さは本当に素晴らしいです。大月市が全力を上げてこちらのルートを推奨したくなる理由はよく理解できます。
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でも本当の理由は、すみ沢ルートが良いからと言うよりは、寂しょう尾根で発生する遭難事故があまりにも多いからなのでしょう。

何かあれば救助活動に駆り出されることになる地元の警察からすれば、より安全なルートがあるのだからそっちを歩いてくれと言いたくもなることでしょう。

難ルートと迂回路の分岐まで下ってきました。難ルート側に進むと、すみ沢コースを象徴する存在であるところのナメ滝を近くから見ることができます。
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今回私は道証地蔵には下らずに大鹿山方面へ抜けるつもりであるため、迂回路の方に進みます。

迂回路と言いつつも、崩落しかけている砂地の斜面を横断する箇所があります。滑り落ちたところで滑落死するような険しさではありませんが、ここは一歩一歩足元の感触を確かめながら慎重に横断しましょう。
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標高が下がったことにより、周囲にまた紅葉が戻って来ました。
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再び分岐です。ここを直進して曲沢峠方面へと進みます。ここから先は、自身にとって初めて足を踏み入れる領域となります。
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明るいカラマツ林の中に、ほぼ水平移動のトラバースの道が続いています。この辺りはそれこそ鼻歌交じりに歩けそうな道です。
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快調に飛ばしてゆくと、トラバースが終わり峠らしき場所が現れました。
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13時35分 曲沢峠まで歩いて来ました。この曲沢峠と大鹿峠はかつて、笹子峠の裏街道として機能していましたが、現在ではごく少数の物好きな登山者が通り過ぎるだけの静かな場所です
曲沢峠
この峠の直ぐ傍らにオッ立のと言う不思議な名前のピークがありますが、登山道はオッ立の山頂は通らずに巻いています。

せっかくなので、オッ立のピークも踏んでいきましょう。今立ち寄らなかったら、おそらくこの先も一生登る機会は訪れないでしょうからね。という事で道なき斜面を少々強引によじ登ります。
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山頂には立派な標識がしっかりと立っていました。登山道が存在しない山だと言うのに、これは少々意外でした。それで、いったいナニをオッ立ているんだい?
オッ立の山頂

6.忍者以外には厳しい、枯葉が降り積もった急坂を下る

峠には引き返さずに、このまま道なき尾根を下って行きます。ピンクテープが巻かれているので、本来はこちら側から登って来るのがオッ立のオフィシャル(?)な登頂ルートだったのかもしれません。
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前方に本日登る最後のピークである、大鹿山のシルエットが見えています。ふむ、この遠目からでもわかる、登ってもなにも良いことが無さそうな圧倒的地味山オーラよ。だがしかしそれが良い。
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鞍部から直接景徳院へ下ることの出来るルートもあるようですが、当初計画の通りに大鹿山を越えていきます。何故ならば、そこにピークがあるからです。
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日当たりに問題なのか理由は良くわかりませんが、大鹿山の周辺は完全に落葉しており、すでに冬の光景に変わりつつありました。登山道上に落ち葉が深く降り積もっているため、地面の凹凸がまったく見ず地味に歩きづらいです。
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最高地点らしき場所まで登ってきましたが、山頂標識が見当たりません。登山道が存在しないオッ立にすらあれだけ立派な標識が立っていたというのに、手作りの標識一つすら無いなんてことが、ありえるのでしょうか。
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そんな疑問を抱きつつも先に進んでいくと、しっかりと標識が立っていました。
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14時10分 大鹿山に登頂しました。どう見ても最高地点はここではないように見えるのでうが、まあ細かいことはどうでも良いか。
大鹿山
事前の予想通り、登っても特に良いことは何もない地味な山頂です、だがそれが良い。

ここまでは極めて順調でしたが、寂しょう尾根の岩場に続く本日2度目の核心部は大鹿山からの下りに待ち構えていました。もともとかなりの急勾配な上に、枯葉に埋まってしまっている今の状況は、笑ってしまうくらいに良く滑ります。
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ここにきて大幅なぺースダウンとなりました。写真ではわかりにくいかもしれませんが、トレッキングポールを突き立てて4足歩行状態になっていないと、まともに立っていることもままならないような傾斜度です。

笹子嶺の周辺にある山は、基本的にどこも急峻でアップダウンが激しいのが特徴ですが、大鹿山もまたその例に漏れない山でした。

このままノンストップで大鹿峠まで下って行くのかと思いまいたが、途中で一回登り返しを挟みます。
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登り返した名もなきピークには、送電鉄塔が立っていました。都市圏の境界に位置している山域だけに、笹子嶺一帯の山はどこもかしこもこうした鉄塔だらけです。
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今度こそ大鹿峠に向かって下って行くのですが、ここにも東京の電力を強く感じるプラスチック製の階段がありました。先ほどの鉄塔の巡視路を兼ねた道であるようです。
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階段があるのだから歩きやすいかと言うとそんなことは無く、枯葉と崩れかけた砂地の地面と言う組み合わせにより、依然として油断したら即滑落しかねない状態が続いています。
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四苦八苦しつつも、ようやく何とか峠が見える場所まで下ってきました。
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14時50分 大鹿峠まで下ってきました。大鹿山から大鹿峠までの区間では、山と高原地図の標準コースタイムを大幅に超過する時間を要しました。
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あのコースタイムを計測した人は、登山道上に枯葉が一切存在しない季節に歩いたのか、あるいは砂地の急斜面上でも絶対に滑らない忍術の使い手か何かだったのでしょう。

忍術が使えない普通の登山者は、標準コースタイムの1.5掛けくらいを見込んでおいた方が無難であると思います。

7.日没時刻が迫る中を足早に下山する

この大鹿峠には、過去に笹子雁ヶ腹摺山から下山した際にも1度通ったことがあります。漠然と峠の直ぐ脇に景徳院方面への下山路があったと記憶していたのですが、それらしき道が見当たりません。はて?
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どうやら下山路は、峠から少し登り返した地点にあるようです。であるのなら、いったい何のためにわざわざ峠まで下って来たのやらでです。
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何のことは無い、下山路への分岐は例の電力を感じるプラスチック階段の途中にありました。まったく先ほどから同じ場所を登ったり下りたりと、我ながら何をやっているのやらです。
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この大鹿峠から景徳院に至る道は、かつての甲州街道の裏街道のルートを概ね踏襲しています。古道由来の道だけに、全般的に傾斜は緩めで歩きやすい道です。
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歩きやすいとは言っても、枯葉が堆積していて滑りやすい状況であることに変わりはありません。引き続き慎重な足運びが求められます。忍術ポイントが足りないッ!
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ここでも送電鉄塔と共に歩む道です。笹子嶺付近の山を歩いていると、必然的にそうなります。
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そろそろヘッドライトを出さないとだめそうかなと思うくらいの薄暗さになってきたところで、何とか氷川神社まで下ってきました。
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ギリギリライトは出さずに、景徳院の裏手にある登山口まで下ってこれました。山頂で思いっきり勘違いをして右往左往したことを差し引いてもなお、思いのほか時間を要しました。
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最後に個人のお宅の庭先を横断します。不法侵入しているわけではなくこれが、正規の登山ルートです。
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そしてここからがまだ長い。もう既にバスは走っていない時間帯であるため、甲斐大和駅まで直接歩いて行きます。
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防災無線のチャイムから、遠き山に陽が落ちてが流れ始めました。こんな遅い時間まで歩き続けるつもりなんて、まったくなかったのだけれどな。
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17時10分 甲斐大和駅に到着しました。途中からは寂しょう尾根とは全く無関係の完全なる蛇足だったような気がしなくもありませんが、今日もたくさん歩いて大満足です。
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往路と同様に中央本線の鈍行列車に揺られて、帰宅の途につきました。
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難路として名高い寂しょう尾根を実際に歩いてみた感想ですが、歩く前から思っていた考えがより補強されたというのが率直なところです。滝子山に登るのであればすみ沢コースを歩くべきで、急登、灼熱、展望無しの寂しょう尾根をわざわざ好き好んで登るべき合理性は認められません。
このルートをお勧めできるのは、岩場歩きが好きな人か、あるいは登山に対して何よりもまずスリルを求めるアドレナリン中毒の気がある人でしょうか。いずれにせよ歩くのであれば登りに使用すべきで、下山に使うことは推奨しません。
甲斐大和駅に抜けたのは完全なる蛇足であり、コースモデルとして想定するのであれば、下山は普通に道証地蔵かあるいは初狩駅方面へ下るのが無難であろうかと思います。

<コースタイム>
笹子駅(7:15)-桜森林公園(7:45)-滝子山(11:10~11:45)~道迷い~滝子山(12:15)-曲沢峠(13:35)-オッ立(13:50)-大鹿山(14:10)-大鹿峠(14:50)-景徳院(16:30)-甲斐大和駅(17:10)

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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